味の素がお台所に欠かせないのに、切らしてしまった!買い忘れた!
でも今すぐ買い物に出られない...お店で見当たらない...そんなことはないでしょうか?
味の素は昆布に含まれている「グルタミン酸」、うま味成分です。
つまり、同じようにうま味を加えてくれる白だし、ほんだし、創味シャンタンやウェイパーがあれば、味の素の代用になるんです!
この記事では、それぞれの特徴を紹介しますので、作りたい料理に合わせて選んでみてくださいね。
また、味の素と同じメーカーの「ハイミー」や、どうしても心配な人のために、無添加調味料についても解説しています。
Contents
味の素の代用は白だしが使える!量はどのくらい?
白だしは昆布やカツオのだしが主成分なので、味の素のようにうま味を加えることができます。
そのままではかなり濃いので、必ず薄めて使いましょう。
正しい比率は白だし:水=1:9と言われています。
具体的には...例えば、茶碗蒸しの卵液を作るとき。
卵 | 1個 |
白だし | 20ml |
水 | 180ml |
この通り、白だし:水=1:9の比率となります。慣れないうちは計量カップを使ってくださいね。
白だしには醤油や味醂・砂糖など、調味料も多分に含まれていますから、必ず味を見ながら調節しましょう。
なお、白だしは上品かつ深い味に仕上げてくれるほか、お湯で割るだけでスープにもなりますから、ひとつ冷蔵庫に置いておいても損はありませんよ!
味の素の代用にウェイパー、ほんだし、創味シャンタンを使う人も!
どんな料理にも合う味の素ですが、代わりにウェイパー、ほんだし、創味シャンタンを使っても面白いです。
それぞれの調味料の特徴を説明していきます。参考にしてみて下さいね。
ウェイパー(味覇)
鶏肉と豚骨スープを中心とした中華だしです。
野菜、スパイス、調味料が絶妙に配合されている秘蔵レシピなので、中華料理に使えば本場の味が楽しめます。
ほんだし
3種のかつお節を基にした和風だしです。
お味噌汁や炊き込みご飯、浅漬け、うどんやお鍋など、和食に最適の落ち着いた味わいになります。
創味シャンタン
ラーメン屋さんでこのパッケージを見かけた人も多いのではないでしょうか?
ウェイパーと並ぶ中華だしですが、こちらはプロも愛用。
清湯スープが基となっており、香辛料も効いているので強めの味付けになります。
チャーハンやラーメンなど中華料理はもちろんのこと、和食洋食どちらに使っても味わいが深くなりますよ。
ただし、白だし同様ちょっと味が濃いので使う時は必ず味見を!
味の素を何かで代用してチャーハンや唐揚げを作るには
味の素が手元にない時に他のもので代用するとして、どのくらいの分量で作ったらいいの?
ここでは、味の素の代わりにウェイパーか創味シャンタンのどちらかを使うレシピを紹介します。
ウェイパーも創味シャンタンも、ペースト状なら分量は同じと考えて大丈夫です!
チャーハン(2人分)
白ねぎ | 1本 |
焼豚 | 50g |
卵 | 4個 |
ウェイパーorシャンタン | 大さじ1 |
塩こしょう | 少々 |
にんにく | 1かけ |
しょうが | 1かけ |
しょうゆ | 少々(香り付け程度) |
ラード(サラダ油などでも可) | 大さじ3 |
ご飯 | 1合 |
- 白ねぎは細かく輪切り、焼豚を食べやすく角切りにしておく。卵2個を先に溶いてご飯に混ぜる。
- ラード(または油)をフライパンに熱する。これからは常に強火で!
- 残りの卵2個を溶き、フライパンに入れる。すぐに先ほどのご飯も入れ、切るように混ぜる。
- 混ざったところで焼豚と塩こしょうを加えて、さらに混ぜる。
- ウェイパーとにんにく・しょうがを合わせて、さらに混ぜる。
- 混ぜたものを寄せて、空いたところに醤油を垂らし、蒸発させて香りを出す。その後サッと混ぜる。
- 最後にねぎを入れて、30秒ほど混ぜたら完成!
唐揚げ
鶏もも肉 | 1枚 |
片栗粉 | 1カップ |
☆ウェイパーorシャンタン | 小さじ1 |
☆酒(料理酒) | 大さじ2 |
☆醤油 | 大さじ1 |
☆にんにく | 1かけ |
☆しょうが | 1かけ |
- 鶏肉をひと口大に切る。
- ポリ袋の中に☆の材料と切った鶏肉を入れ、よく混ぜる。冷蔵庫で少し置くとさらに味が沁みる。
- ポリ袋から肉を出し、ボールの中に入れた片栗粉を全体にまぶしていく。
- フライパンに油を熱し、鶏肉をカラッと揚げて完成。
味の素と似ているハイミーとの違い
味の素と同じコーナーによくあるハイミーってなんなの?
同じメーカーで作られているハイミーですが、味の素との違いが気になりますよね。
味の素 | 主原料「グルタミン酸ナトリウム」昆布由来 |
ハイミー | 主原料「グルタミン酸ナトリウム」昆布由来 「イノシン酸ナトリウム」かつお由来 「グアニル酸ナトリウム」しいたけ由来 |
このように、味の素が1種類の素材であることに対し、ハイミーは3つの素材を組み合わせていることがわかります。
ハイミーはその味わいの深さから、高級料亭でもよく使われるようです。
和食、洋食、中華問わずどの料理にも使えますが、白だし同様味が濃いので、分量には注意しましょう。できれば味見をしながら!
味の素の代わりになる無添加調味料
味の素のように、化学調味料と呼ばれるものは、体に悪いのではないかと心配されている方も多いでしょう。
実は、化学調味料に関しては世界保健機構(WHO)などが安全性を認めており、体に悪いという説に化学的根拠はないのです。
問題になってくるのは、使い方です。入れ過ぎは塩分過剰となり、高血圧などの生活習慣病を引き起こします。
しかしながらそれでも心配だという方もおられるでしょう。
味の素の代わりになる無添加調味料をいくつか紹介していきます。
顆粒かつおだし
顆粒タイプのかつおだしの中には、シンプルにかつおをそのまま顆粒状に加工したものが売られています。
全て国産の素材を使った物もありますし、オーガニック志向の方におすすめです。
顆粒昆布だし
国産の昆布エキスを主原料にした、自然志向の昆布だしもあります。
味の素も昆布由来ですが、より自然に近づけているので安心して使えます。
昆布茶
おなじみの昆布茶もうま味が出せますが、塩分が強いので分量に注意!
コンソメ
洋風の味が欲しいならコンソメがおすすめです。自然の素材を大切にした配合なので、安心感も得られると思います。
やはり塩分は強めですので、分量に気をつけて。ちょっと少ないかな?程度がベストです。
まとめ
- 白だしの比率は1:9を心がけよう
- ウェイパー、ほんだし、創味シャンタンそれぞれの特徴を知って、上手に使おう
- うま味調味料は分量が命!できれば味見をしながら使い過ぎを防ごう
- より安全志向を求めるなら、国産かつ自然の素材を生かした商品を選ぼう
いつもとは違う調味料を試してみるのも、新しい発見があり楽しいですよ。
未経験の商品があったら、ぜひ挑戦してみてくださいね!