読書レポートの要約を例文に頼って書くのはやめましょう。
文章の要約をする力は、社会人になっても、仕事を円滑に進める上で必要になってくる力です。
あなたは読書レポートの課題が出るたびに、ネットで要約の例文を検索していませんか。
ネットで出てきた例文に沿って書くと、素早く課題を終わらせることができますよね。
しかし、要約ができる力がある人は、社会人になってから一目置かれる存在になるでしょう。
この記事では、あなたが例文に頼る書き方から卒業し社会で役立つ力をつけるために、読書レポートの要約を書くコツと具体的な書き方を紹介します。
以前、レポートの書き方を紹介した記事も書いているので、そちらも合わせて読むとより理解が深まりますよ♪
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Contents
読書レポートの要約を例文を見ずに書くコツ3つ
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ネットの例文に頼り続けていると、文章の要約をするという力がつきません。
読書レポート自体は主に学生時代の課題ですが、要約をする力というのは、社会人になっても必要です。
会議の内容を伝えたり、顧客に説明をしたりする場面で、要点だけを簡潔に伝えることができると「仕事ができる人」と思ってもらえます。
したがって、学生のうちに、例文に頼らず自力で要約をする力を身につけておく必要があるのです。
例文に頼らず要約を書くときに、理解しておくべきコツを3つご紹介しますね。
自分の意見は入れない
読書レポートの要約は、課題の本や論文の要点を簡潔にまとめて書くものです。
感想文のように自分の意見が中心ではないので入れずに書きましょう。
また、「私は」や「~だと思います」等の言葉は使わないでください。
要約は読書レポートの序論部分
レポートは、序論、本論、結論と構成することが決まっています。
読書レポートの場合も、この構成で書いていきましょう。
読書レポートの要約は、レポートでいう序論部分です。
序論は、全体の2割程度であるのが望ましいので、要約の割合も同じく2割で収めるようにしてください。
自分の言葉で書く
課題の本や論文の文章を一言一句書き写すのは、要約とは言えません。
元の文章そのままをつなぎ合わせるのではなく、自分の言葉に変換して書きましょう。
引用する必要がある場合は、ページ数などの引用元を明記する必要があります。
読書レポートの要約は書き方を知ることも大事
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読書レポートの要約を書くコツは理解できたよ!
では、具体的に読書レポートの要約の書き方を解説していきます。
この書き方を実践することで、社会人になっても役に立つ、要約する力を身につけることができますよ。
要旨を考える
まずは、目次や序論・結論から要旨を考えます。
要旨…大事な筋や要点をかいつまんだ内容のこと
本や論文全体を通して、著者は何を伝えているのかを把握しましょう。
著者が伝えたいことは、序論か結論に書かれていることが多いです。
そして目次から全体の構成を確認しておきます。
本文を読む
要旨が理解できたら、次に本文を読み始めてください。
読みながら重要と思った部分や要旨に関係していそうな部分には、印(付箋など)をつけていきます。
何度も出てくる言葉や、文章などが重要である可能性が高いです。
時間がかかってもよいので必ず内容を理解しながら読み進めましょう。
要点をしぼりこむ
印をつけた部分で、読書レポートの要約を書くための要点を絞り込んでいきます。
絞り込むときは、最初に把握した要旨との関連性が高いものを選んでください。
要旨と要点にズレがないように気をつけましょう。
各章ごとに絞り込んでいくと、まとまりやすいです。
文章にする
絞り込んだ要点を要旨に沿って、元の構成の順番通りに文章にしていきます。
各章ごとに要約文を作っていく書き方をすることで、全体の流れがまとまりやすくなるでしょう。
読書レポートの要約のコツでもお伝えしたように、自分の意見は入れないように書いてくださいね。
読書レポートの要約は書き出しを最初に書かなくてよい
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いざ書こうとしたけど、書き出しの言葉に迷っちゃう
読書レポートの要約を書くことが不慣れな人は、一番悩んでしまう部分です。
しかし、書き出しだからといって、最初に書く必要はあるのでしょうか。
書き出しは最後に書くほうが簡単
書き出しに迷うのであれば、最後に書けばよいのです。
読書レポートの要約の書き出しは、「この本や論文はこういうことを伝えている」と1行でまとめる必要があります。
書き出しで悩み、先に進められないことで、読書レポートの要約をすることへの苦手意識が芽生えてしまうのです。
しかし、この苦手意識を払拭する、簡単な方法があります。
書き出しに迷うのであれば、先に本文から文章にしていきましょう。
要約の本文から書いていくと、全体でどういうことを伝えているのかが見えてきます。
そうすることで、書き出しの1行が簡単に書けるようになりますよ♪
例文
- 本書は~を目的として書かれています
- 本書は~をすることは、~であるということをまとめたものです
- 本書では~ということが主張されています
まとめ
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- 読書レポートの要約は例文に頼らずに書くことで社会人になっても必要な力が身につく
- 読書レポートの要約を例文に頼らず書くコツは、自分の意見を入れない・要約は序論・自分の言葉で書くの3点
- 読書レポートの要約の書き方は①要旨を考える②本文を読む③要点を絞る④文章にする
- 要約の書き出しは、最後に書いたほうが簡単に書ける
読書レポートの要約は、例文に頼りたくなる部分ですよね。
しかし、要約をする力は社会人になっても必要なので、学生のうちに練習して身につけておきましょう。