いざ一人暮らしを初めてみると、生ゴミをどうやって処理したら良いのか困ってしまう人は多いです。
臭いだけではなく虫もついてきますから、虫が大嫌いな人にとっては深刻な悩みとなりますよね。
一人暮らしの生ゴミ処理は冷凍やベランダ保管などいくつかあります。
臭い対策については重曹やアロマオイルで対処ができます。
一人暮らしでゴミが袋にいっぱいにならない場合は、小さいサイズのゴミ袋を使うのがオススメです。
ゴミの量によって一人暮らしでも使用サイズは変わってくるのでゴミ袋の容量についてもお伝えします。
Contents
生ゴミの処理方法は一人暮らしなら冷凍かベランダ保管がおすすめ
一人暮らしの生ゴミ処理方法は冷凍かベランダ保管が適しています。
本当はこまめに毎日ゴミが出せたら良いですが、難しい場合は冷凍にすることで腐敗を防げます。
冷凍保管
- ゴミが出たら腐敗が進む前にすぐに冷凍庫に入れる
- ビニール袋に入れてから紙袋に入れ冷凍庫に保管する
- 生ゴミを新聞紙で包んでからビニール袋へ入れる
- 二重にした袋に入れてしっかりと口を縛る
野菜クズなどは腐ったり傷む前に冷凍庫に入れておけばそれほどゴミとは感じにくいはずです。
箱型の蓋付きの入れ物を用意し(百均などで売ってるプラスティックのカゴでも可)庫内の生ゴミ専用の置き場所に設置するのもオススメです。
ゴミが出たら即冷凍庫へ!を実行することで臭いも虫も出さずにゴミ出し日まで綺麗に保管できます。
ベランダ保管
生ゴミをベランダで保管してる方も多いと思います。
ベランダ保管の場合は常温での放置になるので特に腐敗や虫に気をつけたいところです。
常温だと腐敗しやすいためコバエだけでなく、ハエやゴキブリ,状況によってはハエが卵を生みつけたりしてウジムシがわくこともあります。
長期間放置してしまうことによって避けたいのは
虫が大量発生したり、腐敗臭により近隣の方にも迷惑をかける事態
ですよね。
私の友人は生ゴミをベランダで夏場に1週間放置したことがあります。
その結果、すごい状態になり泣きながら1人で虫たちを退治したそうです。
トラウマになるくらいにおぞましい経験をしたと話していました。
ベランダ保管のポイント
- 水分をきっちりと切ってから新聞紙に包んで捨てる
- しっかりと蓋がついたゴミ箱にゴミ袋に入れた生ゴミを捨てる
- 長期放置は避けて腐敗が進行する前にこまめにゴミを出す
生ゴミは水分によって雑菌が繁殖して腐敗が進み虫が発生します。
雑菌の繁殖を防ぐために水分はしっかりと切りましょう。
一人暮らしの生ゴミ臭いと虫対策
生ゴミの臭いは水分によって雑菌(嫌気性微生物)が繁殖し腐敗が進む事で生じますが、温度も関係しています。
雑菌は水分が多くて酸素が少なく、湿度が高い場所で繁殖します。
生ゴミの腐敗臭は虫の大好物なので放置してる生ゴミがあると虫の溜まり場になってしまいます。
外から入ってくる場合もあるし、放置してる間に卵を生んで大量発生するという事もあります。
臭いの発生源を絶つことで腐敗と虫の発生はある程度防げます。
雑菌が繁殖しないうちに早く廃棄するに越したことはないですが、難しい場合の対策をあげました。
冷凍庫に保管する
臭い対策には腐敗しにくくなる冷凍保管がオススメです。
野菜は洗う前に不要な部分をまず取り除く事で水分を含まずに廃棄できます。
野菜の皮を剥いたり、根を切り落としたら新聞紙に包みすぐに冷凍庫へ入れましょう。
具体的な臭い対策は雑菌の繁殖を抑えることがポイントです。
臭いを出さないために
- 生ゴミは水分をできる限り切ってから捨てること
- シンクや排水口も常に清潔にして水気を切っておく
- 腐敗臭が袋やゴミ箱にうつらないように気をつける
- 三角コーナーや排水口に生ゴミを放置するのはやめる
- 三角コーナーを使わない
三角コーナーは毎日洗って清潔にできるならば便利なアイテムですね。
私の場合は毎日洗えず、気がつけばぬめっていて逆に不潔になるので今はもう使っていません。
三角コーナーや排水口に生ゴミを放置すると雑菌による臭いと虫の温床となります。
シンクは濡れているのが普通と思っていましたが、友人宅のキッチンは排水口からシンク内までキッチリと水分を拭きとっていて驚きました。
私も今ではまめに水分を拭き取って気持ちの良いキッチンをキープしています。
水分を制することが臭い対策の最重要ポイントです。
臭い対策お役立ちアイテム
新聞紙
新聞紙は水をよく吸ってくれます。
生ゴミを包んだり、適度な大きさの容器にビニール袋をセットして、新聞紙をあらかじめ入れておいてもいいと思います。
まず水気を切ってから新聞紙に生ゴミを捨てましょう。
水切り袋や防臭袋
私はシンクの外に水切り袋を設置してゴミが出ると直接放り込んでいます。
水切り袋を切らしてる時は新聞紙を袋内にセットしたり、フォークやキリで袋に穴を開けて使っています。
生ごみ処理機
生ゴミ処理機とは、各家庭で生ゴミの減量化ができるようにと開発された家庭用のゴミ処理機です。
お値段はそれなりにしますが、自治体から助成金が出る場合もあります。
興味のある方は是非お住まいの地域の助成金制度を調べてみてください。
最近では片手で持ち運びができるお手軽サイズの生ゴミ用のゴミ箱も5000円くらいから売られています。
もちろん普通のゴミ箱よりはお値段はしますが、普通のゴミ箱と違って真空状態で臭いを抑える機能がついています。
重曹
重曹はアルカリ性のため酸性である生ゴミの臭いを中和し軽減するという効果があります。
お掃除やお洗濯に重曹を使ったりしますが、消臭効果があるので生ゴミにも使用できます。
今や百均にも売っており気軽に使える重曹ですが、臭いのするゴミ箱に直接振りかけるだけなので手軽に使えますね。
重曹とアロマオイル
- ゴミ箱の底に新聞紙やキッチンペーパーを敷いてから、お茶パックに入れた重曹をポンと置く
- お茶パックの上や、ゴミ箱の底にお好きなアロマオイルを数滴垂らす
- ゴミ袋をセットする
数日間はアロマのふんわりと良い香りが漂いますし、アロマオイルは長期間香るので消臭効果だけでなく癒されて気分も良いです。
コーヒーかす
コーヒーを入れた後の出がらしが消臭剤になります。
- 電子レンジや天日干しでよく乾かして生ゴミに振りかける
- コーヒーを飲まない人はお茶の出し殻を振りかけても消臭効果が期待できます
炭
備長炭でも竹炭でも使えます。
炭は吸着力が優れており、炭の持つ消臭効果は有名ですよね。
- 酸性の生ゴミの臭いを中和するにはアルカリ性である白炭を使用します。
- ゴミ箱の底に置いたり 蓋の裏にテープで貼り付けます
- 消臭効果が薄れてきたら洗って天日干しをする事で再利用できますが、数ヶ月使用したら新品と交換します。
重曹やお茶殻などはコストもかからず手軽に使えますね。
私は抗菌効果に優れているといわれるティーツリーやペパーミントのオイルをキッチンに置いて生ゴミやゴミ箱の底に垂らしています。
一人暮らしでゴミ袋がいっぱいにならない場合の対処法
仕事が忙しくて寝るためだけに帰るなど、家で過ごす時間が少ない人はゴミがなかなか溜まらないですよね。
ゴミ袋がまだまだ入る状態だと捨てるのがもったいなく感じてしまいます。
ゴミ袋がいっぱいにならない場合の対処法
ゴミの量が少なくてゴミ袋がいっぱいにならないのなら、1番小さいサイズのゴミ袋を使いましょう。
空き缶やペットボトルなどの飲み物のゴミは少量であれば、中を洗ってから自販機のゴミ箱に捨てましょう。
ゴミ袋がいっぱいになるまで保管をして溜まったら出す
自販機のゴミ箱はリサイクル目的でも設置されてるので、大量でなければその自販機以外で買った空き缶を捨てても大丈夫です。
ゴミを溜まっていないのに、無理に出す必要はありません。
溜まるまでは保管をして袋にいっぱいになったタイミングでゴミを出しても大丈夫です。
一人暮らしでゴミ袋のサイズは何リットルが使いやすい?
一人暮らしで使用するゴミ袋のサイズは何リットルがいいのか?
と迷われてる方もいらっしゃると思います。
ここでは10L,20L30Lの3種類のゴミ袋とそれぞれに適したライフスタイルやゴミの量を見ていきます。
10L
- ゴミの量が少ない
- サイズ 400×500mm。
- スーパーのレジ袋のLサイズ相当の大きさです
- あまりゴミが出ない,こまめにゴミを出したい方向けです
- 2Lのペットボトルが2本~3本程度入るサイズになります
20L
- ゴミの量が普通
- サイズ500×650mm
- 一人暮らしで週に2回ゴミを出す場合は通常このサイズで十分です
- 惣菜やお弁当などのゴミがでやすい食生活
- 1Lの牛乳が5~6本程度入流サイズです
30L
- ゴミの量が多い
- サイズ500×700mm
- ゴミの量は割と出るがゴミ出しが週に1度の頻度
- 日用品などの買い物が多かったり,通販をよく利用してゴミが出やすい生活の方
- 1Lの牛乳が9~10本程入るサイズ感です
一般的なゴミの量であれば20Lで事足りるはずです。
ただ、人によって出るゴミの量には違いがあるため、自身のライフスタイルを考慮しながら試してみて継続的に使うサイズを決めるのもありですよね。
買い物が増えた時はゴミの量も増えるし、全然家にいなかったなどで極端に少ない時もありますよね
ゴミの量によって対応できるように、いつも使うサイズ以外のゴミ袋も用意しておけば心強いと思います。
まとめ
- 一人暮らしの生ゴミ処理は冷凍やベランダ保管がオススメ
- 水分と湿気と酸素が少ない空間の3つの条件が揃う事により腐敗が進み臭いが発生し虫が寄り付く
- 生ゴミはしっかりと水分を切ってから捨てる
- 臭い対策には重曹や炭などの消臭グッズを使いこなす
- シンクやキッチンの水分を綺麗に拭き取り清潔に保つ
- 一人暮らしでゴミ袋がいっぱいにならない人は小さなゴミ袋を使用する
- 一人暮らしで使いやすいゴミ袋のサイズはライフスタイルによって変わってくる
一人暮らしに適したゴミの保管や処理方法を工夫しながら実践して、ゴミ出しのストレスを減らし快適に毎日を過ごしましょう。