玄米フレークは、少しの対策で手軽に栄養を摂ることが出来る現代人には、とてもありがたい食べ物です!
そんな玄米フレークが体に悪いなんて、信じられないですよね。
時間がない中で少しでも栄養が摂りたくて玄米フレークを選んで食べているのに!そう思う方も多いのではないでしょうか。実は私もその1人です。
それでは、玄米フレークが何故体に悪いと言われているのでしょうか。調べてみると、玄米フレークを食べる時には少しの注意と対策が必要なことがわかりました。
この記事で玄米フレークが体に悪いと言われる理由と、食べる時の対策、更には効果的な食べ方まで順番に解説していきます♪
玄米フレークは体に悪いと言われる理由は5つ!
玄米フレークが体に悪いと言われる理由は以下の5つです。順番に解説していきたいと思います!
フィチン酸が体内のミネラルを排出してしまう
フィチン酸とは玄米に含まれる生体物質で、体内にある添加物などの毒素や有害金属物質と結合し排出する働きがあります。
玄米がもたらすデトックス効果は、このフィチン酸の働きによるものです。
ただ、フィチン酸は排出される時にミネラルとも結合することから、体内のミネラルを排出してしまうのではないか、と言われていました。
しかし、研究の結果フィチン酸は糠(ぬか)のなかでミネラルと結合していることがわかり、体内のミネラルとは結合しないことがわかりました。
ですので、フィチン酸による影響は問題がなく体に悪い影響は与えません。
アブシジン酸(発芽抑制因子)による体への悪影響
玄米に含まれるアブシジン酸を摂取すると体が冷えて免疫力が低下します。
玄米を長時間水に浸し、発芽玄米にするとこのアブシジン酸は無効化されるのですが、玄米フレークではこのような対策が出来ないため心配する声が上がっています。
ですが、玄米フレークに置き換えた以外の食事で普通に栄養を摂っていれば特に問題はなく、気にする必要はないということがわかりました。
玄米の糖層に含まれる残留農薬
玄米の残留農薬は糖層にまで含まれています。これは通常玄米を長時間水に浸すことで軽減されますが、フレークのような加工品はそういった対策をすることができません。
その結果、玄米に含まれる残留農薬の心配から体に悪いと言われています。ですが、調べたところ厚生労働省のホームページに以下の文章を見つけました。
厚生労働省HP
国がしっかり責任を持って調べてくれているので、安心して良いことがわかりました。
ヒ素が多く含まれる
ヒ素は自然環境中に広く存在するもので、日本国内の土壌や水中にも含まれており、玄米にも含まれています。
また、特にお米や玄米にはヒ素の量が比較的多く含まれていることから、心配する声が上がっているのです。
しかし、こちらについても農林水産省のホームページに以下の記載があります。
農林水産省HP
こちらも他の食事でバランスの良く栄養を摂れていれば、とくに問題はなさそうです。
砂糖と添加物
玄米フレークには、砂糖や添加物が含まれています。調べた結果、添加物に関しては、長期間食べ続けなければ特に問題はなさそうです。
しかし、砂糖も比較的多く含まれており、カロリーも決して低くないということがわかりました。
日本ケロッグ公式HP
ダイエットに取り入れようと考えている方は、食べ過ぎに注意したほうがいいでしょう。
玄米フレークが体に悪いと言われている理由は、1つ1つ解説すると、どれも体に影響がないものばかりで、あまり心配する必要がないことがわかって安心しましたね。
では、逆に玄米フレークを食べるメリットはなんでしょうか。
食べる際に気をつけるべきポイントと合わせて紹介したいと思います!
玄米フレークの体に悪い所は対策をすればメリットに!
玄米フレークが体に悪いのではなく、食べる際に少しの対策が必要だということがわかりました。
気になる玄米フレークを食べる際の、対策についてお伝えしていきます。
玄米フレーク以外の食事で足りない栄養を補う
玄米フレークが体に良いからと言って、玄米フレークばかり食べていては、栄養バランスが偏ってしまうので体に悪いのです。
しっかり、3食中の2食で玄米フレークに足りない栄養を補いましょう。
そのためにはバランスの良い食事を心がけることが大切です。
毎日の健康食として取り入れるなら無糖で無添加のものを選ぶ
毎日の食事に、健康的食として取り入れるなら、無添加、無農薬、加藤なしの玄米フレークを選びましょう。
玄米の栄養素をそのまま体に取り入れることができるのでおすすめです。
朝か昼に食べる
玄米フレークを食べるなら、朝か昼に食べるようにしましょう。
なぜなら、玄米フレークは消化に悪いからです。人によっては腹痛などの症状が出ることもありますので、夜は避けるようにしましょう。
どれもあまり手間がかからず取り入れられる方法ばかりでしたね。
今度は、対策をとってまでも玄米フレークを食べることがおすすめな理由、玄米フレークを食べるメリットを紹介していきます♪
玄米フレークのメリット1:栄養価の高い玄米を手軽に食べることが出来る
これは、最大のメリットと言えるのではないでしょうか。
玄米といえば、完全食と言われるほど栄養価が高いことで知られています。
便秘解消や、デトックス効果、肥満や糖尿病などの生活習慣病にも効果があるとされています。
玄米フレークのメリット2:玄米は低GI食品である
低GI食品とは、摂取後の血糖値の上昇が穏やかな食品のことです。
ダイエットをしたいからといって、炭水化物を控えている方もいると思うのですが、栄養バランスを崩すと体に悪いです。
調べていくと、同じ炭水化物でも血糖値が急激に上がるものと、穏やかなものがあることがわかりました。
摂取後の血糖値の上昇が穏やかな、低GI食品を選ぶことで、糖を取り込みながらも、健康的な食生活を送ることができます。
玄米フレークのメリット3:セカンドミール効果が期待できる
セカンドミール効果とは、ファーストミール(最初にとった食事)が、セカンドミール(次にとった食事)に影響を表す効果のことです。
ファーストミールが、血糖値の急上昇を招かなければ、セカンドミール後も血糖値の上昇を抑えてくれます。
先程でも玄米は摂取後の血糖値の上昇が緩やかであるとお伝えした通り、玄米をファーストミールとして食べれば、次のセカンドミールでも良い効果を生むことが期待できます。
ですので、やはり玄米フレークは朝か昼に食べる方が良いことがわかりますね。
以上が玄米フレークを食べるメリットです。どれもとても魅力的ですし、こんなにメリットがある食事を手軽に食べられるなんてとても嬉しいですよね。
少しの対策をして、あとは美味しく食べるだけ!なんて、まさに忙しい現代人の味方です!
玄米フレークが体に悪いようにならない効果的な食べ方
玄米フレークは体に悪い影響はなく、寧ろ少しの対策で大変良い効果があることがわかりましたね。
さらにその効果を高めるために効果的に食べ方はあるのかを調べてみました!
豆乳やヨーグルトと一緒に食べる
豆乳をかけたりヨーグルトにトッピングしたりする食べ方がおすすめです。
そうすることで、玄米フレークに足りないタンパク質を一緒に摂ることができて、より効果的な食べ方ができます。
温かい飲み物と一緒に食べる
冷たいミルクをかける食べ方が多い玄米フレークですが、それだけでは冷えてしまい、体に悪いです。
ぜひ、温かい飲み物を飲みながら食べるようにしましょう。
ミネラルが豊富な食生活を心がける
玄米フレークにはミネラルが多く含まれていますが、体に必要なミネラルを全て玄米フレークから摂取するのは難しいのです。
普段の他の食材からもミネラルを摂取できるように心がけましょう。
ナッツや味噌、チーズなどの乳製品もミネラルを多く含んでいるので、ぜひ普段の食生活から意識してみてください♪
まとめ
- 玄米フレークが体に悪いというのは間違い
- 食べる際に少し対策をすれば寧ろ体に良い成分が沢山ある
- 毎日継続的に食べる場合は、体に悪い影響がないように砂糖不使用や、オーガニックのものを選ぶ
- 玄米フレークは食べた後も血糖値の上昇が緩やかなGI食品
- 玄米フレークを食べる際は消化が遅いので朝か昼にする
- 朝か昼に食べることでセカンドミール効果も期待できる
- より効果的に食べるために豆乳やヨーグルトと一緒に食べるのがおすすめ
- 冷たいミルクなどをかけるため、体が冷えてしまうので、温かい飲み物を一緒に飲むようにする
- 玄米フレークだけに頼らず、普段の食事からミネラルが多い食品を選ぶことが大切
玄米フレークは体に悪い、と聞いて最初は驚きましたが、調べていくとどんどん体に良い成分が沢山含まれていることがわかりましたね。
食べた後も良い効果が続くというとても嬉しい効果もあり、今日からダイエットに取り入れようと思いました!
あなたもぜひ、体に嬉しい玄米フレークを手軽に美味しく食事に取り入れて、健康な食生活を送りましょう♪
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