最近では起業を目指す若い方が多くなってきています。
夢を持ってなにかを目指すのはすごく良い事でかっこいい事だと思いますよね。
しかし、起業と言っても継続していくことは簡単な事ではありません。
有名な起業家の方でもよく会社を失敗しましたと聞きます。
そんな難しい起業ですが、学生起業した人達の末路を紹介していきます。
Contents
学生起業をした人の末路
では、まず学生起業をした人たちがどんな末路を辿ってしまったのかを紹介していきたいと思います。
時間が作れなくなる
なんと言っても起業をすると、そちらに時間がかかってしまい、友達と遊ぶ時間などが無くなってしまいます。
事業がうまくいき出してきた頃なら良いのですが、起業してうまくいき出すまでかなりの時間が必要になり、自由な時間を作るのは難しいです。
お金が無駄になってしまった
起業と言っても初期費用で安くても20万〜30万程は掛かってしまいます。
特に学生のうちはすごく大金なので、それまでにアルバイトなどで貯金していた分が一気に無くなってしまうことも少なくありません。
うまくいけば良いのですが、うまくいかず辞めるとなると初期費用もそれまでにかけた費用は無駄になってしまいます。
批判を受けてしまう
学生の時に起業しようとすると批判が多くとんできます。
まずは両親が会社員の方だと特に起業に対する心配は大きく、うまく行く可能性は低いため「辞めておけ」と言われる可能性は大きくあります。
友達だと、とくに人と違うやりたい事を行動に移そうとすると批判されやすくなります。
起業と学業の両立ができなくなってしまった
学生の間は勉強することが大事になってきますが、起業をすると勉学に育む時間が無くなり、とくに大学生の場合だと浪人してしまう人もいます。
逆に、学業がヤバイとなって起業の方を疎かにしてしまうとうまくいかなくなったりするので、すごく多忙になったり、どちらかがうまくいかなくなったりしてしまいます。
考え方が同世代と離れてしまう
どうしても起業となると自分がしっかりしないといけない立場になります。
一方、他の学生の人達はアルバイトなど比較的責任があまり無く、リスクなどをあまり考えないで行動してしまいがちです。
そう言った点では、起業をしていると礼儀や言葉遣いも今まで通りにならなくなり、他の学生との考える基準が違ってきてしまいます。
学生起業をした人の末路エピソードを紹介
実際に学生起業をした人たちのエピソードや声って気になると思うので、ここで紹介していきたいと思います。
総資産47兆円の大企業に
こちらの方は皆さんご存知の孫正義さんです。
実は孫さんは学生起業家の1人。
彼はアメリカに在学中に「アルバイトではお金は稼げないから、発明してお金を稼ごう」と思ったのがキッカケになったそうです。
発明を心掛けてからは1日1個新しい発明を考えていたそうです。
発明を続けていく中で、シャープの専務から直談判で多国語翻訳機を1億円で買取ってもらったというエピソードもあります。
大学を中退してしまった
この方は大学生の時に起業家養成講座を受講して起業の素晴らしさに惚れ勢いで学生起業を開始しました。
講座の中で「若者はすぐに起業すべき」と言う言葉のままに起業したのですが、勢いで起業したため、上手くいかずに1年で倒産してしまいました。
起業をしたため大学は中退してしまい、今はあまり実績を積めずにフリーランスとして活動中だそうです。
エピソードによると彼が講座を受講した同時期に起業した知り合いも今となっては9割が音信不通になっているそうです。
学生起業はやめとけと言われる理由は?うざいと思われる?メリット・デメリット
ここまで末路を紹介してきましたが、実際なぜ反対されるのか、周りからはどう思われてしまうのか気になりますよね。
ここからは反対される理由、周りからの視線、起業のメリット、デメリットについて紹介していきます。
メリット
実は学生起業するのもメリットがあります。
低いリスクで行える
学生の場合は年齢も若く、お金が少なくなってもまだ取り返しがつくからです。
会社員から起業してとかだと会社を辞めている場合などあり、生活が苦しくなってしまいますが、学生だと失敗しても就職にするなどの方向転換もしやすくなるからです。
学生だと親からの援助などもあったりするので学生起業はまだリスクは少なくできます。
時間が自由に使える
後ほどデメリットでも紹介はするのですが、時間の問題はやりようによってはメリットにもなります。
会社員でもし起業をしようとすると仕事終わりからの作業になりますが、学生(特に大学生)は自分で時間調整できるところが多いです。
時間管理がしっかりできる方であれば、学業と起業を両立しやすく同時進行がしやすくなります。
低コストでやりやすい
学生起業は少し心配される所かもしれませんが、逆にそれを活かしていくと周りからの支援を得られやすくなる事もあります。
友達なども起業内容にはよりますが、集客などを一緒にSNS等で手伝ってくれる可能性もあります。
周りの支援が必ずしも良い方向に向くとは限りませんが、気にかけてくれやすいのは確かでしょう。
デメリット
すごく良さそうなメリットで魅力的って感じた人も多いかもれませんが、デメリットもしっかりあるので重要なのでしっかり理解しておいてください。
時間が無くなる
メリットでは時間が自由に使えると紹介しましたが、時間の使い方によってはかなりのデメリットになってしまいます。
基本的には学業だけで大変なのにそれに加えて起業となると、しっかり時間管理をしていないと両方ともダメになってしまいます。
友達と遊べなくなる訳ではありませんが、遊ぶ時間など好きな事は後回しになってしまいます。
金銭的問題
起業してすぐ上手く行って収入があれば良いのですが、起業はアルバイトと違って次の月に働いた分だけお金が入ってくるとは限りません。
毎月親から援助がある方はまだ良いのですが、特にない方は充分な貯金が必要になります。
起業に失敗すると貯金が無くなる覚悟は必要でしょう。
起業の勉強
起業といってもサービスだけに特化しておけばよいのではなく、法律的な所も勉強しないといけません。
サービス向上に加えて、法律、税金など学校での勉強以外にも必要な勉強は多いです。
社会人経験がある方は少なからず法律、税金を知っている方はいますが、学生だと知識が少ないと思うので大変になってしまいます。
起業といっても法人化をどのタイミングでするのかも、すごく重要になってきます。
辞めとけと言われる理由
こちらはやはり起業をするより雇われている方が安定しやすいからです。
起業は収入もとくに最初は不安定になり、失敗する可能性があるので、あなたの事を心配して辞めとけと言われがちです。
ですので、辞めとけと言うのも決してあなたの事が嫌いだから言ってないのは確かでしょう。
しかし、辞めとけという人の大半は起業した事が無い人が多いので、最終的判断は自分になってしまいます。
うざいと思われる理由
やはりこれは学生だからというわけではなく、起業をしようとすると友達だと周りとの時間があまり作れなくなってしまいます。
誘われても仕事がってなってしまうと、「友達より仕事優先か」や「最近付き合い悪い」などで思われてしまうかもしれません。
しかし、自分の事を本当に大事だと思ってくれている人は応援してくれるはずです。
まとめ
- 時間やお金が無駄になってしまったり友達との考え方の相違が生まれてしまった人がいる
- 低リスク、低コストで起業でき、時間が自由になる可能性のメリットがある
- 金銭的問題や時間の使い方などもデメリットもある
今回は学生起業について紹介してきました。
メリット、デメリットどちらもあり、悩ましい所があると思います。
しかし、今後何をするにしても自分の事を批判してくる人は出てきます。
ですので、周りの声には傾けずに自分でどうするかをしっかり悩まれてください。
もし、失敗してもその経験は必ず役に立ってきます。
しかし、その分のリスクはしっかり自分で追う必要が出てくるので、自分には何が合うかをしっかり考えて素敵な人生を送ってください。