食洗機の洗い残しは、うまく入れられないことが原因で起こります。
入れ方のコツさえわかれば、食洗機の方が手洗いよりも汚れをきれいに落とすことができるのです!
食洗機なら手洗いでは使えない洗浄力の高い洗剤を使い、60℃~80℃の高温の水で食器を洗えます。
油などの汚れは温度が高ければ高いほど落ちやすいので、食洗機ならこすらずに汚れをきれいに落とせることがわかりますね。
他にも家事の手間が省ける、電気代や水道代が手洗いより安くなるなど、たくさんのメリットがあります。
食洗機があるのにうまく入れられないからという理由で使わないのはもったいないです!
うまく入れられないと悩んでいるあなたも、この記事を読めば食洗機を活用できるようになりますよ♪
Contents
食洗機にうまく入れられない人必見!入れ方のコツ
食洗機にうまく入れられないと悩んでいる人は、洗い残しや入れられる食器の量が少ないことで食洗機に不便さを感じているのではないでしょうか?
洗い残しや入れられる食器の量は、入れ方と食器の選び方で解決できます!
食洗機は手洗いと比べてたくさんのメリットがあるので、せっかく家にあるのに使わないのはもったいないですよ!
うまく入れられないと悩んでいる人のために、入れ方のコツと食器選びのポイントをご紹介していきます♪
入れ方のコツ
入れ方のコツ
- 食器と食器の隙間をあける、入れすぎない
- 食器の汚れた面を内側(中央)に向けてセットする
- 深さのある器は斜め下向きにセットする
- 外側から内側の順番で大きい平皿などからセットしていく
- 大きい器やまな板は最後にセットする
・食器と食器の隙間をあける、入れすぎない
食洗機はノズルから噴射される水で洗うため、食器と食器の隙間が狭すぎたり、入れすぎたりすると水が届かない死角ができてしまいます。
せっかく食洗機を回すなら、一回で多くの食器を洗いたいと思う気持ちは良くわかりますが、食洗機で洗ったのに洗い残しを見つけてしまったらショックですよね。
食洗機に食器をセットする時は、水が通ることのできる隙間をあけることと、入れすぎないようにすることを意識しましょう!
・食器の汚れた面を内側(中央)に向けてセットする
多くの食洗機は水を噴射するノズルが中央に付いていることが多いです。
ノズルから勢いよく噴射された水が汚れた面に当たるように、食器は内側に向けてセットしましょう!
・深さのある器は斜め下向きにセットする
なぜ深さのある器は斜め下向きにセットするかというと、汚れを洗い流した水が溜まって残ることを防ぐためです。
横向きだったり、上に傾いてしまったりすると、せっかく洗い流した汚れが器に溜まり残ってしまうことがあります。
深さのある器は水が溜まらないようにすることを意識して斜め下向きにセットしましょう!
・外側から内側の順番で大きい平皿などからセットしていく
内側に大きい食器があると、水が遮られて外側にいきわたりづらくなってしまいます。
また、大きい平皿などはセットできる場所が限られてしまうので先に置き場を決めておくとやりやすいですよ♪
順番をある程度決めておけば、悩まずスムーズにセットすることができて時短にもなります!
・大きい器やまな板は最後にセットする
大きい器やまな板は先に入れてしまうとスペースを取り、他の食器が入れづらくなってしまいます。
大きい器は食器の上から被せるように置き、まな板は空いたスペースに入れることで、食器を最大限セットすることができますよ♪
食器選びのポイント
食洗機にうまく入れられないと悩んでいる人は、使っている食器の見直しをするのもおすすめです!
食洗機を有効活用するための食器選びのポイントを下にまとめてみました。
食器選びのポイント
- 食洗機対応の食器を選ぶ
- できるだけ同じ種類の食器で揃える
- 茶碗や汁碗はふちが広がっている形状のものが良い
- グラスは背が低く、底よりもふちが広い形状のものが良い
・食洗機対応の食器を選ぶ
食洗機には洗えるものと洗えないものがあります。
60℃~80℃の高温で洗う食洗機には、木製のお椀やお皿、耐熱温度が90℃以下の食器は使えません。
また、洗浄力の強い洗剤を使い高温で食器を洗うため、デリケートな食器は塗装が剥がれてしまうことがあります。
食洗機用洗剤には弱アルカリ性と中性のものがあり、洗浄力が強いのは弱アルカリ性です。
デリケートな食器やテフロン加工のされている調理器具を食洗機で洗う場合は、余洗いをした後で中性の食洗機用洗剤を使うと良いですよ♪
・できるだけ同じ種類の食器で揃える
種類が違う食器を隙間をあけて重ねるためには、間隔を広めにあけなければなりません。
ですが、同じ種類の食器ならきれいに収まるので、無駄なスペースを取られずに済みます。
毎日使う茶碗や汁碗は家族の人数の2倍の数を揃えておけば、2食分まとめて洗う場合や来客時、割ってしまった時にも困らないのでおすすめです。
・茶碗や汁碗はふちが広がっている形状が良い
幅と高さは同じでふちが広がっている形状のお皿とそうでないお皿を重ねた場合、必要なスペースにどれくらい違いがあるか比較した図を作成しました。
同じ大きさの粒が入る隙間を作り3枚ずつ重ねた場合、図のように必要なスペースに差ができることがわかりますね。
このように、茶碗や汁椀はふちが広がっている形状のものを選んだ方が、スペースを有効活用できますよ♪
こちらの汁椀はふちが広がっているため、食洗機にセットしやすい形状です。
実際に食洗機でこの汁椀を使っている人の口コミもたくさんあり、塗装が剥がれる心配がない、強度があるなどと書かれていました。
耐熱性が高く、強度が強いので安心して食洗機で使うことができますね♪
・グラスは背が低く、底よりもふちが広い形状が良い
食洗機の種類にもよりますが、背の高いグラスだと食洗機に入らなかったり、倒れやすかったりします。
グラスは下を向けてセットするのでこちらの商品のように、ふちが底よりも広い形状のコップの方が安定感があり食洗機向きです。
こちらの商品は食洗機対応で丈夫な作りになっています。
普段使いや来客時、お子さんがジュースを飲む時などにちょうど良いサイズ感で使い勝手がとても良いです!
「食器棚に並べたとたん家族みんながこのグラスばかり使うようになった」という口コミもありました。
3個セットで1,155円(税込)とお値段もお手頃なので、家族の人数より多めに揃えておくと良いですね♪
食洗機を使うメリット
食洗機最大のメリットは手洗いする手間を省けることですが、他にもたくさんのメリットがあるのをご存じでしたか?
食洗機なら肌に触れることが無いため、洗浄力の強い洗剤を使い60℃~80℃の高温で食器を洗うことができます。
油汚れはお湯を使うときれいに落とすことができ、温度が高ければ高いほど落ちやすいです。
また、手やスポンジには菌が付いているため手洗いだと菌が残ってしまいます。
菌は高温に弱いため、食洗機なら菌が繁殖するのを最小限に抑えることができますよ。
手洗いよりも食器をきれいに洗うことができるのも食洗機のメリットです。
後で詳しくご紹介しますが、食洗機と手洗いだと食洗機の方が電気代や水道代などの光熱費がかからないというメリットもあります♪
食洗機用洗剤の特徴を解説!普通の食器用洗剤はNG
食洗機用洗剤には、粉末・液体・タブレットの3種類のタイプがあります。
それぞれどのような特徴があるのか詳しく解説していくので、参考にしてみてください!
粉末タイプ
毎日使う食洗機なので、少しでも節約したいという人には価格の安い粉末タイプがおすすめです。
ただし、粉末タイプにはいくつか注意点があるので一緒に確認していきましょう!
粉末タイプの注意点
- 溶け残りやすい
- アルミ製のものと相性が悪い
- グラスがくもりやすい
溶け残りやすいため、こまめな庫内の掃除と投入する量の正確な計量が必要になります。
計量するためのスプーンが付いていない商品もあるので、粉末タイプの洗剤を選ぶ際は付属の計量スプーンがあるかどうかも確認すると良いですよ。
また、アルミ製の調理器具などに使うと化学反応を起こし、白く変色してしまうことがあるので注意してください。
他にも、何度も洗っているうちにグラスがくもってしまうことがありますが、グラスのくもりが気になる場合は、クエン酸が配合されている洗剤を使うと良いです。
少し手間がかかる粉末タイプですが、食洗機を使うことで家事の手間はかなり省けているので、粉末タイプを使うメリットは十分にありますよ♪
液体タイプ
粉末タイプに比べると少しだけ価格が高いですが、溶け残りづらいため粉末タイプのようにこまめな掃除や正確な計量は不要です。
こまめな掃除が不要とはいっても、食洗機は定期的に掃除をしないとカビや雑菌が繁殖してしまう恐れがあります。
毎日のフィルター掃除と月一の庫内の掃除は必ず行うようにしましょう!
投入する量を多少間違えてしまっても、溶け残りづらい液体タイプであればそれほど影響はありません。
忙しい主婦には一番扱いやすい洗剤と言えますね♪
タブレットタイプ
タブレットタイプは他のタイプの洗剤と比べて価格が高いですが、タブレットを一つポンッと投入するだけで良いので最も手間がかからない洗剤です。
ただし、汚れの程度に合わせて量を調節することが難しいというデメリットもあります。
また、日当たりの良い場所や、温度が高い場所で保管しているとタブレット同士がくっついてしまうことがあるので、保管場所にも注意するようにしましょう。
食洗機には普通の食器用洗剤は使えない
食洗機には、食洗機用の洗剤以外を使うことができません。
手洗いで食器を洗う際に使う普通の食器用洗剤は、肌に触れるものなので食洗機用洗剤に比べて洗浄力の低い成分(弱酸性または中性)でできています。
泡で汚れを浮かせて落とすように作られているため、泡立ちが良いのが特徴です。
普通の食器用洗剤を食洗機で使うと、食洗機の中が泡だらけになりエラーを起こしたり、故障したりするので注意しましょう。
食洗機の電気代と水道代は手洗いよりもお得!
食洗機があったら便利で良いけれど、電気代が高くなってしまうのでは?と思う方もいらっしゃいますよね。
ですが、実は手洗いするよりも食洗機の方が電気代や水道代などの光熱費は節約できます!
こちらは経済産業省資源エネルギー庁が発表している、手洗いと食洗機の光熱費を比較したデータです。
【手洗いの場合】
年間でガス81.62m3使用
年間で水道47.45m3使用
合計約25,560円
【食器洗い乾燥機の場合】
年間で電気525.20kWh使用
年間で水道10.80m3使用
合計約16,990円
【手洗いの場合】-【食洗機の場合】
年間 合計約8,570円の節約
給湯器(40℃)、使用水量65L/回(冷房期間は、給湯器を使用しない)の手洗いの場合と給水接続タイプで標準モードを利用した食器洗い乾燥機の場合の比較
※手洗い、食器洗い乾燥機ともに2回/日
出典:資源エネルギー庁ウェブサイト(https://www.enecho.meti.go.jp/category/saving_and_new/saving/general/howto/kitchen/index.html)
食洗機を使った場合、水道の使用量が手洗いした場合の4分の1以下に抑えられることには驚きですね!
実は食洗機を使った場合にかかる光熱費の大半は食器を乾燥させる時に発生する電気代です。
乾燥をやめて自然乾燥にすれば電気代をさらに節約することができますよ♪
電気代をさらに節約する方法
手洗いより食洗機の方が電気代や水道代の光熱費が安いということが分かったと思います。
それでも電気代をさらに節約をしたいという人のために、食洗機を使って電気代を節約する方法について解説していきますね♪
・まとめて食器を洗う
単純なことではありますが、食洗機を回す回数を減らすことで電気代を節約する方法です!
家族の人数が多いとなかなか難しいかもしれませんが、1回の食事では食洗機がいっぱいにならないという人は2食分まとめて洗えば1回分電気代が節約できます。
1回目の食事で使った食器は水に浸けておけば、長時間放置してもご飯粒や食器の汚れがこびりついてしまう心配はありません。
ただし、記事の前半でも説明しましたが、食器の入れ過ぎは洗い残しの原因になるので注意してください。
・乾燥機をできるだけ使わない
食洗機は食器を乾燥させる時に一番電気代がかかります。
乾燥モードになったらスイッチを止めて自然乾燥させれば電気代を節約することができますよ♪
手洗いの場合、食器を洗い終わった後は自然乾燥である程度乾かしているという人も多いのではないでしょうか?
食洗機は高温の水で洗っているので、手洗いした食器を自然乾燥させるよりも乾きやすいです。
機種によっては乾燥時間の設定ができる場合もあるので、時間を少し短くするだけでも節約になりますよ♪
・電気代の安い時間帯に乾燥機を回す
契約している電力会社やプランによって異なりますが、22時頃~翌日の8時頃までの時間帯は電気料金が安くなることが多いです。
ご自身が契約されている電力会社のプランを確認して、安い時間帯に食洗機を回せば節約になりますね♪
このように少しの工夫で電気代は節約することができるので、食洗機をお得に使いたいという人はぜひ試してみてください!
まとめ
- 食洗機の洗い残しはうまく入れられないことが原因
- 入れ方と食器の選び方で洗い残しや食洗機に食器が入らないという悩みは解決できる
- 食洗機用洗剤には、粉末・液体・タブレットの3種類のタイプがありそれぞれメリットデメリットがある
- 普通の食器用洗剤を食洗機に使ってはならない
- 手洗いより食洗機の方が電気代や水道代などの光熱費が安い
うまく入れられないと洗い残しがあったり、食器が入らなかったりするので、食洗機を使うのを諦めたくなってしまいますよね。
食洗機は家事の手間を省くだけでなく、手洗いよりも食器をきれいにできて、電気代や水道代の節約にもなるので使わないのはもったいないです!
うまく入れられないと悩んでいるあなたも、入れ方のコツや食器の選び方を知れば食洗機をうまく使えるようになりますよ♪