この記事では、孫をダメにする祖父母の傾向を4つ紹介します。
孫にとって祖父母の存在は、とても大切ですよね。
あなたも育児の大先輩である祖父母を頼りにしているのではないでしょうか?
しかし、子育ての責任がない祖父母は孫を甘やかしすぎたり、逆に口出しが多く過干渉になってしまったりすることも…。
接し方をそのままにしていると、祖父母が孫をダメにするかもしれません。
こちらでは、孫をダメにする祖父母が、孫にどのような悪影響を与えるかをご紹介します。
そして親は祖父母が適切な行動をとれるよう、どのようにサポートすればいいのか、対策を教えますね♪
親の子育てと、祖父母の孫育てのギャップに悩んでいる人には、このような本がオススメ!
Contents
孫をダメにする祖父母の困った傾向とは?
これに当てはまったら要注意!孫をダメにする祖父母にはどのような傾向があるかをご紹介します。
あなたの実家や義実家はいかがでしょうか?実例とともに見ていきましょう。
過干渉すぎる
習い事は英語が良い!将来は留学にも行かせるんだから!と息巻く祖母にうんざりしています。
あなたの育児に何度も口を出してくる祖父母には要注意です。
習い事や将来の夢は祖父母が勝手に決めることではありません。
孫の自立心を育てるためにも、孫の将来の夢を祖父母が勝手に語るのはやめてもらいましょう。
- 進学先を決める
- しつけが厳しすぎる
- 口答えすると怒る
孫が心配なあまり過干渉になる気持ちは分かりますが、ぐっとこらえてほしいものですね。
甘やかしすぎる
祖父母から、「宿題なんてしなくても良いから、今日は一緒に遊びに行きましょう!」との言葉。そのしわ寄せは親に来るのですが…。
祖父母自身が子育てを振り返ったときに、「もっと一緒に遊べばよかった、厳しくするんじゃなかった…」と思うことがあります。
その反省の矛先が孫へと向き、甘やかしてしまい、ダメにすることがありますよ。
孫に好かれたいがために甘やかしすぎる祖父母の話は、よく聞きますよね。
甘やかしすぎると、孫はお家の外では思い通りにならずにうっぷんがたまり、自己中心的な態度をとってしまうかもしれません。
親に内緒で食べものをあげる
祖父が勝手にチョコレートをあげてしまいました。まだあげたことがないのにこういうことをされると迷惑!
内緒で食べものをあげる祖父母は孫を甘やかすだけでなく、ときに命に関わる事態になることも。
- アレルギーの有無
- 添加物を使用している食べものをあげていいか
- 産地は国産かどうか
- おやつをあげる時間帯や回数
これらを確認せずに孫に食べものをあげる祖父母はいるでしょう。
私はあまり産地は気にしませんが、気にされる親は多いですよね。
人によって気にすることは違いますし、祖父母に安心して預けるためにも、食べもののことは毎回しっかりと伝えましょう。
家におしかけて居座る
のんびりと家族団欒…と思っていたところに急におしかける祖父母!ご飯を用意しなくちゃ!私のプライベートはどこに…。
これが続けばあなたのプライベートが保たれません。
あなたとあなたの家族に対して気をつかえないのであれば、いずれ孫をダメにするかもしれませんね。
- 来ても良い頻度、時間帯を決める
- 来る前には必ず連絡をすること
- 合鍵を持っている場合、勝手に家へ入らないようにする
これらをしっかりと守ってほしいものです。
孫をダメにする祖父母の過干渉が子供に与える影響
こちらでは祖父母がどのように孫をダメにするのかをご紹介します。
非行に走ってしまう
祖父母になんでも決められてきたことへの反発から、非行に走ってしまう孫もいます。
過干渉になってしまう祖父母は、孫に対して口出しすることがしつけと思っているでしょう。
幼少期には人に迷惑をかけないために、ある程度口出しをすることは必要です。
しかし、孫が大きくなったら必要以上に口出ししてはいけません。
自分の個性を磨き、自分で決断していく時期のため、幼少期のような過干渉はやめて、一歩下がって見守っていくよう伝えましょう。
ものを大事にしない子になってしまう
なんでも買い与えられてきた孫は、ものを大事にできなくなってしまいます。
おもちゃに飽きたら、新しいものを買ってもらえば良いや!と思われるのは嫌ですよね。
プレゼントを買うのが悪いのではありません。
何回でも買い与えるのがダメにするのです。祖父母には、ぐっと堪えてもらいましょう。
自分で決められない子になる
祖父母の過干渉で、すべての決定権を握られた結果、孫をダメにすることが増えています。
幼少期から少しずつ自分で物事を決めてきた人は、大人になってから大成するでしょう。
孫が選んだことが失敗しても良いのです、その失敗が孫の決断力を育みます。
孫をダメにする祖父母がでしゃばるのを止める方法
でしゃばる祖父母はあなたにとって、ちょっと困った存在ですよね。
そんな祖父母に対してどのように接すれば、角が立たずに、でしゃばるのを止めることができるか対策を考えてみました。
祖父母と孫の関係を良くするためにも、一肌脱ぎましょう。
まずは感謝を伝えよう
まずは祖父母には日頃の感謝を伝えましょう。
人はいきなりクレームをつけられても反発するだけです。
孫育てに協力してくれることに感謝を伝えてから以下の方法を実践してみてくださいね♪
夫と妻が協力し合うこと
祖父母と孫の関係を良くするには、夫と妻が協力し合うことが大切です。
例えば、義実家の祖父母がお菓子をあげすぎたとき、あなたから注意するのはなかなか厳しいですよね。
そのようなときは、あなたの配偶者から注意してもらいましょう。
義実家に対しては言いにくいことでも、実家には言えるのではないでしょうか。
夫婦仲が良好だと、スムーズに連携できますよ。
家族のためにも、夫婦仲をダメにすることなく、仲よくありたいですね。
ルールを決めること
でしゃばる祖父母に対してはルールを決め、それを家族みんなで共有しましょう。
おやつを変な時間帯にあげてしまう祖父母には、おやつの時間帯を決めてあることを祖父母に伝えてくださいね。
「これくらい良いじゃないの〜」という声が聞こえてきそうですが、ルールをダメにするのはいけません。
ルールを決めたほうが良いこと
- プレゼントの頻度
- おやつの回数や時間帯
- ゲームやスマホが使える時間
- 宿題はきっちり終わらせること
これらのルールを祖父母と孫が守れないのであれば、交流の頻度を減らしたほうがいいかもしれませんね。
今と昔の育児の違いを伝える
育児の仕方は年々アップデートすることばかりで、祖父母のときとは異なることがたくさんあります。
例えば昔は、離乳食開始前の赤ちゃんに白湯や果汁をあげてもよいとされていましたが、今はミルクをしっかり飲んでいれば、白湯や果汁をあげなくても構いません。
しかし、昔のやり方で悪意なく、お風呂上がりに白湯をあげてしまう祖父母は多いのではないかと思います。
このことをどう伝えればよいか分からないときは、医者や保健師から言われたんです、と伝えると角が立ちませんよ。
対策をとってもダメなときは距離を置こう
これらの対策をとっても祖父母側に改善が見られないときは、距離を置きましょう。
祖父母との距離の置き方
- 子供がクラブなどの活動で忙しい
- 風邪が長引いている
- 仕事でなかなか時間がとれない
- 帰省の費用がかかるから行けない
初めは、なるべく遠回しに理由を伝えたほうがいいと思います。
それでも分かってくれない祖父母に対しては、ハッキリと行きたくない理由を伝えましょう。
気まずいムードが流れますが、孫をダメにするよりは…と思い、勇気を出してくださいね。
まとめ
- 孫をダメにする祖父母には、過干渉、甘やかしすぎなどの傾向がある
- 孫をダメにすると、非行、ものを大事にしない、自分でものごとを決められなくなってしまう
- 祖父母には、日々の感謝を伝えてから、孫への接し方について変えてほしいところを伝えるとよい
- 何を言っても祖父母が分かってくれなかったら、一旦距離を置こう
身内だからこそ関係をダメにすることなく、穏便にすませたいですよね。
それに大事な孫だからこそ、口出ししたり甘やかしたりする祖父母の気持ちはよく分かります。
祖父母は、そっと見守ってくれるだけで、孫は愛を感じてくれるのではないかと思いますよ。
あなたから祖父母にそう伝えてもいいのではないでしょうか。
様々な事情があると思いますが、孫と祖父母、親との関係の解決の糸口になってくれれば嬉しいです♪