ウォルマートがやばいと言われているのはなぜか。
それは、町の小さなスーパーを潰し、労働者を奴隷のように扱う最低賃金で社会保険もないブラック企業だからです。
日本にも進出しましたが、2018年には撤退した過去もあります。
この記事では田舎のスーパー潰しやブラック企業の口コミについてご紹介いたします。
ウォルマートがやばいと言われるのはなぜ!?
ウォルマートがなぜやばいのか、それは冒頭でも話しましたとおりブラック企業だからです。
どのようにブラックなのかというと、巨大企業だというのに労働者の人達に最低賃金で社会保険の加入も無しで働かせています。
私もブラック企業に勤めていたことがあるので労働条件の悪さには耐性があります。
ですが、さすがに社会保険には加入されていたので、この最低賃金と社会保険無しのダブルパンチを聞いたときは恐ろしくやばいと思いました。異常なレベルです。
それだけではなく町の個人で経営をしているスーパーを潰しているという情報もあります。
大企業ゆえに資金は膨大にあり、大量に仕入れることで他より大幅に安く仕入れられます。
ですので必然的に商品も格安で提供されます。
ウォルマートのような何でも揃う格安大型スーパーが近所にできてしまったら、個人経営者は価格で勝てる訳もなく潰れてしまいますよね。
ウォルマートが来ると町にスーパーがなくなると言われることもあるほどです。
こうした理由からも、ウォルマートがやばいと思われているようですね。
ウォルマートの特徴
ウォルマートにはどのような特徴があるのでしょうか。
1962年創業のウォルマートは、売上高60兆円を超える世界最大の小売業です。
アマゾンでさえ売上高は42兆円ですから、そのすごさが数字からもよくわかりますね。
ウォルマートは食料品、日用品、衣服、おもちゃ、化粧品、電化製品、植物など、生活に必要なものがほぼすべて販売されています。
店舗によっては銃などの武器も取り扱っていて、全体的に値段はリーズナブルです。
ワンフロアにスーパーとディスカウントストアを混在させて、レジを一か所にする形を採用したのも、ウォルマートが先駆けです。
ひとつのフロアですべてが済むので建設費や人件費も削減できて、お客さんの利便性も高くするなんて素晴らしい経営戦略ですね。
ウォルマートがアメリカで成功した理由
ウォルマートがアメリカで成功した理由は主に「コンピューター管理システム」や「物流センターの最先端のシステム」などの、ITの取り込みだと私は思います。
なぜアメリカでとなるのかというと、それはITにおいてアメリカこそが世界最高の企業を抱えているからなのです。
アメリカにはGoogleやamazonといった世界のIT企業があります。そういった企業が身近にいて参考にできたことが成功に繋がったのだということです。
ITを取り込みなにが変わったのかというと、顧客情報の管理やネットスーパーを導入したところです。
スーパーを展開する企業がITを駆使するという発想に至ったのは、日本などでなくアメリカで事業を展開していたからこそだと思います。
ウォルマートが日本撤退した理由、西友との関係
ウォルマートが日本を撤退した理由は、やはり日本人にウォルマートの経営戦略が通用しなかったからだと思います。
ウォルマートは2008年に西友を完全子会社化し、毎日安売りというウォルマートの経営戦略を展開しました。
当時は世界第二位の経済大国で成熟した消費市場である日本では、ウォルマート上陸が黒船到来と言われていたそうです。
そんなウォルマートが展開した経営戦略はなぜ日本では通用しなかったのか、それはその経営戦略だからこそでした。
日本のスーパーの大半はハイ&ロー価格政策を取っていました。
ハイ&ロー価格政策とは、日替わりや週替わりなどの企画で目玉商品を赤字覚悟で提供し、それを買いにきた消費者が定番商品を買えば利益を出すことのできる政策のことを言います。
日本人の消費感覚はこの目玉商品の「安さ」に慣れてしまっています。
ウォルマートの経営戦略の毎日一定の安さを提供する商品は、平凡な価格に見えお得感が無いものと認識されたのです。
ゆえにウォルマートの経営戦略が日本では通用せず、赤字を計上し日本から撤退に追い込まれてしまいました。
私も日本人なので、特売日といった日がある店と無い店ではある店を選ぶのは当然かなと思います。
まとめ
ウォルマートは企業としては町にも大きく貢献していますが、その代償に雇用している従業員の人たちには劣悪な環境を強いているのでやばいと言われていることがわかりました。
実態を知り、それでも安く済ませたい時は利用するのか、従業員のことを思うと利用したくないと考えるのか、自身に置かれた環境によって判断が分かれそうですね。
せっかく便利で低価格、売上額では世界最大を誇る大企業なので、従業員の労働環境も改善されることを願っています。