誕生日のお祝いやクリスマスにぴったりのローストビーフ。
美味しいのですが、自宅で作るときに心配なのが「生焼け」。
もともとローストビーフは中が赤いので、これが生焼けなのか大丈夫なものなのか見分けるのが難しいですよね。
食中毒にならないか心配。
ローストビーフが生焼けどうかの見分け方は、調理中や見た目から簡単に行う方法があります。
ポイント
- 金串または竹串を刺して中心温度が冷たかったら生焼け
- 切った直後の断面がつや消しをしたピンク色なら中まで焼けている
- 切ったときに赤い汁が出て生臭い匂いだったら生焼け
もし生焼けだった場合の食中毒の心配や再加熱方法についての紹介もするので、ローストビーフを作るときは参考にしてみてください!
Contents
ローストビーフが生焼けか大丈夫かの見分け方!判断するポイント♪
ローストビーフが生焼けになっていないか、外から眺めただけでは分かりにくいですよね?
ローストビーフが生焼けになっていないかのを判断するポイントを2つ紹介します。
調理中に生焼けか見分ける方法
用意するものは金串または竹串です。
冷める前のローストビーフで確認します。
ローストビーフの一番太い部分の真ん中あたりまで金串を刺して、10秒ほど待ちます。
10秒後、金串を引き抜き唇にあてます。
温かく感じればOK。
冷たければ生焼け。または、熱すぎる場合は焼き過ぎ。
見た目で生焼けか見分ける方法
ローストビーフの見た目で生焼けか見分ける場合は、断面の色と赤い汁で確認しましょう。
まずは色ですが、ローストビーフは表面に焼き色がつき、中はつや消しをしたピンク色になっているのが理想の完成形です。
時間を置くと、肉の中のヘモグロビンが酸素に反応して赤い色が濃くなります。
次に切ったときに出てくる赤い汁です。
赤い汁から生臭い匂いがしたらまだ生焼けの状態です。
切った直後がつや消しをしたピンク色ならOK。
赤い汁から生臭い匂いがするなら生焼け。
生焼けだったけど、これって食べて大丈夫なのかな?
捨てるのはもったいないけど、腹痛とか食中毒が心配だな。
ローストビーフは生焼けでも食べれる?食中毒や腹痛が心配
ローストビーフは生焼けのまま食べて大丈夫なのかというと、菌が付着しているとされる外側をしっかりと焼き、新鮮な牛肉を使用して作れば、生焼けで食べても食中毒の心配はありません。
牛肉は豚肉や鶏肉と違い、肉の内部に菌がいないとされており、人に害を与える寄生虫もいません。
ただし、本来のローストビーフはしっかりと中まで火が通っている状態がベストです。
お店で売ってるローストビーフの中は赤いけど、生焼けじゃないの?
市販のローストビーフも中心部分は赤く生焼けに見えますが、これはちゃんと火が通った状態です。
ステーキ肉で生焼けの状態を「レア」と表現しますが、ローストビーフは違います。
ローストビーフの状態は「ロゼ」と呼ばれており、肉汁を包み込むようにしっかりと中まで火が通っている状態です。
ちゃんとしたローストビーフを作りたいならしっかり中まで火を通そう!
万が一、新鮮なお肉が使われていなかったなどの原因で、発熱や腹痛、嘔吐などの食中毒のような状態がでたら必ず病院に行きましょう。
作る時は必ず新鮮な牛肉を使うようにしよう!
ローストビーフを炊飯器で作ると生焼けになりにくい!?
生焼けが怖いという方は、ローストビーフを炊飯器で作ることをオススメします。
炊飯器の保温機能で60℃〜70℃で加熱することで、生焼け状態かつ焼き過ぎの状態も防げます。
作り方
- 下ごしらえしたお肉を用意。
- 5合炊きの炊飯器の場合、内釜の3合のところまで熱湯を入れ、さらに4合のところまで常温の水を足す。(他の大きさの炊飯器の場合は、熱湯と水を3:1の割合で合わせて、肉がつかる程度の深さまで注ぐ)
- 炊飯器の保温ボタンを押し、蓋をしておく。
- フライパンにサラダ油をひいて強火で熱し、肉の表面にさっと焼き色をつける。
- 粗熱がとれたらジップロックなど密封できる袋にお肉を入れ、しっかりと空気をぬく。
- 肉がしっかりお湯につかるように炊飯器に入れる。
- 保温モードで30分加熱したら取り出し、さらに30分以上寝かせて、余熱で火を通す。
- 出来上がり。
いつも作っているローストビーフの焼く工程に炊飯器を加えるだけ!
ローストビーフが生焼けで心配なときの再加熱の方法
ローストビーフは生焼けでも基本的に心配はいりませんが、せっかく作るなら美味しいローストビーフにしたいですよね。
せっかく作ってみたけど生焼けになっちゃったー。
ローストビーフが生焼けになってしまった時の再加熱方法を3つ紹介します。
自分のやりやすい方法で試してみてください!
再加熱方法:電子レンジによる再加熱
電子レンジで生焼けだったローストビーフを10秒刻みで温めてください。
ちょっとでも長めに温めてしまうと、火が通り過ぎてしまい台無しになってしまいます。
こまめにローストビーフを取り出して火の通りをチェックするのがポイントです。
再加熱方法:フライパンによる再加熱
フライパンで生焼けだったローストビーフを5分から10分蒸し焼きにしてください。
多少焦げ目がついてしまいますが、気にならないならこの方法が一番簡単です。
焦げ目がついたところは、盛り付ける時に下にすればいいかな。
再加熱方法:湯煎による再加熱
ローストビーフは生焼けだったけど、これ以上焦げ目をつけたくない場合はこの方法がおすすめです。
お肉をラップで包み、ジップロックなど密封できる袋に入れて10分程度湯煎します。
まとめ
ローストビーフは焼き加減が難しいですが、
- 冷ます前の中心部が冷たくなっていないこと
- 断面がピンク色であること
- 切ったときに出てくる赤い汁が生臭いこと
で生焼けになってないことを見分ける事ができます。
炊飯器を使えば、生焼けや焼き過ぎを防ぎ美味しいローストビーフを作ることができるのでローストビーフを作る時の参考にしてくださいね。
もし生焼けなった場合でも食中毒の心配は少なく、湯煎や電子レンジで注意しながら再加熱すればOKなので、難しそうと諦めている方は挑戦してみてほしいです。