仁丹は十数種類の生薬を配合した口内清涼剤です。
口臭やめまい、吐き気、二日酔いなど様々な事に効果があるもので、あのダウンタウンの松本人志さんも愛用されているそうです。
そんな仁丹が体に悪いという話がありますが、実際は仁丹は用法容量を守り、正しく使えば問題なく、日々の生活に役立つ便利なものです。
しかし、中に入っている成分や過剰摂取による副作用が原因で心配する方も多くいます。
そこで、今回は仁丹について
・体に悪いといわれる理由
・銀中毒について
・仁丹の副作用
・仁丹の良い効能
・購入方法
を調べてみました。
ぜひ最後まで読んで、お役立てください!
仁丹は体に悪いと言われる理由
仁丹は用法容量を守り、正しく服用すれば、体に悪いものではありません。
しかし、時折体に悪いという話を聞くのはなぜでしょうか?
それは、仁丹の成分に原因があります。
仁丹は、阿仙薬、カンゾウエキス、桂皮、丁字、益智、縮砂、木香、生姜、茴香などを配合し銀箔に包んだものです。
仁丹が体に悪いといわれる主な原因は、この中の銀箔とカンゾウエキスと言われるものにあります。
仁丹は体に悪い?銀中毒とは
仁丹は銀箔に覆われているので、特徴的な銀色の見た目をしています。
体に悪いといわれる理由の一つには、その銀箔による銀中毒への心配が挙げられます。
銀中毒とは
銀皮病と呼ばれ、銀の慢性的な過剰摂取により皮膚や粘膜に色素が沈着するもの。
銀の過剰摂取が長期にわたると、眼、鼻、喉および皮膚が銀色の変色を起こすことがある。
生命を脅かすようなものではないのですが、外見に大きく影響が出る病気なので、かなり怖いですよね。
しかし、銀中毒は主に銀粉末を扱うような仕事での職業ばく露によるものがほとんどです。
仁丹含まれる少量の食用銀箔程度では、銀中毒は通常おこりません。
一粒が小さいので、大人だと一度に10粒ほど口にすることもあると思いますが、それを一日10回まで行っても用量の範囲内になります。
しかし、銀中毒を気にしすぎることはないですが、過剰摂取にはくれぐれも注意して上手に利用しましょう。
仁丹は体に悪い?副作用はある?
仁丹には、カンゾウエキスという成分が含まれています。
これは甘草(カンゾウ)という植物の根から抽出されるもので、漢方薬に多く使われ、鎮痛、抗炎症、肌荒れ抑制などの効果があります。
しかし、甘草を過剰摂取すると副作用により偽アルドステロン症を引き起こす可能性があります。
偽アルドステロンとは
主に甘草に含む医薬品、漢方薬によって引き起こされる。
血圧を上昇させるホルモンのアルドステロンが機能していないのに高血圧やむくみ、カリウム喪失がおこる。
症状として、血圧上昇、むくみ、低カリウム血症、手足のしびれや力の入りにくさが挙げられる。
薬も取りすぎれば毒となるといいますので、上記のような症状がある方は一度仁丹の服用を控え、お医者さんに相談しましょう。
仁丹は体に良い効果はないの?仁丹の効能
ここまでは仁丹のマイナスなイメージについてお話ししましたが、仁丹には生活に役立つ良い効能がたくさんあります。
仁丹の効能
気分不快、口臭、二日酔い、胸のつかえ、悪心嘔吐、めまい、暑気あたり、乗物酔い、眠気覚まし
口臭改善というと、まずフリスクなどのタブレットが頭に浮かぶと思いますが、仁丹にはほかにも酔い止めや不快感の改善効果があります。
特に社会人にとっては活躍する場が多く、一服後の口臭改善、飲み会の次の日の二日酔い対策、仕事中眠い時にも使えます。
夏の暑さ対策にも有効で、過去には猛暑対策として甲子園の開催に絡めて仁丹をPRしたこともあったそうです。
仕事を元気に円滑に進めるためにも使ってみるといいかもしれませんね!
仁丹の購入方法
仁丹は主にドラッグストアに売っています。
コンビニやスーパーマーケットにはないので買い求めにくい時は、Amazonや楽天、Yahoo‼ショッピングなど利用するのも手ですね!
ここでは、仁丹製造の最大手である森下仁丹株式会社について紹介させていただきます。
仁丹は、明治に森下博という人物によって、万病に効き、飲みやすく、保存しやすい便利な薬を作るために、開発されました。
その森下博によって創業されたのが森下仁丹株式会社です。
創業百年以上の歴史を持ち、仁丹の改良と製造技術の研鑽を続けてきた会社なので、仁丹を買うならここで間違いないでしょう!
まとめ
今回のまとめです。
・仁丹は用法容量を守れば体に悪いものではない。
・銀の過剰摂取による銀中毒という病気があるが、仁丹の銀箔による銀中毒の危険性はほとんどない。
・カンゾウエキスによる偽アルドステロン症の危険性があるので、血圧上昇や手足のしびれ、むくみを感じたら服用を控える。
・仁丹には、口臭軽減、酔い止め、眠気覚まし、暑さ対策など戦う社会人の味方になる優れた効能がたくさんある。
以上です。
最近は、フリスクなどにお株を奪われがちな仁丹ですが、大人の嗜みとして一度試してみてはいかがでしょうか?