「作文」が苦手な高校生必見!!
高校生の悩みの1つとして「作文」が上がる人も多いのではないでしょうか。
私も高校で「野球部」に所属していて、練習で疲れてる中で頭を使う「作文」の宿題は
「嫌な宿題ベスト3」に入るほど、「めんどくさい」「やりたくない」気持ちでいっぱいでした。
作文を成功させるためのポイントは「いきなり本文を書かずに事前準備をすること」に大きな要因がありました。
この記事では作文が苦手な方でも、ポイントを掴んで作成まで出来るように例文つきで解説していきます。
将来の夢の作文の書き方を高校生向けに解説
まずは本文に取り掛かる前に「事前準備」を行いましょう。
ポイント3つまとめてますので1つずつ実行してみてください。
ポイント
①「将来の夢」「理由」「きっかけ」「具体的に実現したいこと」を書き出す
まずは上記4点について書き出してみましょう。
書くだけで、それがそのまま作文の「骨子」になります。
例)
「将来の夢」…会社員
「理由」…父親が働いている姿がかっこいいから
「きっかけ」…父親が在宅勤務をするようになり、初めて働いている姿を見た。その姿がかっこよかったから。
「具体的に実現したいこと」…父親みたいに一生懸命で、社会に貢献できるような人材になりたい。
ポイント①の段階では浅い文章でも問題ないです。まずはこのストーリー通りに書き出してみましょう。
書けたら次に「きっかけ」と「具体的に実現したいこと」をそれぞれブラッシュアップしましょう。
ポイント
②「きっかけ」を「なぜ」で深堀りしよう
将来の夢を抱いた「きっかけ」を「なぜ」で深掘ってみましょう。
なぜなら「きっかけ」を深堀りすることで自分が大切にしている価値観や想いに気づきやすくなるからです。
例)
「なぜ」父親が働いている姿を見て、かっこいいと思ったか
-普段父親とは喧嘩ばかりでムカついていたが、お取引先との打ち合わせでとても真摯に向き合ってる姿を見たから
「なぜ」真摯に向き合ってる姿がかっこいいと思ったか
-僕と喧嘩してお互い嫌な感情を抱いているにも関わらず、仕事では一切見せずに笑顔で話している父がいたから
「なぜ」で深掘りしたら、「要約」してみましょう。
そして「他にきっかけとなった出来事はないか」自分自身に問いかけてみましょう。
嫌なことがあっても他人に気を遣わせない「器の大きさ」=「かっこいい」と思い、父のような会社員になりたいと思ったきっかけになった?
そう思うきっかけがほかにある?例えばドラマ?友達?スポーツ選手?父親以外にどんな人がかっこいいと思う?
自分自身に問いかけることで話が膨らみ、本文を書く際のネタになります。
ポイント
③「具体的に実現したいこと」を5W1Hで書いてみよう
実現したいことをよりイメージできるよう、「5W1H」で詳細を書いてみましょう。
※5W1Hとは…When(いつ)What(何を)Where(どこで)Who(誰が)Why(なぜ)How(どうやって)
キレイにまとめようとしなくてOKです。箇条書きでも良いので書き出すことが大切です。
5W1Hが明確になることで夢が具体的になり、イメージしやすくなります。
「父親のようなかっこいい会社員になる」というあなたの将来の夢が相手に伝わるように、詳しく書いていきましょう。後は文字数に沿ってまとめるだけです。
将来の夢に関する作文400文字、800文字、1600文字の具体的な内容と例文
先ほど書き出してみた内容を元に、いよいよ本文に移りましょう。
文字数に応じた「パターン別の書き方」を具体的な内容と例文つきで解説します。
400文字の場合(作文用紙1枚分)※20文字×20行
タイトルと名前を書いたら、先ほど上げた「将来の夢」(20文字×2行)「理由」(20文字×2行)「きっかけ」(20文字×6行)「具体的に実現したいこと」(20文字×6行)で記載してみましょう。
400文字は意外とすぐ埋まってしまうので多少カットしてOKです。最後に「まとめ」(20文字×2行)を書いたら完成です。
例)
私の将来の夢は父親のような、かっこいい会社員になることです。どんなことがあっても嫌な顔をせず、大人になっても真摯で熱量高く仕事しているような、そんな会社員になりたいです。
なぜなら今所属している「野球部」に入っているのも父親の影響で、高校を卒業しても変わらず父の背中を追いかけて、かっこいい大人になりたいからです。
私がそう思う「きっかけ」になったのは、小学校3年生の時です。
(中略)
日本を代表するような企業に入って、父と同じように一生懸命仕事をしてみたいです。
(中略)
改めて父のようなかっこいい会社員になれるよう、今は部活と勉強に集中して成長していきたいです。
800文字の場合(作文用紙2枚分)
400文字のパターンを2倍にして書いてみましょう
(「将来の夢」や「理由」「まとめ」は2×2=4行、「きっかけ」や「具体的に実現したいこと」は6×2=12行を目安に)
「きっかけ」と「具体的に実現したいこと」についてたくさん書けますので、「その時頂いた感情や想い」を追加してみましょう。
私がそう思う「きっかけ」になったのは、小学校3年生の時です。
(中略)
その時、はっと覚めるような感覚になったのを今でも覚えています。そこには私が全く知らない、別人のような父親がいました。
「こんな顔見たことない。裏でこんなに頑張ってたんだ」
少し涙が出そうになるぐらい感極まり、私は何も見てない振りをして2階の自分の部屋に戻りました。
1600文字の場合(作文用紙4枚分)
1600文字はかなりボリュームがあります。「きっかけ」と「具体的に実現したいこと」について、それぞれ「3つ」書き出してください。
もちろん1つずつ、「なぜ」で深掘りして「5W1H」でできる限り詳しく書いていきましょう。
私がそう思う「きっかけ」になった出来事が3つあります。
1つ目は…
2つ目は…
3つ目は…
自分のことを知らない人が初めて読んでもわかるように、具体的にイメージできるように書いていきましょう。
将来の夢がない高校生の作文の書き方
「そもそも将来の夢なんかないよ」という高校生も大丈夫!
将来の夢がない時の対処法を紹介します!
1.自分の好きなことから選ぶ(習い事、趣味、部活など)
習い事や趣味であれば「始めたきっかけ」や「今や始めた当初の目標」があり、先に掲げているストーリーで書きやすいです。
まずはイメージしやすいものから始めてみましょう。
2.自分が書きやすいテーマから選ぶ(選ばれやすい将来の夢、ランキングから選ぶなど)
「好きなことがない」「作文のテーマにできるほどのものはない」という方はランキングから書きやすいものを選んでみましょう。
引用:高校生白書Web版 2021年8月調
ここでひとつ、将来の夢に関する本をご紹介します!!
堀江貴文さんが執筆された本で、中学生高校生でも読みやすく、多様性を含めた学びの在り方やその可能性を示している本です。
周りの常識や将来への不安がある人は、視野を広げるきっかけになりそうですね。
まとめ
将来の夢の作文の書き方について、3つポイントを紹介しました。
①「将来の夢」「理由」「きっかけ」「具体的に実現したいこと」を書き出す
②「きっかけ」を「なぜ」で深堀りしよう
③「具体的に実現したいこと」を5W1Hで書いてみよう
文字数別の書き方についても解説しました。
400文字の場合は「将来の夢」「理由」「きっかけ」「具体的に実現したいこと」「まとめ」を文字数に沿って書く
800文字の場合は「きっかけ」「具体的に実現したいこと」に「その時頂いた感情や想い」を追加して肉付けする
1600文字の場合は「きっかけ」「具体的に実現したいこと」をそれぞれ3つ書く
将来の夢がない場合は下記試してみましょう。
1.自分の好きなことから選ぶ(習い事、趣味、部活など)
2.自分が書きやすいテーマから選ぶ(選ばれやすい将来の夢、ランキングから選ぶなど)
最後までお読みいただき、ありがとうございました。