エアコンのクリーニングをしないほうが良いというのは間違いです。
エアコンの不調に気づいていながらも、めんどくさくてしていないのであれば、すぐしたほうが良いです。
エアコンのクリーニングはしないほうが良いという認識を改めなければ、あなたやあなたの家族の健康に問題が生じる可能性があります。
しかし、業者に頼むとだいたい1~2万円近くかかってしまうので、むやみやたらにクリーニングをするのは良い選択とは言えません。
あなたのお家のエアコンにクリーニングの必要性があるのかをしっかりと見極められるようになりましょう。
そうすることで、あなた自身や大事な家族の生活を守ることができます。
クリーニングはしないほうが良いと認識していることによりおこるデメリット、クリーニングの頻度、業者選びのコツをご紹介しています。ぜひ参考にしてください。
Contents
エアコンクリーニングをしないほうが良いというのは間違い
エアコンのクリーニングをしないほうが良いというのは間違った認識です。
でもクリーニングってお金もかかるしちょっとめんどくさいな~
私もエアコンクリーニングはめんどくさくて、今まで業者などに頼んだことはありませんでした。
ですが、値段やめんどくさいといった理由でエアコンに不調を感じているにも関わらず、クリーニングしないままだと体調不良や電気代が高くなってしまうのです。
最近では、自動お掃除機能がついたエアコンを使っている方も珍しくはなくなってきました。
そういったエアコンでは特に、クリーニングしないほうが良いと考えている人がいますが、それは間違いです。
多くの自動お掃除機能はフィルター部分のみで、エアコン内部全体の掃除はできていません。
自動お掃除機能がついたエアコンだったとしてもクリーニングをする必要があるのです。
エアコンのクリーニングはしないほうが良いと思って使い続けることでどのようなデメリットがあるのか、4つご紹介します。
におい
エアコンは、内部にカビが発生してしまうことがあるのです。
そのままエアコンを使いつづけていると、カビのにおいがエアコンの風に乗って部屋の中に充満してしまいます。
体調不良
カビが発生しているエアコンを使うということは、においだけではなく、カビ自体も部屋に撒いている状態です。
その状態が長くつづけば、アレルギー症状が出たり、肺炎になってしまったりすることがあります。
特に小さなお子さんや、お年寄りが過ごす環境では注意が必要です。
電気代
エアコン内にカビなどの汚れがたまると、エアコンの効き自体が悪くなります。
エアコンがあまり効いていないと感じれば、温度を上げたり(下げたり)、風量を強めたりしてしまいますよね。
その状態で使いつづけてしまうと、エアコンに負担をかけてしまっていることになり、電気代が高くなるのです。
エアコンの状態によっては20%も電気代が上がってしまうこともあります。
故障
汚れがたまったまま使いつづけることで、エアコンに負担をかけてしいます。
その状態がつづくと、どうしてもエアコンの寿命は短くなってしまいがちです。
エアコンのクリーニングの頻度は?チェックポイント3点
エアコンクリーニングは必ずしも毎年やらなければいけないというわけではありません。
一般的にはエアコンクリーニングの頻度は、1~2年に1回程度です。
前回クリーニングをしたのがそのぐらい前であれば、業者にお願いしたほうが良いです。
お掃除機能がついているエアコンであれば、フィルター部分の掃除は自動で行っているので2~3年に1回程度で良いでしょう。
しかし、この期間はあくまでも一般的な目安ですので、使っている環境によっては汚れがたまりやすい場合があります。
ご自宅で使っているエアコンにクリーニングの必要性があるのか、以下3点の問題がないか確認してみましょう。
風の出方をチェック
エアコン内部に汚れがたまってしまうと、風が均一に出てこなくなり、エアコンの効きが悪くなります。
風の吹き出し口に手を当てて、均一に風が出てきているか確認してください。
風が出てきていない部分があれば、業者に頼んでクリーニングすることをおすすめします。
そのまま使いつづけているとエアコンに負担がかかってしまい、電気代が高くなったり、故障の原因になってしまったりしますよ。
においをチェック
エアコン内部にカビが発生していると、出てくる風がカビ臭いです。
エアコンをつけたときに何か変なにおいがするなと感じたら、カビが内部で発生している可能性が高いですよ。
そのまま使いつづけてしまうと体調不良をおこす恐れがあります。
エアコンから変なにおいを感じたら、頻度関係なくクリーニングをするほうが良いでしょう。
アレルギー症状の有無をチェック
以前はそんなことなかったのに、突然アレルギー症状が出てはいないですか。
エアコンを使い始めてそのような症状が出た場合は、もしかするとエアコンにたまった汚れが原因かもしれません。
クリーニングをすることで症状が改善される可能性があるので、ぜひ検討してみてください。
エアコンクリーニングの業者で失敗しないポイント3点
実はにおいが気になってたし、これを機に業者にクリーニングをお願いしようかな
と、ここまで読んで思ったあなた、ちょっと待ってください!
エアコンクリーニングを頼むときは、作業内容、養生(ようじょう)の有無、損害保険への加入有無の3つを必ず確認しましょう。
エアコンクリーニングは、ハウスクリーニング業者に頼むことが多いと思います。
そのとき、あなたなら何を意識して業者を選びますか。
私もそうなのですが、業者を選ぶときに一番気になるのはやはり値段ですよね。
こちらが一般的なエアコンクリーニングの値段です。
- お掃除機能なし…12,000円前後
- お掃除機能つき…20,000円前後
- 天井埋め込みタイプ…30,000前後
安すぎたり、逆に高すぎたりする値段設定の業者は少し怪しいので避けるべきでしょう。
しかし、クリーニング業者を値段だけで選んでしまうのは危険です。
値段だけしか見ずに選んでしまうと、実際は作業の質が低かったり、エアコン近くの家具を汚されてしまったりする可能性があります。
せっかく高いお金を払ってクリーニングを頼むのであれば、満足のいく結果がともなってほしいですよね。
ですので、クリーニングを業者にお願いするときは、これからご紹介する3点のポイントもしっかり確認するようにしてください。
以下の3点は業者のホームページや、実際にクリーニングを頼んだ人の口コミなどで確認することができます。
作業内容
エアコンを分解して清掃するという作業は素人には難しい作業になります。
悪質な業者では、エアコンクリーニング作業の知識が浅く、不十分な清掃で終わってしまう可能性がありますよ。
せっかく業者にお願いをしたのに、エアコンの効きや体調不良が改善されなければ意味がありません。
ですので、その業者がいったいどこまでの分解、作業をしてくれるのかを事前に詳しく確認するようにしてください。
防カビ・抗菌コーティングなどの仕上げまでしてくれるかも確認すると良いでしょう。
養生(ようじょう)の有無
エアコンクリーニングは、さまざまな道具を使ってエアコン内部を徹底的に清掃します。
養生というのは、クリーニングの際、室内に汚れが付着しないようにビニールシートなどでカバーすることをいいます。
養生の仕方が不十分だと、壁や床、ほかの家具などが汚れてしまう可能性があるのです。
どのような養生の仕方をしているのか、詳しくホームページに記載しているような業者であれば安心ですね。
損害保険への加入有無
基本的にほとんどのハウスクリーニング業者は、損害保険へ加入しています。
しかし損害保険に加入していない業者がいないとは言い切れません。
クリーニングを業者に頼んだら逆にエアコンの調子が悪くなってしまったといった場合は、業者に保証してもらうことが可能です。
エアコン周りの壁や家具などが汚れてしまったといった場合でも保証はおります。
ですので、万が一のためにも、その業者が損害保険に加入しているのか必ず確認してください。
その際、保証期間も一緒に確認しておくと良いですよ。
まとめ
- エアコンクリーニングをしないほうが良いというのは間違った認識
- 自動お掃除機能付きエアコンであってもクリーニングをしないほうが良いという考えは間違い
- 1~2年に1回程度はクリーニングを頼んだほうが良い
- 風の出方、におい、アレルギー症状があるようであれば頻度を気にせずクリーニングしたほうが良い
- 業者を選ぶ際は、作業内容、養生の有無、損害保険への加入有無を確認する
エアコンクリーニングをしないほうが良いという考えは、体やエアコン自体に負担がかかってしまうことが分かりましたね。
クリーニングをしないとさまざまなデメリットがあると知ると、今すぐにでも頼みたい衝動に駆られてしまいがちです。
風の出方やにおいなどをチェックして、本当にクリーニングの必要性があるのか見極めるようにしましょう。