ローズマリーが枯れる原因はいくつかありますが、1番の原因は水のやりすぎです。
私も過去にローズマリーを鉢で育てていたのですが、枯れてしまったことがあります。
ローズマリーは育てやすいと聞いていたので、「日にも当てて、水もたくさんあげていたのに…」と思いましたが、間違った管理だったんです!
今回リサーチしてみると、ローズマリーが枯れる原因と対処法がわかってきたのでご紹介しますね。
また枯れる原因と一緒に、枯れてしまったローズマリーの復活方法やローズマリーの活用方法についてもお伝えしています。
ローズマリーは料理によく使われるイメージですが、他にも活用方法がたくさんあるんです!昔は薬としても使われていたそうですよ!ぜひ最後までご覧くださいね♪
Contents
ローズマリーが枯れる原因は水やりと天候が影響する!
ローズマリーはどんな植物?
ローズマリーは元々は地中海沿岸地位域が原産のシソ科の常緑低木です。
地中海沿岸地域の気候とは「温帯」にあたり、暑さや寒さがあまり厳しくなく、四季があります。
夏は雨が少なく、乾燥しているので、気温は高くても日本のように湿気による過ごしにくさはありません。
冬になると雨が増えますが、極端に冷え込むことはなく過ごしやすいです。
ローズマリーは暑さや寒さには比較的強いですが、育った土地柄乾燥を好む植物です。
ローズマリーは草のようなイメージがありますが、木です。成長すると2メートル弱まで成長します。
私は、2メートルものローズマリーは見たことがないので驚きました!
種類は大きく分けると縦に成長するものと、地をはうように横に広がるものがあります。
日本で販売されている苗を見ていると縦に伸びるものが多いのではないでしょうか?
ローズマリーはさまざまなものに活用できますが、食材として使用する場合、5〜9月が旬で香りが良くおすすめです。
ヨーロッパでは、ローズマリーは悪魔から守ってくれるものとして言い伝えがあります。
そのため、「変わらぬ愛」「貞操」の意味で使われており、結婚式で用いられたり、葬儀では棺の上に飾ったりします。
日本でも結婚式の招待状や、式場の飾りでローズマリーが使用されていますが、そのような意味があったんですね。
ローズマリーが枯れる原因
さて、私も過去に枯らしてしまったローズマリーですが、枯れる原因として考えられることをまとめてみますね。
- 水のやりすぎ
- 湿度の高い環境で育てている
- 日陰で育てている
- 根詰まり
- 植え替えの失敗
- 病気や虫
- 剪定に失敗
「1.水のやりすぎ」と「2.湿度の高い環境で育てている」に関しては大切な項目なので、後ほどお伝えしますね。
「3.日陰で育てている」ですが、ローズマリーは非常に日光を好む植物です。
もし、日陰で育てているなら日光不足が原因かも知れません。
日光不足だと結果的にジメジメした環境になり、根腐れなど起こしやすくなり枯れる原因になります。
しっかりと日光の当たる場所に移動してあげましょう。
「4.根詰まり」とは、プランターや鉢で育てている場合に、根が鉢の中一杯に広がった状態のことです。
根詰まりの状態では水や養分が吸収できなくなり、木が枯れてしまったり、根腐れを起こしてしまう場合もあります。
鉢底から根が出ていれば植え替えの必要があるので、観察してみましょう。
「5.植え替えの失敗」ですが、ローズマリーは根を触られることに弱い植物とされています。
植え替え時に根を傷つけてしまうとアッと言うまに枯れてしまうこともあるので注意が必要です。
植え替え時はできるだけ根にさわることは避け、鉢から抜いたらそのまま一回り大きい鉢に植え替えます。
植え替えの時期としては4〜5月、9〜10月に行います。夏や冬は株に負担がかかるので避けましょう。
「6.病気や虫」の影響で枯れることがあります。
ローズマリーがかかりやすい病気は「うどんこ病」です。
うどんこ病は葉の表面が白くなる病気ですが、カビによるものです。
風通しが悪いとカビが生えてしまい、進行すると枯れてしまう場合もあるので注意が必要です。
予防方法としては、適度に剪定を行い、風通しを良くすることです。
「ハダニ」はローズマリーだけではなく、多くの観葉植物でも発生する虫です。
葉に白い点々ができます。高温で乾燥した環境で発生し、放っておくと枯れてしまいます。
ハダニの予防方法としては、スプレーで葉に水をかける(葉水)ことで発生を防ぐことができます。
「7.剪定に失敗」ですが、剪定には少しコツがいるので後ほどお伝えしていきますね!
ローズマリーが枯れる1番の原因は水のやりすぎと多湿
ローズマリーが枯れる原因の1番大きいものが水のやりすぎです。
植物を育てていると、ついつい水をやりすぎてしまいますが、土がいつも湿っていると根腐れを起こし、枯れる原因になります。
水は土が完全に乾いたら、鉢の底からあふれるくらいたっぷりと水をあげます。
季節によっては表面は土が乾いているのに土中は湿っていることもあるので注意が必要です。
可能であれば、割り箸などを土にさし、中まで乾燥しているか確認すると良いですね。
その場合、根を傷つけないようにできるだけ鉢に沿って割り箸を指すことがポイントになります。
もう1つ、注意が必要なのが、日本で育てる限り避けられない「湿気」です。
先にもお伝えしましたが、ローズマリーの原産地である地中海はとても乾燥した土地なんです。
もちろん日本のように梅雨なんてものは存在せず、逆に夏はほとんど雨が降らないそうですよ!
そのため、日本で育てようとすると、梅雨の長雨や台風、夏の湿気が枯れる原因になってしまいます。
ローズマリーは寒さ暑さには強いので、日本でも地植えで育てられるそうですが、できれば鉢やプランターで育てるのが良いです。
鉢で育てておけば、梅雨には軒下など雨が避けられる場所に移動できますし、台風の時期には玄関などに取り込めます。
しかし、鉢に植えると順調に育った場合は植え替えが避けられません。
ローズマリーは植え替えにとても弱いので、注意して植え替える必要があります。
ローズマリーが枯れるのを防ぐには剪定にコツがいる!
ローズマリーが枯れる原因は剪定方法にある場合もあります。
ローズマリーの楽しみの1つは収穫し料理などに使うことなので、日常生活の中で少しずつ使用していくことになると思います。
それ自体は問題ないですが、大きく刈り込む場合は適切な時期や注意点があるのでお知らせしますね!
ローズマリーは成長すると枝になる
ローズマリーはハーブなので、「葉」や「草」のイメージが強いですが、木です。
ですので、成長すると根に近い側から木の幹のようになっていきます。
これを「木質化」と言い、木質化した部分には葉や花はつきません。
寿命は長くてうまく管理すれば鉢植えでも10年以上の株も存在するようですよ!
しかも挿し枝で簡単に株わけできるので、株を更新すれば長く楽しめます。
剪定の時期と方法によっては成長できない
剪定の時期に関してですが、5月と9月が適しています。
料理に使用する場合、少しずつカットして使用すると思います。それ自体は問題ないですが大きく刈り込むのはこの時期に行うようにしましょう!
どんな植物も剪定は大きな負担になります。できるだけ株の負担にならない時期に剪定を行うことで、枯れる原因となるのを避けることができます。
剪定方法ですが、良く伸びるので大きく刈り込んでも問題はありません。
1つ注意点があり、必ず葉を残して剪定する必要があります。
木質化した部分は成長が止まっていて、葉も花もつきません。
葉を残さずに刈り込んでしまうと、そのまま成長することはないので、結果的に枯れる原因になるので注意が必要です!
ローズマリーの花を咲かせたければ剪定にコツが必要!
あなたはローズマリーは花が咲くことを知っていましたか?
私は緑の葉のローズマリーしか見たことがなかったのですが、綺麗な白や紫の花が咲くそうです。画像のような花が咲きます。
しかし、ローズマリーの花を咲かせたいなら少しコツがいるみたいです。
ローズマリーの花の開花時期は種類にもよりますが、11月〜翌年5月ごろとされています。
ローズマリーの花はその年に新しく伸びた新芽に咲きます。
そのため新芽をたくさん伸ばす必要があるので、適度に剪定する必要があります。
剪定すると剪定した部分から枝分かれして枝が増えていくので新芽が増えるんです。
もう1つのコツは、剪定時期です。剪定時期は5月か9月に行うと先ほどお伝えしましたが、花を咲かせたい場合は5月に剪定します。
新芽に花が咲くので、5月以降に剪定してしまうと新芽を摘み取ることになり、結果として花が咲かなくなります。
料理などに使用する場合も同様に咲かなくなるので摘み取るのを控えましょう。
もし料理にも活用したいし花も咲かせたいなら、株を2つ育てたり、摘み取る部分と花を楽しむ部分を分けることで両方楽しむことも可能です。
株が若いとはなは咲きにくいようなので、何年か根気よく花が咲くのを待ちましょう♪
ローズマリーが枯れる場合の復活方法をご紹介♪
さまざまな事情により枯れることになってしまったローズマリー。
でも諦めるのはまだ早いです!原因によってはまだ復活する可能性がありますよ!
葉が残っている場合
一部は枯れていても、一部分に緑の葉が残っていれば挿し技にして復活させましょう!
ローズマリーは植え替えには弱いですが、挿し技には強く、簡単に増やすことが可能です。
条件が揃えば、土に落ちたローズマリーの葉から勝手に成長し生えてくることもあるそうですよ!
刺し技の方法としては、10センチ程度健康な枝を切り、その半分の葉を落とします。
コップなどで水に数時間つけて、鉢に植えれば完成です。とても簡単ですね♪
根が出るまでは乾燥すると良くないので、乾燥させないように水やりをしましょう。2〜3週間ほどで根が出てきます。
根詰まりの場合
根詰まりが枯れる原因で、まだ緑の部分が残っていれば植え替えることで復活するかも知れません。
本来は春や秋に行う植え替えですが、枯れる原因になっている場合はダメ元で植え替えてみましょう。
その場合、失敗して枯れてしまうことも考えられるので、念の為に挿し技をしてから植え替えると安心ですね。
先にも少しお伝えしましたが、ローズマリーは挿し技では簡単に増やせるのですが、植え替えには弱いです。
根を傷つけてしまうと枯れてしまうので、鉢から抜いたら、そのまま一回り大きい鉢に植え替えましょう。上手くいけば復活するかも知れません。
病気や虫の場合
上記でお伝えしたうどんこ病やハダニが枯れる原因となっている場合は、適切な処置を行えば復活することも十分可能です。
そのためには、早期に発見し、対処することが重要になってきます。
うどんこ病はごく初期の段階であれば、葉に酢や重曹を薄めたものをスプレーすると改善する場合があるようです。
酢や重曹で改善すれば良いのですが、ダメなら病気になった葉を取り除き、薬剤を散布する必要があります。
うどんこ病はカビなので、どんどん広がります。発見したら早めに対処しましょう!
ハダニはとても小さいので、目視で虫をやっつけるのは無理があります。
発見した場合は早めに薬剤を使って対処しましょう。
薬剤を使用した後すぐは、料理などに利用するのは控えましょう。
被害が大きい場合は念のため病気になっていない枝を挿し枝にしておくと安心ですね。
根腐れ
根腐れが枯れる原因になってしまった場合には復活は厳しいかも知れません。
しかし、植物は季節が変わると復活する時があります。
私はローズマリーではないのですが、大切にしていた観葉植物が枯らしてしまったことがあります。
その時は少し幹の部分が一部ブヨブヨしていて、明らかに根腐れだったように思いますが、春に別の部分から新芽が出てきて復活しました。
もし諦めがつかない場合は、春や秋など季節が落ち着く頃まで様子を見ると復活することもあるかも知れません。
ローズマリーは活用方法がたくさん!
ローズマリーが上手に育ったら、どんどん活用しましょう!
料理に使用する方法はメジャーですね。肉などと一緒に焼いたり、蒸したりすることで臭みを消してくれます。
ローズマリーには抗酸化作用・抗菌作用・血流改善作用などもありエイジングケアにも良いそうです!
ローズマリーを乾燥させて、バスソルトやオイルと混ぜて入浴剤にしたり、化粧水やヘアオイル・なんと部屋の消臭剤にまで活用できます!
ローズマリーってとても万能な植物物なんですね♪
ここではローズマリー消臭剤の作り方をご紹介しますね。
消臭剤の作り方
ローズマリー消臭剤ひ必要な材料は3つだけです!
- 重曹
- 乾燥させたローズマリー
- 入れ物にする瓶
作り方も簡単で、重曹と乾燥ローズマリーを混ぜて瓶に入れるだけです。
割合はお好みで良いですが、重曹とローズマリーがローズマリーが4:1がおすすめです。
そのままお気に入りの瓶に入れて、下駄箱や冷蔵庫に入れると消臭剤になります。
こぼれるのが心配なら通気性の良い布をかぶせましょう!おしゃれだし、こぼれないので一石二鳥です♪
他にも活用方法はたくさんありますので、みなさん色々な方法でローズマリーを楽しみましょう♪
ローズマリーを小さい苗から育てたい方は3株セットがおすすめです!
こちらの商品は違う種類のローズマリーが3株セットになっています。違う色の花が咲くので花も楽しみたい方におすすめです。
ローズマリーをおしゃれに育てたい方は、こちらがおすすめです。
まとめ
- ローズマリーが枯れる1番の原因は水のやりすぎ
- プランターなどに植えて梅雨など長雨の時期には軒下などに移動する
- 剪定方法によっては枯れる原因になるので注意が必要!
- 早めに対応すれば復活の可能性も十分ある!
- 挿し枝で簡単に増やせるので、株わけしておくと安心
- ローズマリーはさまざまな効能があるので、どんどん活用しよう
ローズマリーは水のやりすぎや剪定方法などに注意すれば比較的簡単に育てられます。
抗菌作用や抗酸化作用などさまざまな効能があるのでどんどん活用したいですね!
あなたもローズマリーが枯れる原因を知って上手に育て、そして色々なことにローズマリーを活用し楽しみましょう!