プラモデルは、車やロボットなど昔から人気の高いおもちゃですが、最近では、ガンプラ以外に男女問わずに大人も楽しめる変わり種のものも続々と登場しています。
プラモデルも多種多様となっていて、上級者向けのものはもちろん、工具不要のものや女性向けや子ども向けの模型もでているんですよ。
作るのには少しハードルが高いと思っている人がいるかもしれませんが、今はとにかくいろいろなプラモデルがあるんです。
簡単に作れるもの、逆に作りごたえのあるもの、完成後に部屋に置いておいて映えるもの、持っているだけでネタになる変わり種のものなどがあります。
今回は、そんなプラモデルの選び方、つくる時に必要な物、そして面白い変わり種のプラモデルの紹介をしたいと思います。
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プラモデルも変わり種からオーソドックスまで多種多様
プラモデルといえば、マンガ・アニメで活躍したロボットやスポーツカー、お城、鉄道などを自分の手で作ることができるロマンがあります。
きれいに組み立てることや好きに色をぬったりと自分が思い描いていたものを再現するなどほかのものでは味わえない達成感が魅力だと思います。
そんなプラモデルが発売されたのは、イギリスで1936年に発売したのが始まりです。
意外と歴史は浅く、約100年もの歴史の間で幅広いジャンルのプラモデルが生まれました。
プラモデルといえば上級者用で凝ったものイメージが強いかもしれません。
最近では、工具を使わずに作れたり、初心者や女子に人気のあるプラモデルや変わり種と言われるユニークなプラモデルも登場しています。
変わり種のプラモデルでいえば、3分では作ることのできないカップヌードルのプラモデルやプレステのプラモデルなどあります。
作った後に思わず友だちやSNSでシェアしたくなる、ちょっと変わったプラモデルもたくさんあります。
変わり種のプラモデルを作ったあとにお部屋のインテリアとして置くのも良いかと思います。
プラモデルの変わり種の選び方はサイズと塗装が大事!
変わり種のプラモデルと一口に言っても、最近は本当にいろいろなものがあります。
どれも魅力的なものばかりなので、どれを選んだら良いか悩みますよね。
初心者の方の場合、組み立てのみでOKのプラモデルから選ぶことをおすすめします。
タイプで選ぶ
プラモデルの選び方では、塗装状態がどうなのかをチェックすることも大切です。
白味がかった色がついていて、自由にカラーリングを楽しむことのできる上級者向けの「未塗装」のプラモデル。
すでに色がついているため、組み立てをするだけで完成するため初心者におすすめな「塗装済み」のプラモデル。
2種類のタイプがありますのでそれぞれの特徴を考えた選び方をしましょう。
上級者には「未塗装」がおすすめ
未塗装のプラモデルは白のような素材の色がついただけのタイプで、購入後に自分でカラースプレーや筆などを使って色付けを行う必要があります。
完成までに組み上げと塗装をする作業が必要なため、手間と時間はかかりますが、カラーリングを自由に楽しみたい方を中心に人気を得ています。
もちろん初心者の方にでも作成できますが、組み上げと塗装のどちらの作業も一定レベル以上のスキルが必要です。
初心者の場合は、きれいに完成させるのが難しいことももあり、ある程度技術が必要な上級者向けの商品が多くなっています。
・未塗装のおすすめ変わり種のプラモデル
PLAMAX MF 21 minimum factory みのり with ホンダ耕耘機F90 1/20スケール ABS&PS製 組み立て式プラスチックモデル
1966年、本田技研工業株式会社より発売された耕うん機「F90」。
それと同スケールで立体化された山下しゅんや氏によるオリジナルキャラクター「みのり」がセットになったもの。
この商品は、再販されているほどの人気になっているものです。
「農ガール」は、作業着のオーバーオール姿とタンクトップ姿を選択して組み立てることができます。
難易度が低い「色分け済み」が初心者におすすめ
色分け済みのプラモデルは、最初からそれぞれのパーツに色が付けられているため、組み上げるだけで完成します。
色分け済みのプラモデルは、最初からそれぞれのパーツに色がついているため、時間や技術が必要な塗装作業がなく、プラモデル初心者の方にぴったりです。
まずは、色分け済みタイプのプラモデルで技術を磨いて、未塗装のプラモデルへステップアップすると良いでしょう。
基本的に塗装の必要ない色分け済みのプラモデルですが、中には細部の色付けが甘い商品もあります。
色分け済みのものでも完成度を高めたい方は、自分で選んだ色を上から塗るのもおすすめです。
・色分け済みのおすすめ変わり種プラモデル
ハセガワ 1/12 フィギュアアクセサリーシリーズ オフィスの机と椅子 プラモデル FA03
オフィスでよく見かけるタイプの机デスクと駒が付いた椅子を再現した、どこにでもある風景だけどプラモデルにしてしまうと一風変わったものですよね。
このプラモデルは、接着剤を使うことなく、しかも組み立てが簡単です。
非常に細かくに再現されており、フィギュアを座らせ、並べて飾ったりすることもできます。
塗装も不要の商品ですが、自身で塗装をおこなうとよりリアルな質感を楽しむことができます。
このシリーズに公園のベンチや理科室の机とイスなども販売されていて、さまざまなシチュエーションとフィギュアの撮影を楽しむことができます。
サイズで選ぶ
プラモデルの大きさによって作成の難易度、作成する時間や展示をする場所が変わります。まずは、作る前にどの程度のサイズなのかを確認しましょう。
プラモデルのサイズは、大きく分けて3種類あり、「小型」、「中型」、「大型」とあります。
サイズが大きくなるにつれて、難易度が上がる傾向にあります。
大きさは難易度や、完成後、部屋に飾れるスペースがあるのかなど作業スペースを考えて選ぶことが大切ですね。
変わり種のプラモデルは、比較的小さいものが多いです。
細かい作業が好きな人なら「小型」がおすすめ
20cm前後の小さいサイズのプラモデルは、パーツの数が少ない商品が多く、気軽に作りやすいのがメリットです。
また、小型のプラモデルは作業しているときや完成後に飾るにも大きなスペースを必要としないため、あまり場所が取れない環境でも組み立てることができます。
ただ、それぞれのパーツが小さい点には注意が必要です。
細かい作業が苦手な方にとっては、組み立てや塗装作業などが難しく感じる場面があるかもしれません。
細かい作業が得意だという方、細部にまでこだわって完成させたい方におすすめのタイプです。
本格的にプラモデルを作っていきたいなと思う方なら「中型」がおすすめ
数十センチほどの中型サイズのプラモデルは、小型サイズよりもパーツの数が多い分、作成に時間もかかります。
中型サイズは、作りごたえがあり、完成させたあとの達成感や満足感は小型サイズ以上のものを得られます。
完成するのに時間がかかることと、技術や集中力も必要となってくるため、本格的にプラモデルを作ってみたい方におすすめとなっています。
ただ、作業時や飾る際に必要なスペースが小型に比べて広くなる点は注意が必要です。
購入時は、自宅スペースの広さを考慮して選ぶようにしましょう。
難しいプラモデルに挑戦してみたい人には「大型」がおすすめ
1/350スケールの戦艦プラモデルなど、1mを超えるような大型のサイズのプラモデルも数多く販売されています。
大型サイズは、製作する場所の確保も簡単ではありませんし、組み立てには高度な技術が必要となるため大型サイズはプラモデル上級者向けです。
また、パーツの数も小型サイズの比ではなくなるため、1日で完成させるのはまず困難ですね。
専用の机があるなど、長期にわたって確保できるスペースを用意しておく必要があります。
プラモデルの選び方は、サイズや塗装などまずは自分の実力に合った良いプラモデルを選びましょう!
プラモデルの変わり種作成に必要な道具を紹介!
変わり種プラモデルといっても組み立てるために道具を用意する必要があります。
ただ、物や作業によっては道具が不要なものもありますが、より高い完成度を求めていくならば準備しておきましょう。
パーツの切り離しに必要なニッパー
プラモデルの制作時にニッパーは欠かすことのできない道具です。
プラモデルのパーツは、ランナーとよばれる枠に固定されており、組み立ての前に切り離す必要があります。
一般的なニッパーでも枠から切り離しは可能ですが、プラモデル用のニッパーのほうがおすすめです。
プラモデル用のニッパーは、切れ味がよくて簡単にパーツを切り離すことができます。
初心者の人には、パーツはニッパーがなくとも手でとれる仕様になっているものもあります。
塗装に必要なエアブラシ・筆
未塗装のプラモデルの場合は、細かい部分は筆で塗装することが良いです。
しかし、大きいパーツや広い範囲を筆で塗ると時間がかかるうえにムラができてしまい、全体をきれいに仕上げにくくなります。
そこで活躍する塗装の道具が、エアブラシです。
エアブラシは、塗料を細かい粒子状にして噴射するため、広い面でも均一に塗装することができます。
色分け済みのプラモデルをアレンジしたいときにも活躍するため、とても便利ですよ。
自分なりに色を変えて変わり種プラモデルを作成するのもいいかもしれませんね。
いろいろな道具を使って上手に仕上げて、変わり種のプラモデルを個性的なインテリアにしてみてはどうでしょうか。
プラモデルの変わり種商品を2点紹介!
プラモデルというのは、一度ハマってしまうとなかなか抜け出せなくなるものです。
気がつけば定番のガンプラやミリタリー系のプラモデルで部屋がいっぱいにという方もいるかもしれません。
最近では、変わり種のプラモデルがたくさん販売されています。お部屋のインテリアに新たに始めてみてはいかがでしょうか?
1/12 レトロ自販機シリーズ
最近、味わいを超えた魅力が今、若い世代の心をつかんでいる「レトロ自動販売機」。
ハセガワから販売されている「レトロ自販機シリーズ」は、昔懐かしいレトロな食べ物の自動販売機がプラモデルで再現されています。
ドライブインによくあったレトロ自動販売機をプラモデルにするとは、まさに変わり種のプラモデルですよね。
「うどん・そば」「ハンバーガー」「トーストサンド」「ラーメン」「ブックベンダー」の5種類が発売されています。
商品取り出し口が稼働し、それぞれの自販機にあった小道具がついています。
技術がある方は、本物のようにサビ塗装をしてよりリアル感を出していくのも面白そうですよね。
妖怪プラモデル 河童のガジロウ
妖怪を推している福崎町観光協会から発売されている妖怪プラモデルの河童のガジロウのプラモデル。
福崎町のゆるキャラ?として活躍している河童のガジロウが再現された、地方自治体で初めてのプラモデルです。
いくらゆるキャラといえ地方自治体からこんな変わり種のプラモデルを出すとはだいぶ推していますよね。
福崎町では、普段は池の中におり、時間になると、水中から出てきます。
しかし、このプラモデルを完成させれば尻子玉を片手に岩の上にたたずんでいるガジロウを常時見ることができます。
よく見続けて見ると少し可愛い様な気もしてきますね。
まとめ
・塗装については、初心者は塗装済み、上級者は未塗装を選ぶと良い
・サイズが大きくなるにつれて、難易度が上がる傾向にある
・工具や接着剤が必要かは購入時にチェックしてから作業すると良い
プラモデルは、すぐにはじめられるし、一人でもどこでも出来ます。
そして、最近ではガンプラ以外に変わり種のプラモデルが続々と販売されています。
変わり種のプラモデルを選ぶときには、自分の技術レベルに合わせて塗装状態、サイズなどを選ぶことだけでなく、作業や保管に必要な場所も考えて決めることが大切です。
初心者をはじめ上級者や子供、大人、男女関係なく、幅広い技術レベルや世代の方が楽しむことができるプラモデルが数多く登場しています。
記事で紹介した選び方のポイントを参考に、楽しむことができる変わり種の面白いプラモデルを探してみてください。