学校を休みたいと思っている受験生は、出席日数に気をつけましょう。
学校によって何日出席すればよいかは異なりますが、だいたい3分の2以上出席すればOKというところが多いですよ。
学校を休まず行くかどうかはメリットデメリットをよく読んでから、後悔のないように決めてくださいね。
推薦入試を狙っていない受験生のあなたは、もう学校を休みたい…自分1人で勉強がしたい!と願っていることでしょう。
気持ちはわかります。私も中学、高校と受験生時代は親公認でたまに休んできましたから。
しかし、受験と理由をつけて学校を休むことには罪悪感がありますよね。
この記事では、受験勉強のために休みたい気持ちと、学校生活を大事にしたい気持ちの間で揺れているあなたへ、学校を休んだ経験者からアドバイスをします。
Contents
学校を休みたい受験生は出席日数に気をつけて
受験勉強に集中したいのに、この先生はどんな授業をしてるの?早く休みたいな…。
受験に関係のない授業をされてしまうと焦ってしまいますよね。
もう学校に行かなければ受験勉強に集中できる!と思うのも自然なことですよ。
ここでは受験勉強のために学校に行きたくないあなたへ学校を休むときの注意点を教えます。
学校を休むと受験に落ちるのは嘘?
学校を休むと受験に落ちるというのは嘘です。
正確には学校を休んだ結果、自分で体調管理や勉強時間の管理ができない受験生が落ちます。
よく言われるウワサですが、全てはあなた次第というところでしょう。
きちんとした目標を持ち、毎日そこに向かって努力できる人には、合格への道は近づきます。
自分自身の管理をするのが上手ではない人や、人との交流がモチベーションになるという人に、学校を休むことはおすすめできません。
自分はどちらかな?と迷っている受験生も、学校に行った方がよいですよ。休むのはいつでもできますからね。
学校を休むときは出席日数に注意
学校を休みたいときは、出席日数に気をつけてください。
せっかく受験に向けて勉強をしても、出席日数が足らないと自由登校になる2月以降に補習を受けたり最悪卒業できなかったりすることがあります。
1番集中したい休みたい時期に学校の補習を受けるのは、受験生としては避けたいですよね。
高校の出席日数は定められておらず、その学校によって異なるため、一度通っている学校の規定を確認してみてください。
進級・卒業に必要な出席率は3分の2以上必要だという高校が多く、だいたい年間133日ほどの出席になります。
そのため、毎日休めるというわけではなく、せいぜい週に1、2回ほどでしょう。
受験に関係ない授業が多い日に休むことになると思いますが、出席回数は必ず数えてくださいね。
学校を休みたい高3へ伝える休むメリットとデメリット
早く学校を休みたい!でも休んだら悪いことがあるのかな?
受験勉強に集中できるのはよいことですよね。
しかし、一度しかない高3の学校生活を休んでばかりではデメリットもありますよ。
どのようなメリットやデメリットがあるのか見ていきましょう。
学校を休むデメリット
受験のために休むデメリットはこの6点です。
①生活習慣が乱れやすい
②サボり癖ができてしまう
③友達と距離ができてしまう
④高校生活の思い出ができない
⑤赤点に気をつけて
⑥急な進路変更に対応しにくくなるかも
【生活習慣が乱れやすい】
学校を休むとずっと勉強できる!と夜遅くまで張り切って取り組む受験生がいます。
夜遅くまで取り組んだ結果、昼夜逆転してしまう方は多いですよ。
入試が行われるのは午前中というところが圧倒的に多いですよね。
そのため生活習慣を乱さないように、朝型の生活を続けた方がよいのです。
学校に通っていれば、毎朝きちんと起きることになるので生活習慣が乱れにくくなります。
その上友達と話したり、授業を受けたりすることで気分転換にもなりますよ。
通学で自転車に乗ったり、体育の授業で身体を動かしたりするのはストレス解消になりますし、受験には関係ないという授業でも新たな発見があるかもしれませんね。
学校の授業は受験だけではなく、あなたの見聞や教養をひろめてくれるものなのです。
【サボり癖ができてしまう】
学校を休んだ結果、その後の進学先でもサボり癖ができてしまうのが嫌なところです。
あなたのゴールは受験に合格することではありません。
その後も学校生活は続きます。休みたいと思っても出席し、大学の単位をとらなければ卒業はできませんよ。
さらに社会人へ…と続くと思うと、サボり癖がつくのが少し怖くなってきませんか。
私もこのサボり癖を直すのには苦労しました…というより大学卒業まで直りませんでした…。
【友達と距離ができてしまう】
授業に出席していないと友達との距離ができはじめてしまいますよ。
この子とは親友!大丈夫!と思っていても、会う頻度や連絡を取る頻度が下がると少し険悪なムードになることも。
たった1回の高校生活、せっかくならよい友達をつくりたいですよね。
いっそのこと友達と一緒に休んでみたり、一緒に勉強したりするのも悪くないかもしれません。
【高校生活の思い出ができない】
最後の体育祭、文化祭や部活動…高3でも行事に力を入れる学校はありますよね。
ほとんどの大学では、クラスが一丸となって行なう行事はありません。
クラス行事や部活に思いっきり打ち込んでから受験に集中するかどうかはあなた次第てすよ。
【赤点に気をつけて】
学校を休みがちな生徒が赤点を取ると留年の危機におちいります。
充分に出席していればなんとかなりそうなところも、出席日数が少ないと救済してくれないかもしれませんね。
苦手な科目がある方は、充分に出席しておきましょう。
【急な進路変更に対応しにくくなるかも】
これは私の実体験です。元々私立理系で進めていましたが、共通テスト(当時はセンター試験)の結果がそこそこだったので、志望校を国公立大学に変えました。
なんとか合格しましたが、使うつもりのなかった科目が足を引っ張ったので、ある程度授業を受け続けた方がよいなと思ったのを覚えています。
特に現代文や英語の長文読解は、すぐに成績が落ちるので注意しましょう。
私は1ヶ月勉強しない間に、現代文の点数が50点中15点も下がりました…。
学校を休むメリット
受験のために学校を休むメリットは、大きくわけるとこの5点です。
【受験勉強だけに集中できる】
学校を休むと、受験勉強だけに集中できるのが最大のメリットです。
しかし、ただやみくもに勉強しているだけでは休んだ意味がなくなってしまいます。
しっかり予定を決めて、この時期までに偏差値をいくつまで上げるか目標を決めましょう。
もし上げられないようであれば、毎日学校へ通い授業を受けて、生活リズムを整えたほうがよいですよ。
【予備校や図書館にも行ける】
学校を休む代わりに、受験勉強に集中できる予備校や図書館にも行けるかもしれません。
現役生である高3がいない時間帯なので、比較的静かな環境で勉強ができますよ。
現役生しか在籍していない予備校だと、学校の時間帯は開いていない可能性があるため、確認が必要です。
【周りからのプレッシャーを受けなくてすむ】
学校へ通い続けると、クラスメイトと志望校や模試の偏差値についての話題になるでしょう。
それがモチベーションになるという方はよいのですが、プレッシャーになってしまう方はこのような話を聞きたくないですよね。
その上、推薦で進学先が決まっていたり、就職先が決まっていたりするクラスメイトもいると思います。
受験なんて関係ないと遊んでばかりのクラスメイトや、受験生であるこちらを妙に気遣っているのを見るのは苦になりますよね。
すでに道が決まっている彼らと比べては落ち込む…そんな毎日であれば、たまに休むのもよいでしょう。
【課題や宿題、行事をしなくてもよくなる】
なぜか時間がかかるあのいや~な宿題、学校を休めばやらなくてもよくなります。
高3に宿題を出すのもどうかと思いますが…。
そして体育祭や文化祭などの行事の準備は、すごく時間がかかりますよね。
高3は学校によって行事への参加スタイルは異なり、自由参加、参加しない、全員参加とさまざまでしょう。
行事は放課後や朝早くに準備をするため、受験生にとっては複雑な気持ちになってしまいますね。
行事の準備や当日だけ休むというのも、選択肢に入れておきましょう。
【友達が少ない人は気持ちが楽になる】
もともと友達が少ない、人との会話が好きではない方には学校そのものがストレスになりますよね。
休みたい…と勉強に集中するほうが気持ちが楽になるのであれば、それも1つの選択肢だと思います。
学校を休みたいのに親に反対されたときの対策3選
学校を休みたいときに親の許可無く勝手に休むのはやめておいたほうがよいでしょう。
そのため受験勉強をしたいのに、親の反対で仕方なく学校へ行く…という方もいますよね。
そのような方へ学校に通いながらできる勉強を教えます。
内職する
休みたいのに休めないのであれば、授業中に内職をするのがよいでしょう。
内職とは、授業中に関係のない勉強をこっそりやることです。反対する人もあまりいないでしょう。
授業中に先生の目を盗みながら勉強することになるので、少しドキドキしますよね。
そんな内職に向いている勉強と向いてない勉強があるのでご紹介します。
内職に向いている勉強
- 一問一答形式の問題
- 英単語や漢字
内職に向いていない勉強
- 数学
- 現代文
- 記述問題
1つの問いや文章が長い問題は内職に向いていません。
先生も目線や態度から、なんとなく内職をしている生徒がわかるものです。
急に指名されたときのことを考えて、すぐに対応できる手軽なものを用意しましょう。
先生にやりたい勉強があると相談する
正直に先生へ、やりたい勉強があると言ってもよいかもしれませんね。
しかし、先生に相談できるのは、受験で使う科目に限られますよ。
例えば数学の場合、理系から文系へ志望を変えると、共通テスト以上の難易度の問題は必要ないことが多いです。
そのようなときには数学の先生に、授業中に共通テストに関する勉強をしてよいかどうかを相談してみましょう。
先生に特別に、プリントを用意してもらうのもよいかもしれませんね。
反対されるとその後のターゲットになる可能性もあるため、相談するのは親しい先生だけにしましょう。
図書室や自習室、保健室に行く
受験に関係のない休みたい授業のときに、図書館や自習室、保健室に行くのも手です。
図書室や自習室はとても静かで集中できる環境なのがよいところですよね。
保健室には仮病を使っていくことになるので、たくさん勉強道具を持ち込むのは難しそうです。
もし保健室に行くなら簡単な英単語チェックがよいでしょう。
しかし、図書館や自習室、保健室に行きすぎると先生から怒られますよ。親に連絡がいくことも・・・。
やるなら多くても週に1回程度にして、様子を見ましょう。
まとめ
- 学校を休みたい高3は、出席日数が足りているかどうかをチェックしよう
- 受験生が学校を休みすぎると受験に落ちるのは嘘
- 受験生が学校を休むのにはメリットデメリットがあるので、よく考えてから決めること
- 受験勉強のために休みたいのに反対されたときは、授業中に内職をしよう
あなたに合う受験勉強の方法は見つかりましたか?
受験生であるあなたが学校を休みたいのはわかりますが、焦っても結果はついてきません。
ひとつひとつの課題を着実に乗り越えるようにしてくださいね。
あなたが後悔しない受験生ライフを過ごせるように祈っています♪