新しい商品を買った時、バーコードや商品表示のシールをキレイに剥がしたいなぁと思ったことはありませんか?
シール剥がしのスプレーがお手軽なのですが、プラスチック素材に使うとスプレーしたところが溶けてしまったり、変形したりすることがあるので注意が必要です。
ゆっくりそーっと剥がしてみてもベタベタが残ったり、シールのカスが残ったりして、最後までキレイに剥がすのって大変なんですよね。
この記事ではそんな注意事項も踏まえ、シールを剥がした後に残ったベタベタを取る方法やきれいにシールを剥がせるアイテムなどをご紹介します。
Contents
シールのベタベタを取る方法はプラスチック表示を要確認!!
シールのベタベタを取る方法として、まず一番に試してみるのはそーっと剥がす方法だと思います。
成功する時もあれば、失敗して破れてしまったり、シールが剥がしきれなかったり、ベタベタしたものが残ってしまったりしますよね。
そのシールのベタベタを取る方法はいくつかありますが、シール剥がしスプレーを利用する場合、まずはシールが貼ってあるものの素材を確認しましょう。
ポリプロピレン素材は問題ありませんが、スチロール樹脂(PS:ポリスチレン)は、表面が溶けて変形してしまうことがあるので注意が必要です。
例えば、我が家では100均で購入したプラスチックケースの外側にシールがベタベタ貼ってあります。このプラスチックの素材はポリプロピレンです。
また、子どもたちのプチブロックで作ったフィギュアを飾っているプラスチックケース。こちらの素材は、スチロール樹脂(PS :ポリスチレン)でした。
引用:ダイソー公式HP
それぞれのプラスチック商品に貼られたシール跡に、シール剥がしスプレーをシュッとひとふきしてみます。
しばらく置いてなじませた後ふき取ったり、へらでこすったりすると、簡単にシールのベタベタが取れました。しかし…。
ポリプロピレン素材のケースは何ともありませんが、スチロール樹脂素材のケースは表面がざらざらになってしまいました。
せっかくきれいな透明ケースを買ったのに…残念。
どうしてこうなってしまったのかというと、シール剥がしの中に含まれる有機溶剤が、スチロール樹脂の素材まで溶かしてしまったからなのです。
このようなことにならないように、プラスチックの素材は十分に確認してから使うように注意してくださいね。
そして、シール剥がしを使う基本の注意事項として、換気をすることも忘れずにお願いします!
シールのベタベタを取る方法は、シール剥がしスプレーだけではありません。
シールが貼ってあるものの素材を確認して適切な方法で剥がすようにしましょう。
シールのベタベタに使うとよいアイテム10選!!
シールのベタベタはシール剥がしスプレーがなくても、家にある身近なものを使うことで落とせます。
では、どんなアイテムを使うとよいのでしょうか。
シール剥がしスプレーを含め、シールのベタベタに使うとよいアイテムを10個ご紹介します。
これからご紹介するものは組み合わせて使えるので、素材によって色々試してみてくださいね。
消しゴム
消しゴムの摩擦力でベタベタをこすり落としていきましょう。
消しゴムが汚れていると、その汚れがついてしまうことがあるので、白い紙の上で消しゴムをこするなどして、汚れを落としてから使ってくださいね。
素材によってはベタベタが薄く伸びてしまって完全にとれないことがあるので、他のものと組み合わせて使ってもよいでしょう。
例えば、消しゴムでこすり落とした後にアルコールの含まれたウェットティッシュで拭くなどすると、ベタベタを残さずにとることができますよ。
セロハンテープ、ガムテープ
セロハンテープやガムテープの粘着力で、ベタベタを取る方法です。
この方法は私もよく試すのですが、テープの粘着力が弱いとなかなか取れないのが難点なんですよね。
100均などのテープ類は粘着力が弱くなかなか取れないので、根気よくチャレンジしましょう。
メラミンスポンジ
少し湿らせたメラミンスポンジで軽くこすってみる方法も試してみてはいかがでしょうか。
強くこすりすぎると、細かい傷がついてしまう可能性があるので、様子を見ながらこすってくださいね。
ドライヤー
シールの粘着力は温めると弱くなる性質があります。少し温めてからヘラや定規などでこすってみると落としやすいですよ。
なるべく近い距離からあてるとよいのですが、熱を加えると変形する恐れがあるので、プラスチックの素材や耐熱温度の確認を忘れないでくださいね。
また、手で持ってドライヤーを当てる場合は、やけどにも注意してください。
除光液、消毒用エタノール
除光液や消毒用エタノールを含ませたコットンを、ベタベタしているところに10秒ほど押し当ててからふき取りましょう。
注意しなければならないのは、この2つを使うことでプラスチックの塗装などが落ちてしまうことです。
せっかくベタベタがとれても、塗装まで取れてしまうのはとても残念なので、この方法を試すときは気を付けてくださいね。
シール剥がし液・スプレー
シール剥がし液は100均などで簡単に手に入り、手軽に使うことができます。しかし、プラスチックに使用する場合は注意が必要です。
スチロール樹脂(PS:ポリスチレン)のプラスチックに使うと、表面が溶けて変形したり、傷がついてしまったりするので気を付けましょう。
スチロール樹脂の表示がないプラスチックであれば利用できるので、よく確認してから使ってくださいね。
台所用洗剤
食器洗い用の台所洗剤には、界面活性剤と呼ばれる汚れを浮かす成分が入っています。その力を使って落とすこともできますよ。
シールのベタベタ全体に台所用洗剤を塗って、その上をラップで覆います。
30分ほど置いてなじませた後、キッチンペーパーなどでふき取りましょう。洗剤が残ってぬるぬるする場合は、洗い流しても良いでしょう。
ハンドクリーム
ハンドクリームの油分で、ベタベタを取ることができます。
ハンドクリームをベタベタしているところに、円を描くようになじませましょう。10分ほど放置した後、ティッシュペーパーなどで拭い落としてください。
ハンドクリームの油分が多いほど落としやすいですが、たくさん使いすぎるとぬるぬるして落ちにくくなるので注意が必要です。
お酢
お酢をキッチンペーパーやティッシュになじませて、ベタベタしたところにあてます。乾燥しないようにその上からラップで覆って待ちましょう。
10分程度経ったら、あててあったキッチンペーパーなどで拭い落とせば完了です。
素材によってはお酢の臭いがしみこんで落としにくかったり、形が悪くなってしまったりすることがあるので注意が必要です。
シールをベタベタさせずに剥がす方法
シールを剥がした後に残ったベタベタを取るのはなかなか大変ですよね。
そーっと剥がしてみて、途中で「これはきれいに剥がすのは無理そうだな」と思ったら、アイテムを使って初めからキレイに剥がすのが一番早いと思います。
上記で紹介した方法の4~10は、シールを剥がした後のベタベタしたところだけでなく、シールを剥がすときにも有効です。
液体を染み込ませて剥がす方法は、シールの表面に加工がしてあると染み込みにくくなることがあります。
その場合はカッターなどで薄く切れ目を入れてあげるとよいでしょう。
シールを貼ってから、時間がたっているものを剥がすときもこの方法が有効なので、ぜひ試してみてください。
まとめ
- シールのベタベタは、家にある身近なもので取ることができる
- シール剥がしを使う場合は、素材を確認する
- シール剥がしは、PS(ポリスチレン)素材に使うと変形する恐れがある。
- シールのベタベタが残らないように、シールを剥がすときから跡が残らない剥がし方をするのがベスト
様々な落とし方や注意事項を知っておけば、シール剥がしも怖くない!子ども達にも思う存分遊ばせてあげることができますね。
シール剥がしに困ったときはぜひ試してみてください。