パイナップルの缶詰が体に悪いというイメージを持っている方もいるかもしれません。
しかし、食べ過ぎに注意すれば体に悪いということはないです。
体に悪いというイメージを持っている多くの理由は、パイナップルの缶詰の中にある甘いシロップにあります。
パイナップルの缶詰に一緒に入っているシロップには、大量の糖分が含まれているんです。
甘くて美味しいからとついつい飲んでしまいがちになるあのシロップ。
当然、カロリーが高くて飲み過ぎると体に悪いです。
では、パイナップルの缶詰が本当に体に悪いのか、缶詰で栄養を取ることはできるのか、あのシロップの使い道などについて解説していきたいと思います。
Contents
パイナップルの缶詰が体に悪いといわれている理由は?
パイナップルの缶詰が体に悪いと言われている理由は、フルーツの鮮度を保って菌が繁殖してしまわないように漬けている甘いシロップにあります。
パイナップルの缶詰のシロップには大量の糖分が含まれており、カロリーが高いので当然、たくさん摂り過ぎると体に悪いです。
では、なぜ缶詰の中にシロップが入っているのでしょうか?
その理由は、中に入っているパイナップルの品質を保つために入っています。
缶詰というのは、食品を長期保存するための容器です。
そのため、できるだけ缶の中に空気が入らないように、隙間を作らないようにすることが必要となってきます。
ですから、パイナップルなどの固形の果物を入れたとき、その隙間を埋めるための液体が必要となるんです。
フルーツ缶詰もJAS法という法律で基準が定められており、パイナップルの缶詰は糖度が18%を基準としてつくられています。
果物を長期においしく保存するには、乾燥するか砂糖漬けが良いです。
フルーツの缶詰は、長期保存を実現するために、シロップの糖度を高くして雑菌の繁殖をしにくくするんです。
シロップ漬けにすることが長期保存の知恵だったんですね。
缶詰のフルーツは、一般的に生のフルーツのカロリーより多く、2~3倍程度となります。
やはり甘いシロップにパイナップルが漬けられることによって、カロリーが大幅に上がってしまうようですね。
「シロップが余ったからもったいない!」といって毎日のように飲んでしまうと、糖分の摂り過ぎにより体に悪い影響がでてくるかもしれません。
ただし、食べ過ぎにさえ注意すれば問題はありませんよ。
フルーツ缶詰には砂糖不使用のものもある
シロップに含まれる糖分がどうしても気になるという方もいるかもしれません。
実は、パイナップルを含むフルーツの缶詰には砂糖不使用の商品があるんです。
ここではおすすめの商品をご紹介したいと思います。
三菱食品 リリー | パインスライス 100%ジュース漬け
砂糖不使用のナチュラルなパイナップルの缶詰です。
シロップの代わりに非濃縮還元の100%のパインジュースに漬けられているんですよ。
ジュースは、搾汁してから2時間以内のフレッシュなものが入っています。
缶切り不要のEO蓋を使っているため簡単に開けることができますよ。
はごろもフーズ 朝からフルーツ パイン
朝にぴったり。便利なカットタイプの缶詰です。
ひと口サイズにカットされておりとても食べやすいです。缶を開けるとすぐに食べることができますよ。
シロップは、ガラクトオリゴ糖を使用しておりほどよい甘さになっています。
砂糖が使われていないということで、気になる糖分も少し安心して食べることができますね♪
パイナップルの缶詰が体に悪いかもと心配なのは安いから?
パイナップルをはじめ、桃やみかんなど、生で売っているときには高いのに、缶詰になると安くなりますよね。
安いから体に悪いものが入っているのでは…と心配に思ったり、不思議に感じたりするもいるのではないでしょうか。
スーパーで売っている果物は生ものですから、農場から採られて食べられるまでの期間が短く、見た目のよいものが厳選され、輸送の際には嵩張ります。
そのぶん費用がかかりますし、デリケートで消費期限が短いので、傷んだり腐ったりした物の廃棄にあたる経費も考えて売価が設定されています。
缶詰は、スーパーに並んでいるものとは比べ物にならないような見た目のものをものすごく安く買って使っているのです。
また、現地で缶に詰めて作り置きができますので輸送の際に場所も取りません。そのため安く大量生産、大量保存ができます。
とくに安いものは中国産で、その安全性を心配される方もいますが、日本で売られている以上は日本の基準をクリアしていますのでその点は安心です。
安さの秘密を知ることで、今後は安心して食べられますね。
パイナップルの缶詰でも栄養が摂れる!
パイナップルの缶詰は体に悪そうと思われがちですが、パイナップルの缶詰にも栄養が豊富に含まれています。
パイナップルの缶詰には、食物繊維が豊富に含まれているんです。
食物繊維には、腸内環境を整えてくれる効果が期待できます。
また、パイナップル缶詰にはミネラルの1つであるカリウムが含まれています。カリウムには、余分な塩分を排出する役割があり、むくみ解消に効果的です。
それ以外にも抗ストレスの効果があるビタミンCやビタミンB1、ビタミンB6なども含まれていますよ。
ただ、缶詰になってしまうと生のパイナップルより全体的に栄養が減ってしまいます。
生より手軽に食べることができるという点では缶詰のほうが良いですね。
しかし、栄養効果を期待するのであれば生のパイナップルのほうがより効果的ですよ。
パイナップルの缶詰の汁を有効利用しよう!
パイナップルを食べてしまった後に、缶詰には汁が余ってしまいます。
このシロップは、砂糖などを煮溶かした糖度の高いものです。
砂糖を使う料理には何でも合うと思いますよ。
では、缶詰に残った汁の有効活用を2つご紹介したいと思います。
1.デザートに利用する
パイナップルの缶詰に残った汁は、砂糖水のため液体でとても使いやすいです。
ヨーグルトにかけたり、ホットケーキミックスに混ぜて焼いたりすると、よりおいしく食べることができますよ♪
2.料理に使う
パイナップルの缶詰に残った汁はほぼ砂糖水で、香りもほとんどないことから料理で砂糖を使う場面に、この缶詰のシロップを代用することができます。
たとえば、酢豚や鶏の手羽元、煮豚など、使う料理は無限にありそうです。
缶詰に残った汁は、濃いシロップなので美味しく飲みすぎてしまうなんてことのないようにしましょうね。
まとめ
- パイナップルの缶詰は食べ過ぎると体に悪い
- パイナップルの缶詰は生よりカロリーが高い
- パイナップルの缶詰の栄養は、生より全体的に少ない
- パイナップルの缶詰に残った汁はデザートや料理に活用できる
パイナップルの缶詰は食べ過ぎなければ体に悪いということはありません。
缶詰の汁であるシロップは、そのまま飲むには糖度が高くできるだけ避けた方が良いですね。
しかし、その甘さを活かしてデザートや料理に使うことで、体に悪い影響を与えない使い方ができると思いますよ♪