手作りサンドイッチは美味しいですよね。ただデメリットとしては賞味期限が短くて日持ちがしません。
具材や保存方法により少し違ってきますが、賞味期限はかなり短く当日に食べ切るのが理想です。
傷みやすい具材だと冷蔵保存であっても賞味期限は数時間ほどになります。
作り置きしたり、食べきれなかったサンドイッチを翌日にもおいしく食べたいですよね。
手作りサンドイッチの賞味期限は数時間ですが、具材によっては翌日まで日持ちします。
冷凍保存なら賞味期限は1週間になるので、サンドイッチを作り置きしてストックができます。
これなら食べたい数時間前に取り出し自然解凍で手軽に食べられます。お弁当や夜食にも便利ですよね。
注意点としては適切な保存をしないと味が落ちておいしくなくなります。
この記事では手作りサンドイッチの具材ごとの賞味期限や、おいしく安全に食べるための適切な保存方法についてまとめています。
正しい保存方法と作り方のポイントを押さえて、おいしくて安全なサンドイッチライフを楽しみましょう。
Contents
手作りサンドイッチの日持ち!!常温か冷蔵庫、具材によっても賞味期限は違う
手作りサンドイッチの日持ちは常温か冷蔵庫かによっても変わります。
コンビニやパン屋さんでもサンドイッチは冷蔵ケースに入っていますよね。
傷みやすいためサンドイッチの常温保存はオススメできません。
特に夏場や高温多湿な場所での常温保存は菌が繁殖しやすく、食中毒の危険が高まります。
そのため作ったらすぐに食べるのがベストで、保存をするなら常温ではなく冷蔵が基本です。
手作りサンドイッチはおいしく、手軽に食べられ見栄えも良いのでお弁当に来客にと作る機会も多い一品です。
私も子どもの頃に母親がサンドイッチを作ってくれると、ランチタイムがとても待ち遠しかった記憶があります。
ところが時々パンが水分でべちゃっとなっている事があり、子供ごころになぜだろうと不思議でした。
生野菜などは水分が多く、浸み出した水分でパンがべちゃっとなり菌が繁殖しやすくなります。
美味しく食べるためにも作ったらなるべく早く食べるのが安全です。
では水分が少ない具材だとどうでしょうか。
手作りサンドイッチで日持ちしやすい具材、日持ちしにくい具材
手作りサンドイッチは具材によって賞味期限が違います。
冷蔵した場合の具材ごとの賞味期限をまとめました。
日持ちしやすい具材
- とんかつ
- チキンカツ
- ハンバーグ
- 魚のフライなどお肉やフライ系の具材や玉ねぎ、ほうれん草やにんじんなど野菜を炒めたもの
- ハム、焼き卵、ベーコンやウィンナー、ツナ、市販のジャム
上記のように水分が少なくて加熱した具材は大体1日〜1日半持ちます。
市販のジャムは糖度が高く賞味期限も長めですので2,3日は大丈夫です。
日持ちしにくい具材
- レタス
- きゅうり
- トマト
- フルーツ
- 生クリーム
- 生ハム
- 半熟卵
- 手作りのジャム
上記具材は2時間〜半日程度が賞味期限です。
それぞれ単品で挟んだ場合の賞味期限となります。
日持ちする食材でも、日持ちしない食材と組み合わせると賞味期限は短くなります。
水分が出やすい生野菜や生ものは傷みやすいので日持ちしにくいですね。
水分が多いと菌が繁殖しやすいので、野菜はしっかりと水切りをしてからはさみます。
またハムの賞味期限は半日といわれていますが、加熱することで1日まで期限が延びます。
卵やハムなど傷みやすそうと思われる食材をはさむ際には半熟ではなく、しっかりと火を通すことで日持ちしやすくなります。
手作りのジャムは市販品だと日持ちしますが、同じジャムでも手作りだと糖度が違うため日持ちしません。
私は鮭フライと炒めた玉ねぎをサンドしてタルタルソースを塗って食べるのに一時期はまっていました。
しっかりと加熱している具材なので翌日でも大丈夫でしたが、生野菜と組み合わせる場合は賞味期限が短くなります。
手作りサンドイッチを次の日の昼に食べても大丈夫?お弁当や保存の注意点
手作りサンドイッチを保存して次の日の昼に食べたりお弁当に持つ際には幾つか注意点があります。
保存と作り方のポイントを押さえて次の日のお昼もおいしいサンドイッチをいただきましょう。
作る前の準備
- 菌の繁殖を防ぐため、しっかりと乾かしてある清潔な容器を使いましょう。
- アルコールやお酢をケースに吹き付けて消毒をしましょう。
- 作る前に石鹸で手を洗うのはもちろんですが、使い捨ての透明手袋を使用して作ると安心です。
- まな板や包丁など調理器具もしっかりとキレイにしておきましょう。
上記のポイントを押さえてサンドイッチを作ったら以下の方法で保存をします。
保存方法
- 出来上がったサンドイッチは軽く濡らしたキッチンペーパーで1枚ずつ包みます。(キッチンペーパーを切らしている時は省略可能)
- キッチンペーパーで包んだ上からサランラップで1枚ずつラップとパンに隙間ができないようにしっかりと密着させて包みます。
- ジップロックなどのジッパー付きの袋に入れて空気をできるだけ抜いてからジッパーをして冷蔵庫(冷凍庫)に保存します。
上記手順を踏むことで、パンがカサカサに乾燥するのを防げて翌日もおいしいサンドイッチが食べられます。
ラップが緩いとそこから空気が入り乾燥するので、隙間を作らないよう具材が動く余地がないくらいに1枚1枚しっかりと包み、具材が潰れないくらいの加減で包みましょう。
手作りサンドイッチを保存するにははさむ具材を工夫しましょう。
- 水分が出にくくしっかりと火を通した具材が向いています。
- 熱い具材はしっかりと冷まし、粗熱がとれてからはさみましょう。
- 冷蔵庫から出したら保冷バッグや保冷剤を活用し、日陰の涼しい場所で保存しましょう。
- 保冷剤はランチボックスの上、または上と下の両方に置くのが◎です。
これで次の日のお昼やお弁当にもおいしいサンドイッチが楽しめますね。
手作りサンドイッチを日持ちさせるポイント!!冷凍できる?
ここまで手作りサンドイッチについて具材や保存方法について解説してきました。
冷蔵保存でも翌日までしか持たないのでガッカリしている人もいると思います。
実はサンドイッチは冷凍保存をすると賞味期限が1週間になります。
作ったらすぐに冷凍庫に入れ、ランチに食べるなら朝に取り出して自然解凍し、お昼には美味しいサンドイッチを食べられます。
冷凍保存にも美味しく食べるための冷凍方法や適した具材があるので解説していきますね。
冷蔵保存も冷凍保存も押さえるポイントは同じです。
作る前の準備をしっかりしてからサンドイッチ作りに取りかかりましょう。
具材
雑菌が繁殖しにくい水分が多いフルーツや生野菜などの具材は避けます。
パン
パンはしっとりしたタイプではなく、水分が少なめの少しパサついているものを使うと、解凍の際に水分が出てパンがべちゃっとなるのを防げます。
冷凍サンドイッチに適した具材
- ハムやチーズ
- カツ
- ベーコン
- 唐揚げやハンバーグ
- ジャム
- ツナ
- 焼き卵
水分が少ない加熱したものが冷凍サンドイッチに適しています。
生のフルーツは向きませんが、スーパーで売っている冷凍フルーツを使うのはOKです。
ツナはしっかりと水気を切ってからツナマヨにしてサンドするのがオススメです。
冷凍サンドイッチに向かない食材
- レタス トマト 茹で卵 加熱していないハム
など水分が多く、加熱してないもの
水分がパンに浸み出すのを防ぐ
具材の水分がパンに浸み出すと、味や食感が落ちます。
パンにバターやマヨネーズ、オリーブ油などを塗って油分でコーティングして水分の浸透を防ぐこともポイントです。
バターやオリーブ油は水分を防ぐコーティングのつもりでパンの端っこまでしっかりと覆うように塗りましょう。
抗菌作用のあるからしも苦手でなければからしマヨネーズにして積極的に使いましょう。
冷凍保存のコツ
冷凍保存のコツは冷蔵保存と同じです。
冷凍したらどれくらい持つのか
美味しく食べられる保存期間は1週間です。
実際はもう少し持つようですが、日にちの経過とともに味が落ちるので冷凍保存の期間は1週間が適当です。
解凍方法
常温や冷蔵庫での自然解凍や電子レンジの解凍機能を使って解凍できます。
常温での自然解凍なら4~5時間ほどで自然解凍できます。
夏場で高温になると冷蔵庫での解凍が安心ですね。
サンドイッチは賞味期限切れでも食べられる?腐るとどうなる?
賞味期限が切れたサンドイッチは食感や味が落ちてしまいます。
パンがぱさついたり、揚げたカツの端っこが黒っぽく固くなってしまったり。
野菜なんかは萎びたり、色が変わったりすることもあります。
消費期限と違い賞味期限は1日くらい過ぎても問題がない、という意見もありますが絶対に安全かといわれるとわからないですよね。
- 賞味期限 おいしさなどの品質が保たれる期限
- 消費期限 安全に食べられる期限
サンドイッチが腐ると
- 見た目が変わる パンや具材にカビが生えたり、食べても大丈夫かしら?と思ってしまうような見た目になります。
- 味が変わる 酸っぱいような、おかしいと感じる味になります。
- においが変わる おかしなにおい、異臭がします。
何かおかしいと感じたら腐っている場合が多いので速やかに廃棄しましょう。
実際に腐ったサンドイッチを食べてしまったら、お腹が痛くなる場合が多いみたいですね。
私の友人もうっかり食べてしまって、お腹が痛くなりギュルギュルと大きな音で鳴り出したそうです。
トイレに駆け込みスッキリすると痛みもなくなったそうですが、酷い場合は食中毒です。
サンドイッチは痛みやすいので、賞味期限内に食べきるのが安心です。
まとめ
- 手作りサンドイッチの賞味期限は数時間~1日ほど。
- 基本は冷蔵保存で、具材によって賞味期限は変わる
- 具材と保存のポイントを抑えれば翌日もおいしく食べられる。
- 手作りサンドイッチは冷凍保存をすれば賞味期限が1週間になる。
- 賞味期限切れのサンドイッチを食べるとお腹を壊す危険性がある。
- サンドイッチが腐ると見た目だけでなく味や臭いにも変化がある。
傷みやすい手作りサンドイッチですが、具材や保存方法を工夫したり冷凍保存を活用して、おいしく手軽なランチや朝食を楽しみましょう。