お祈りメールに返信した方がよいかと悩んでいませんか?
お祈りメールに返信したとしても、結果が逆転することはないので、返信不要ですよ!
お祈りメールとは、就職活動の結果、不採用だった場合に届くメールを指します。
私も経験してきましたが、この結果が届くとがっかりしますよね。
就活では平均的に、27社受けて2社内定が決まるというデータがあります。
普通でも25社のお祈りメールを経験することになるので、落ち込むことはありません。
お祈りメールで悩む時間を次の活動に回しましょう♪
それでもお祈りメールに返信した方がよい4つのケースと、例文を今回ご紹介します。
気になる不採用の理由についても記載していますので参考にしてくださいね。
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お祈りメールに返信したのに結果が逆転しない理由
お祈りメールはほとんどが一斉送信
お祈りメールに返信したとしても結果が逆転しない理由は、すでに決定したことを報告するための一斉送信メールであることがほとんどだからです。
メールの末筆に「今後のご活躍を心よりお祈り申し上げます」という文言が記されていることが多いため、「お祈りメール」といわれていますよ。
企業は、たくさんの応募者にメールを作る時間はないので、決まった内容を一斉送信しています。
一斉送信メールは、返信を想定していないので、返信しなくても失礼にあたることはありませんよ。
むしろ、多くの人がお祈りメールに返信したら、読むのが大変で困ってしまいますよね。
就活の先輩への聞き取りでは、ほとんどの人が返信しておらず、忙しいので迷惑だろうという理由で返信しなかった人が多いという結果が出ています。
仮に返信して好印象を残すことができても、結果が逆転しないのであれば、返信する時間を次の就活対策に使った方が有効ですよ♪
連絡が来ないサイレントお祈りもある
ツイッターを覗いてみると、「サイレントお祈りだったみたい。お祈りメールが来るだけまし!」という投稿がありました。
大企業では、不採用を知らせる連絡をしないこともあって、「サイレントお祈り」といわれています。
採用通知予定日を2週間すぎても連絡がない場合は、サイレントお祈りの可能性が高いです。
応募者が多くて送信が大変、返信があると対応が大変という理由で、とくに書類審査では、約半数の企業がサイレントお祈りを導入していますよ。
一斉送信とはいえ、お祈りメールが来ただけでも丁寧ということですね。
そうは言ってもなかなか前向きになれない方もいらっしゃるのではないでしょうか。
ツイッターでも、「お祈りメールが来てショック!」という声がやはり1番多かったです。
とくに働きたい気持ちが強い企業ほどショックは大きいですよね。そんなときは頭と身体を休めましょう。
好きなものを食べて、好きな映画を見たり、音楽を聴いたりするのもよいですね♪
私はつらいとき、音楽に励まされました。少し古いですが、Mr.Childrenの「終わりなき旅」とSEKAI NO OWARIの「サザンカ」が好きです。
誰かに励ましてもらいたい!という方は、ぜひ聴いてみてください♪
「お祈りしてもらった分ご利益がある(経験値になる)と思えばたくさん来てもへこまない」という前向きな投稿もありました。
少し休んで客観的に振り返ることができたら、前を向きましょう!
お祈りメールの返信を検討するケースは4つ
お祈りメールには返信不要とはいえ、返信を検討するケースが4つあります。
これらのケースでも、絶対に返信しなければならない!というわけではありません。
4つのケースで、あなたがお祈りメールに返信したい気持ちがあれば、これから例文をご紹介しますので、参考にしてくださいね♪
お祈りメールに返信したいときの例文をケース別にご紹介!
お祈りメールに返信した方がよい4つのケースについて詳しく解説し、それぞれの例文をご紹介します。
お祈りメールに返信することのメリットは、「お礼の気持ちを担当者に伝えられる点」と、「自分の気持ちに整理をつけられる点」ですよ♪
はじめにお祈りメールを返信したいときの注意点をご説明しますね。
お祈りメール例文のポイント
メールを見たときに、あなたが誰かや、内容がすぐにわかるようにすることがポイントです。
返信の注意点
- 件名はRe:でよい
- 件名と本文に大学名と氏名を記載する
- 冒頭には「お世話になっております」という挨拶を入れる
- いつ面接を受けたか記載する
- 内容は、言い訳や恨み言はぐっとこらえて端的に伝える
- 末筆には「ますますのご活躍を心よりお祈りいたします」という挨拶を入れる
- 誤字脱字のないようにする
え!お祈りメールの返信でも「お祈り」するの?
お祈りは、ビジネスメールの末筆として使われる挨拶のひとつです。
このような挨拶から、お祈りメールに返信することを「お祈り返し」という人もいますよ。「お祈り返し」とは、なんだか斬新ですよね!
抵抗がある場合は、「誠にありがとうございました」や「心より感謝申し上げます」と感謝を伝える末筆でも大丈夫です!
今回はたまたま力が出せなかったと言い訳をしたくなったり、なぜ自分が不採用なんだと不満を言いたくなったりしますよね。
不採用だからと、失礼な返信をした人もいるようですが、本名や大学名を出して就職活動をしている以上、印象が悪くなることは避けましょう。
メールで嫌な思いを送っても後味が悪くなるだけです。感謝の気持ちや前向きな気持ちを伝えた方がきっと気分がすっきりしますよ♪
それでは、4つのケースの解説と例文をご紹介しますね。
例文は、そのままでも使えるようにしっかりリサーチしています!
1.特別なことがあったとき
以下のように、特別にお礼をしたいようなことや迷惑をかけてしまったことがあったときには、メールに返信して気持ちを伝えましょう。
- 担当者に声をかけてもらった
- 困ったときに助けてもらった
- インターンや実習をした企業だった
- 人からの紹介で応募した
- 遅刻や忘れ物をして迷惑をかけた
私も一社だけ、個人面接の日を変更していただいたことがあって、お祈りメールに返信したことがありますよ。
返信はありませんでしたが、申し訳なかった気持ちや感謝の気持ちを伝えることができてよかったと思います♪
感謝の気持ちを伝えて嫌な気分になる人はいませんので、安心して送ってくださいね。
件名:Re:選考結果 〇〇大学〇〇学部 氏名
〇〇株式会社
人事採用担当△△様
お世話になっております。
〇月〇日に面接していただいた、〇〇大学の〇〇と申します。
先日は、ご多忙の中、選考の機会をいただきまして、誠にありがとうございました。
選考の際には、私の都合で面接日を変更していただくこととなり、△△様には大変ご迷惑をおかけしました。(出来事)
本来ならその時点で不採用となってもおかしくないところ、選考の機会を設けていただけたことに感謝しています。 (結果とお礼)
私の力不足により不採用という結果には終わりましたが、△△様にいただいた優しさを糧とし、今後の就職活動に励んでいきたいと思います。
最後になりましたが、貴社の一層のご繁栄と、△△様のますますのご活躍をお祈りいたします。
○○〇〇(氏名)
例文の、出来事と、結果とお礼のところをあなたが経験した内容に書き換えてくださいね。
紹介のときには、感謝の後に「また、〇〇部の□□さんにお礼をお伝えいただけましたら幸いです。よろしくお願いいたします。」という文を入れるとよいですよ!
2.最終面接まで進んだとき
最終面接まで進むと、担当者と関わりが深まっていることもあり、担当者側も、思い入れのある候補者がいることがあるようです。
お世話になった担当者にお礼の気持ちを伝えることで、気持ちを切り替えて次に進みたいですね!
また、内定者の辞退が多かった場合、繰り上げの内定になる可能性があります。
お祈りメールに返信したことで繰り上げが左右されるわけではありませんが、悔いの残らないよう、企業への思いを伝えておきましょう。
件名:Re:選考結果/〇〇大学〇〇学部 氏名
株式会社〇〇〇〇
人事採用担当△△様
お世話になっております。
〇月〇日に最終選考をしていただきました〇〇大学の〇〇と申します。
この度は私のために多くの貴重な時間を割いていただき、本当にありがとうございました。
選考を重ねていくうちに、貴社の明るい雰囲気や社員の方々の前向きな姿勢に触れ、入社に対する意欲が高まっていきました。(企業への思い)
不採用の結果となったことは誠に残念ですが、真摯に受け止め、今後も努力を続けて参ります。
△△様にも大変お世話になりました。たくさん話しかけていただいてありがとうございました。(担当者との出来事)
もし、繰り上げによる採用のチャンスがありましたら、よろこんでお受けいたします。(アピール)
貴重な経験をさせていただいたことに、心より感謝申し上げます。
○○〇〇(氏名)
企業への思いを記載すれば、気持ちは伝わるので、アピールはあってもなくてもどちらでもOKですよ!
3.フィードバックがあったとき
お祈りメールは一斉送信が多いですが、中には、あなたへのメッセージや、フィードバックを書いてくれている企業があります。
時間を割いて、個人宛にメッセージをいただけることはあまりありませんので、とてもありがたいことですよ。
個人的に送ってもらったメッセージをスクリーンショットで撮影して、何年も大事にしている人もいるようです。
返信するときには、長くなりすぎないように、落ち着いて内容を読み返してから送信しましょう。
件名:Re:選考結果/〇〇大学〇〇学部 氏名
株式会社〇〇〇〇
人事採用担当△△様
お世話になっております。
〇月〇日に最終選考をしていただきました〇〇大学の〇〇と申します。
不採用という結果にもかかわらず、丁寧なフィードバックをいただき、誠にありがとうございます。
自分に足りない点を見つめ直す機会をいただけたことを大変嬉しく思います。
アドバイスをいただいた通り、〇〇〇〇の力をつけていけるよう努力して参ります。(フィードバックやメッセージから学んだこと)
この度は私のために多くの貴重な時間を割いていただき、本当にありがとうございました。
○○〇〇(氏名)
4.再応募したいとき
同じ企業の募集にもう一度応募したいと考えているときにも返信を検討しましょう。
再応募自体を受け付けていない企業もありますので、応募要項の確認が必要ですよ。
お祈りメールに返信したからと言って、次の選考が有利になるわけではありませんが、印象に残るかもしれません。
また、少人数で経営されている企業やベンチャー企業ならば、採用担当者が人事権をがっつりもっていることがあります。
そのため、担当者に「この人おもしろい!」と思ってもらえたら、チャンスがある可能性も捨てきれません。
返信をお願いする場合は、最後に連絡先を記載しましょう♪
件名:Re:選考結果/〇〇大学〇〇学部 氏名
株式会社〇〇〇〇
人事採用担当△△様
お世話になっております。
〇月〇日に面接をしていただきました〇〇大学の〇〇と申します。
先日はお忙しい中貴重なお時間を割いていただきありがとうございました。
私の力不足により今回は不採用となってしまいましたが、貴社の仕事への憧れや社員の方々の魅力が忘れられません。(企業への思い)
これからも努力を重ねる意思があり、貴社の選考にもう一度挑戦させていただきたく存じます。(あなたの意志)
不躾なお願いではございますが、もう一度チャンスをいただけませんでしょうか。
もし見込みがないのであれば、その理由について、少しでもヒントを頂けますと幸いです。(お願い)
お忙しい中恐れ入りますが、連絡をお待ちしております。何卒よろしくお願いいたします。
〇〇〇〇(氏名)
〇〇大学〇〇学部〇〇学科〇年
Email:
Tel:
お祈りメールに返信したら理由を聞ける?開示されないことが多い
お祈りメールに返信して理由を聞くことは悪いことではありませんが、以下のことに気をつけてくださいね。
- 理由を聞いても答えてもらえないことが多い
- 事前に理由は答えられないと明示されている場合はマナー違反になる
以上の内容と、考えられる理由について、これから詳しくご説明します。
お祈りメールに返信して理由を聞こうとされている方は、ぜひこれからお伝えする内容を読んでから、検討してくださいね。
理由は答えられないことが多い
事前に理由は答えられないと明示されている場合は、理由を聞くとマナー違反と捉えられてしまうこともあります。
不採用の理由を伝えるかどうかは、企業によって対応が異なりますが、開示しない場合が多いです。
不採用の理由を開示しないのには以下のことが考えられますよ。
- そもそも開示する義務は無いため
- 納得いかないと抗議されるのを防ぐため
- 応募者に選考基準が漏洩するのを防ぐため
- 採用担当者が理由を知らされていないため
とくに、選考基準の漏洩は、今後の採用活動に影響が及ぶので、担当者にも伝えないという場合もあるようです。
このように、理由を聞きたくてお祈りメールに返信したとしても、教えてもらえないことが多いと思っておきましょう。
考えられる3つの理由
お祈りメールがたくさん来ることは珍しいことではありませんが、原因があるならば、対策を練って次の就活にのぞみたいですよね!
就活において、うまくいかない場合によく考えられる3つの理由と対策をご説明しますね。
人を判断するときにわかりやすいのが、身だしなみや、面接の際の立ち振る舞いです。
以下のような点に気をつけて、完璧にしてから面接にのぞみましょう!
- 携帯電話の電源を切る
- 入室時にはノックをして、ドアは振り返って閉める
- 「失礼します」と断ってから座り、かばんは椅子の横に置く
- 寝癖はないか、服のしわや靴の汚れがないかチェックする
- 髪の色やメイクは自然に見えるようにする
不採用になる人は、面接での回答が不明瞭である場合が多いです。
質問の結論を先に述べて、端的に答えましょう。回答に矛盾がないかや、客観的に答えられているかも一度チェックしてみてくださいね。
詳しく知りたいときには、面接の質問の意図を解説している、こちらの本がおすすめですよ。
また、「最後に質問はありませんか?」と企業側から逆質問があったときには、以下の回答例のようにしっかり答えて意欲を伝えましょう。
- 入社までにやっておくべきことはありますか?
- 御社ではどのような人物が活躍していますか?
- 仕事をしていて大変だと感じるポイントは何ですか?
面接で、企業の商品やサービスについて質問されることがあります。
答えられないと、企業に興味がないのでは?と思われてしまう可能性があるので、以下の点はチェックしてから面接にのぞみましょう。
- 企業の基本情報や事業内容
- 業界の特徴や魅力
- 企業の求める人物像
面接で重要視されるコミュニケーション力について、解説されている本がありますよ。
レビューでは読みやすくてためになると好評です。隙間時間に読んでみてはいかがでしょうか♪
明確な理由がないことも多い
お祈りメールが来て、自分には実力がない、自分はダメだ…と、自信をなくしていませんか?
企業の採用は、実力だけで決められているわけではありません。
たくさんいる応募者から採用を決めるため、以下のような理由も考えられますよ。
- 今年のチーム編成と合わなかった
- 現職社員とのバランスを考えた
- 同じポジシションの人材が重なった
- あなたの能力が活かせる部署がない
このように、いろいろな要素が絡んでいるので、はっきりと言えないことも多いです。
こうなってくると、運もかかわっていそうですよね。決してあなた自身が否定されたわけではありませんよ。
入社してから「思っていた仕事と違った」「同僚と合わない」となってしまっては本当につらいので、「先にわかってよかった!」と捉えましょう。
自分のどこがダメだったんだろうと落ち込むよりも、「この会社とは縁がなかった」と思って次に進む方が有意義ですよ!
理由を聞きたいときの例文
それでもやっぱり理由を聞きたい。ダメ元で聞いてみてもいいかな?
はじめにご説明したとおり、開示できないという前置きがなければ、理由を聞くことはマナー違反ではありません。
最後に例文をご紹介しますので、理由を聞いてみたい方は参考にしてくださいね。
お祈りメールへの返信は、なるべく早く送るようにしましょう。
件名を「問い合わせ」とすると、返事が必要なメールだということがわかりやすくなりますよ。
お祈りメールに返信して理由を聞くときも、できるだけ端的に、丁寧な文章でメールを送ることを心がけましょう。
件名:選考結果に関するお問い合わせ 〇〇大学〇〇学部 氏名
株式会社〇〇〇〇
人事採用担当△△様
お世話になっております。
〇月〇日に面接をしていただきました〇〇大学の〇〇と申します。
先日はお忙しい中選考のために貴重なお時間を割いていただきありがとうございました。
今回の採用結果に関して、差し支えなければ理由もしくは改善すべき点をお教え願えませんでしょうか。
今後の就職活動に活かしていきたいと考えております。
お忙しいところ申し訳ございません。お手数おかけいたしますが、ご返答いただけましたら幸いです。
何卒よろしくお願いいたします。
〇〇〇〇(氏名)
〇〇大学〇〇学部〇〇学科〇年
Email:
Tel:
住所:
まとめ
- お祈りメールに返信したとしても結果は逆転しない
- 結果が逆転しないのは、決定事項を一斉送信しているから
- お祈りメールに返信は不要
- お祈りメールに返信した方がよいのは、「特別なことがあった」「最終面接まで進んだ」「フィードバックがあった」「再応募したい」という場合
- お祈りメールの返信で気をつけるのは、要件とあなたが誰かがすぐにわかるようにすることと、内容を端的に伝えること
- お祈りメールに返信したとしても理由を教えてもらえないことが多い
お祈りメールが来たからといって、実力不足とは限りません。落ち込んでしまうのは勿体ないですよ。
もし、至らなかった点が思い当たるのであれば、次から気をつければよいだけです!
お祈りメールに返信は不要ですので、結果にとらわれず、次にすることに気持ち向けていきましょう♪