「食洗機を後付けするには、工事が必要でお金もかかる」と諦めているあなた!
卓上型食洗機なら大がかりな工事不要で設置ができますよ♪
食洗機は電気代がかかるイメージがありますが、実は手洗いより水道代や電気代が抑えられます。
洗う食器の量が多ければ多いほど節約効果もあがるので、人数が多い5人家族などには特におすすめです!
洗い物の手間が省けるうえに光熱費も抑えられ、工事不要で設置ができる食洗機を付けないなんてもったいない!
コンパクトなものが多い卓上型食洗機ですが、パナソニック・シロカ・コンフィーからは、5人分の食器が入る大型サイズも販売されています。
大がかりな工事不要で5人分の食器が洗える卓上型食洗機をメーカー別、機種別に比較もしていくので参考にしてみてください。
Contents
食洗機の工事不要で5人分の食器を洗える卓上型を解説
食洗機には卓上型とビルトイン型の2種類がありますが、食洗機を後付けしたい場合は、大がかりな工事不要で設置ができる卓上型がおすすめです。
卓上型にも5人分の食器が入る大容量サイズの食洗機はあります。
給水方法の違いや設置する場所の注意点など、卓上型食洗機について詳しく解説するので見ていきましょう。
卓上型食洗機の3つの給水方法
卓上型食洗機の給水方法
- 分岐水栓式
- 自動くみ上げ式
- タンク式
分岐水栓式
分岐水栓を水道に取り付け、水道から直接給水する食洗機です。
食洗機を回すたびに手で給水を行うのは手間なので、ボタンひとつで給水できる分岐水栓式は便利で使い勝手がよいですよ♪
ただし、分岐水栓を取り付ける工事が必要で、5,000円~30,000円程度の工事費用がかかります。
簡単な工事なのでDIYが得意な方であれば自分で取り付けもできますが、後々のトラブルが心配な方は業者に依頼しましょう。
食洗機を購入した家電量販店に頼むと、比較的安い値段で取り付けてもらえることが多いです。
分岐水栓の取り外しができない水道の場合、分岐水栓式の食洗機は使用できないので、購入前に必ず確認しましょう。
タンク式
食洗機を回す際に、自分でタンクに水を給水する食洗機です。
分岐水栓を取り付ける必要がないため、買ったその日から工事不要で使用できますよ♪
ただ、水を入れるタンクがついているため食洗機が大きかったり、食器を入れるスペースが狭かったりすることもあります。
狭いスペースに食洗機を設置したい場合や、家族の人数が多い場合はおすすめできません。
また、食洗機を回すたびに給水するのは意外と手間がかかります。
背の低い人や女性の場合、食洗機の上部に付いている給水口から給水するのは大変です。
給水が面倒で食洗機を使わなくなってしまう方もいるので、タンク式を選ぶ際は給水口の位置も確認するようにしましょう。
自動くみ上げ式
バケツに溜めた水をくみ上げて洗浄する食洗機です。
分岐水栓を取り付けなくてよいので工事不要ですぐに使用できます。
また、タンクが不要なので自動くみ上げ式には食器がたくさん入る大容量サイズもありますよ。
バケツの置き場が必要で、バケツに水を給水する手間はかかりますが、分岐水栓を取り付けられない場合などにはおすすめです。
卓上型食洗機の設置場所
5人分の食器が入る卓上型食洗機を設置するには、それなりにスペースが必要です。
設置場所については、作業動線の邪魔にならないか事前にしっかり確認しましょう。
また、食洗機の設置場所で意外と見落としがちなのが、食洗機の前の障害物です。
シンクのそばに食洗機を置いたら、水道の蛇口が邪魔をして食洗機の扉が開かなかった。なんてことも…。
扉1枚の前開きタイプの場合、食洗機の前に扉1枚分のスペースが必要ですが、扉が上下2枚に分かれているタイプなら半分のスペースで済みます。
扉の種類によっても食洗機の前に必要なスペースは変わるので、食洗機を選ぶ際はサイズをよく確認しましょう。
また、キッチンに食洗機を置く場所が無いという方は、次のような方法で置き場所や作業スペースを作ってみてはいかがでしょうか。
引用:Panasonic公式サイト
ステンレスの板を使い、シンクの上に食洗機を設置する方法です。
食洗機は水を給水したり排水したりするので、シンクのそばに設置すると使い勝手がよいですよ。
また、食洗機を設置すればシンクで洗い物をすることも減るので、シンクが多少狭くなってもあまり影響はありません。
引用:Panasonic公式サイト
シンクと調理スペースの前にカウンターが付いていることはよくありますが、食洗機が置けるほどのスペースが無い場合も多いですよね。
そこで図のように高さ調節できる脚のついた台を置き、食洗機がはみ出してしまう部分を補います。
この方法なら、作業スペースが狭くなるのを最小限にとどめられますよ。
せっかく食洗機を設置しても料理がしづらくなってしまっては本末転倒です。
5人分の食器が入る大容量サイズの卓上型食洗機を設置する際は、できる限り作業スペースを確保して快適に家事ができる環境を整えましょう。
食洗機の工事不要なパナソニック・シロカ・コンフィーを比較
工事不要な卓上型で5人分の食器が洗える大容量サイズの食洗機を販売しているメーカーは、パナソニック・シロカ・コンフィーの3つです。
コンパクトなサイズの食洗機はたくさんのメーカーから販売されていますが、5人分の食器が洗えるサイズは選択肢が限られてしまいます。
ここでは、この3つのメーカーの食洗機を比較していくので、食洗機の購入を考えている方は参考にしてみてください。
サイズ・食器の収納容量
メーカー | 本体サイズ(mm) |
---|---|
パナソニック | 幅550×奥行344×高さ598(扉を開けたときの奥行579) |
シロカ | 幅550×奥行350×高さ500(扉を開けたときの奥行不明) |
コンフィー | 幅550×奥行515×高さ438(扉を開けたときの奥行810) |
メーカー | 人数 | 収納容量 |
---|---|---|
パナソニック | 5人 | 食器40点 |
シロカ | 4~5人 | 食器36点 |
コンフィー | 4~5人 | 食器30点 |
コンフィーの食洗機は奥行きがあるので、広いスペースがないと設置できません。
パナソニックとシロカの食洗機は奥行きが狭いので、シンクの上などの限られた狭いスペースでも比較的設置しやすいです。
奥行きは狭いですが、高さがあるためコンフィーよりも食器を多く収納できます。
食洗機を置くスペースが限られている場合は、パナソニックかシロカがおすすめです。
給水方法
メーカー | 給水方法 |
---|---|
パナソニック | 分岐水栓 |
シロカ | 分岐水栓・自動くみ上げ式 |
コンフィー | 分岐水栓・自動くみ上げ式 |
卓上型食洗機は工事不要で使うことができますが、分岐水栓式を選んだ場合は分岐水栓の取り付け工事が必要です。
シロカとコンフィーの食洗機なら給水方法を選べます。
分岐水栓の取り外しができない水道で設置を諦めていたという人も、自動くみ上げ式なら食洗機が使えますね。
ただし、自動くみ上げ式の場合、食洗機を使うたびにバケツに水を溜める手間がかかってしまいます。
分岐水栓の取り付けは比較的簡単な工事で済むので、取り付けられるのであればボタン一つで給水できる分岐水栓式がおすすめです。
価格
メーカー | 品番 | 参考価格 |
---|---|---|
パナソニック | NP-TZ300 | 104,940円(税込) |
パナソニック | NP-TH4 | 88,110円(税込) |
パナソニック | NP-TA4 | 75,240円(税込) |
シロカ | SS-MH351 | 69,800円(税込) |
シロカ | SS-MA351 | 69,800円(税込) |
コンフィー | WQP6-3608 | 59,800円(税込) |
コンフィー | WQP6-3602K | 49,800円(税込) |
同じ大容量サイズの卓上型食洗機なのに価格差が大きくて、驚いた方は多いのではないでしょうか?
次の章で詳しく説明していきますが、パナソニックの上位機種はさまざまなオプション機能がついているので価格が高いです。
特にこだわりが無い方や、初めて食洗機を導入するという方は、パナソニックの一番安い機種やシロカ、コンフィーの食洗機でも不自由なく使えますよ。
メーカーの特徴や機種ごとの違いについても詳しく解説していきますね。
パナソニックの食洗機
工事不要な卓上型で5人分の食器が洗えるサイズの食洗機は3機種あります。
「NP-TZ300」「NP-TH4」「NP-TA4」の違いを表にまとめてみました。
NP-TZ300 | NP-TH4 | NP-TA4 | |
ストリーム除菌洗浄 | 〇 | 〇 | 〇 |
80℃すすぎ | 〇 | 〇 | × |
低温ソフト | 〇 | 〇 | × |
エコナビ | 〇 | 〇 | × |
ナノイーX | 〇 | × | × |
国内トップの販売数を誇るパナソニックの食洗機ですが、どの機種にも「ストリーム除菌洗浄」という機能が搭載されています。
洗浄力の高さが魅力の、パナソニックの食洗機に搭載されている「ストリーム除菌洗浄」とは、50℃以上の高圧流水で洗いながら除菌ができる機能です。
パナソニックの食洗機ならどの機種を選んでも、洗浄力や機能が劣るということはありません。
それならどうしてこんなに価格差があるの?と思われる方も多いですよね。
パナソニックの食洗機はオプション機能の有無で価格が異なります。
上位機種のオプション機能にどのようなものがあるのか、一つずつ解説していきますね。
80℃すすぎ
最終のすすぎを約80℃の高温の水で行うものです。
熱に弱い菌や汚れをしっかり落として食器を清潔にしてくれます。
低温ソフト
熱に弱いプラスチック(耐熱温度60℃以上)やデリケートな食器が洗える機能です。
食洗機で洗えない食器を手洗いしている人は意外と多いですが、この機能があれば手洗いを減らせますよ。
エコナビ
電気代が安くなるように、水温や室温に合わせて調節をする省エネモードのことです。
最上位グレード「NP-TZ300」の場合、エコナビで運転すると1回の運転で消費電力を約5%削減できます。
ナノイーX
パナソニックの家電製品に搭載されている機能で、空気の浄化や脱臭、消臭の効果があります。
食洗機にナノイーXが搭載されることで、庫内を清潔に保つことができるので、庫内に臭いが付きやすい食洗機にはピッタリの機能です。
気になるオプションがあったり、食洗機にこだわりがあったりする方は「NP-TZ300」や「NP-TH4」を選んでみるのもおすすめです♪
シロカの食洗機
シロカのおすすめポイント
- 庫内がステンレス
- 庫内の中が見える窓が付いている
一般的な食洗機の庫内は樹脂でできていることが多いですが、シロカの食洗機は汚れや臭いが付きづらく、耐久性のあるステンレスでできています。
食洗機の臭いに悩まされている人は意外と多いので、汚れや臭いが付きづらい素材が使われているのはとても魅力的です。
また、中が見える窓が付いているため、食器を洗浄しているときの様子を確認できます。
どのようにセットすれば食器をきれいに洗浄できるかがわかるので、食器の並べ方の改善ができますよ。
上手く入れられるようになれば一度に洗える食器の量が増え、効率良く食洗機を活用できるようになります♪
シロカから販売されている5人用の卓上食洗機は「SS-MA351」と「SS-MH351」の2機種です。
この2機種の違いは乾燥方法で、「SS-MA351」は送風で乾燥を行い、「SS-MH351」は温風で乾燥を行います。
「SS-MH351」は乾燥のあり・なしを選択できるので、電気代節約のために乾燥なしで運転することも可能です。
食洗機にかかる電気代の大部分は乾燥するときにかかっています。
手洗いより光熱費は抑えられますが、さらに節約したい場合は乾燥なしで自然乾燥させるのがおすすめです。
コンフィーの食洗機
工事不要な卓上型で5人分の食器が洗えるサイズの食洗機は、「WQP6-3608」と「WQP6-3602K」の2機種です。
価格の高い「WQP6-3608」には、乾燥のみコースやドライキープ機能、SMART WASHコースが付いています。
乾燥のみコースは名前の通り、手洗いした食器を入れて乾燥のみ行うもので、ドライキープ機能は24時間循環的に送風し、庫内を衛生的に保つ機能です。
SMART WASHコースは、食器の汚れ具合に合わせて自動で水量や洗浄温度、乾燥時間を調整する機能です。
どれも必須ではありませんが、あったら便利な機能ですよね。
できるだけ価格を抑えたい人には「WQP6-3602K」、便利な機能を活用して楽をしたいという人には「WQP6-3608」がおすすめです。
食洗機の工事不要なおすすめ商品と口コミをご紹介
工事不要な卓上型で5人分の食器が洗える大容量サイズの食洗機を、口コミと一緒にご紹介していきます♪
先ほどご紹介した7機種の中でも特におすすめな食洗機をピックアップしました。
食洗機の購入を検討されている方は、口コミもぜひ参考にしてみてください!
パナソニック【NP-TA4】
こちらはパナソニックから販売されている工事不要な卓上型で、5人分の食器が洗える大容量サイズの中でも一番価格の安い食洗機です。
国内トップの販売数を誇るパナソニックの食洗機というだけあり、洗浄力に満足しているという口コミが多くみられました。
他にも5年の長期保証を付けて75,240円(税込)という価格に満足している方もたくさんいらっしゃいます。
「自分で分岐水栓を取り付けたら水漏れしてしまった」という口コミもあったので、やはり分岐水栓の工事は業者に依頼するのが確実ですね。
食洗機に必要な洗浄力と機能がしっかり備わって、75,240円(税込)はとってもお値打ちですよ♪
パナソニック【NP-TH4】
「違う機種から買い替えたら、洗える食器の量が増えた」という口コミがありました。
工事不要の卓上型に40点もの食器が入るのはとても魅力的ですね。
人数が多い5人家族などにはピッタリの食洗機といえるでしょう。
「低温ソフト」という機能が、子供用のプラスチックでできた食器を洗うのに重宝しているという口コミもありました。
普通の食洗機には入れられないデリケートな食器を普段使いしている方や、「80℃すすぎ」機能を使って食器をより清潔にしたい方には「NP-TH4」がおすすめです。
また、「運転する際に上から蒸気が出て食洗機の上にある吊戸棚に水滴がついて気になる。」という口コミもありました。
これはパナソニックの他の食洗機にも言えることですが、設置場所を決める際は上部のスペースも確認するようにしましょう。
パナソニック【NP-TZ300】
こちらはパナソニックから販売されている工事不要な卓上型食洗機の中で、もっとも価格が高い上位機種です。
他の食洗機にはない「ナノイーX」が搭載されていて、庫内を清潔に保てるというのがこの食洗機の最大の魅力といえます。
庫内の臭いに悩まされている人は意外と多いので、脱臭・消臭効果のあるナノイーXが食洗機に搭載されているのは心強いですよね。
やはり、価格が高いと感じている方は多いようです。
「食洗機は毎日使うものなのでよいものを使いたい」という理由から購入された方もいらっしゃいました。
価格は高いですが、満足しているという口コミが多かったです。
シロカ【SS-MH351】
シロカの食洗機は分岐水栓式と自動くみ上げ式が選べるため、分岐水栓を取り付けられない方からのよい口コミが目立ちました。
分岐水栓の取り外しができない場合以外にも、シンク周りに置き場所が無いと分岐水栓式の食洗機は設置が難しいです。
自動くみ上げ式はスペースさえあれば場所を選ばず設置ができますよ。
乾燥機能については、食器は乾いているが庫内に水が残っているなどの口コミがありました。
臭いがつきやすい食洗機ですが、シロカの食洗機は汚れや臭いがつきづらく、耐久性の高いステンレスでできているので安心ですね。
庫内の様子が窓から見えるので入れ方の改善ができて、入れられる食器の量を増やし効率良く食洗機を使えますよ。
おすすめの食洗機を4つご紹介してきましたが、気になる食洗機は見つかりましたか?
まとめ
- 卓上型の食洗機なら大がかりな工事不要で設置できる
- 卓上型食洗機には3つの給水方法がある
- 分岐水栓式食洗機の場合、分岐水栓の取り付け工事が必要
- 工事不要の卓上型で5人分の食器が入る大容量サイズの食洗機はパナソニック、シロカ、コンフィーから販売されている
- パナソニックとシロカの食洗機は奥行きがないので狭いスペースにも設置しやすい
- 食器が入る容量がもっとも大きいのはパナソニックの食洗機
大がかりな工事不要で設置ができる卓上型食洗機は、コンパクトなサイズのものが多いイメージですが、5人分の食器が洗える大容量サイズも販売されています。
家族が多いと洗う食器の量も多いので大変ですよね。人数の多い5人家族には食洗機がとってもおすすめです!
食洗機を導入すれば食器を洗う時間が減り、家族と過ごす時間が増えますよ♪