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お彼岸に何もしないのはダメ?6つのマナーと何もしない時の対処法

お彼岸にお墓参りに行けず、後ろめたく思っていませんか?お彼岸には、何もしなくても大丈夫なんです。

親や祖父母の世代の方は、お彼岸にはお墓参りに行くのが習慣だという方も多いのではないでしょうか。

お彼岸の時期になると、家族でお墓へ行き、墓石を洗ったり、周囲のゴミを拾ってきれいにする。

雑草などが生えていれば草むしりをして、供物を供えて墓石に手を合わせる。

私も小さい頃は、実家があった地元のお墓へ行って、掃除や草むしりなどを兄弟と遊びながら手伝った記憶があります。

でも今、子育てをしている世代の方たちにとっては、お墓参りなんて、馴染みがないですよね。

お盆があるのに、どうしてお彼岸までやらなくちゃいけないのかと、疑問な方もいるのではないでしょうか。

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お彼岸に何もしないのはダメ!?お彼岸の意味と時期

お彼岸の時期は、「春分の日を境に前後3日の計7日」と「秋分の日を境に前後3日の計7日」になります。

「お彼岸」と言われるこの時期ですが、実はこの期間があるのは、仏教国の中では日本だけなんです。

「彼岸」は本来、川の向こうにあるとされています。仏教では、私たちがいる煩悩に満ちたこの世を「此岸(しがん)」と呼びます。

それに対して、悟りの境地である、あの世の世界を「彼岸(ひがん)」と呼びました。

春分の日と秋分の日は、昼と夜の時間が同じになり、太陽が一直線に動くことから、一番あの世に近づける日と考えられました。

お彼岸は、西の方角へ向かって拝みます。それは、西の方角に「極楽浄土」があるとされているからです。

「極楽浄土の境地に達する事ができるように、ご先祖様へ手を合わせて拝む」こと「そこへ達するための修行の期間」が、お彼岸と期間がある意味になります。

お墓参りに行かないと、「ご先祖様を軽く見ている」「不幸になる」「バチがあたる」と言われませんか?そんなことはありませんし、科学的な根拠は何もありません。

どんな事が起こっても、それに意味を持たせようと考える人は、傷のひとつ天気ひとつにも「バチがあたった」と言うのでしょう。

お彼岸は、極楽浄土へ行くために拝み、修行する期間という意味なので、何もできなければ、無理に何かしなくても構わないのです。

ですが、お彼岸の行事やご先祖様を大事にしている人がいれば、その方の迷惑になるような行動はつつしむべきです。

個々の考えが違うように、お互いに相手の考えを尊重し、敬意を持って接するのがマナーですね。

ちなみに、お盆は「ご先祖様が帰って来るのをお迎えする時期」ですので、お彼岸とは意味合いがかわってきますね。

お彼岸に何もしてはいけない!?6つのイベントやマナー

お彼岸は「喪」の期間ではありませんので、してはいけない事は基本的にはありません。

しかし、世間的には「避けた方が良い」と言われる事があります。

  • 結婚式
  • 神事(七五三など)
  • 引越しや新築祝い
  • 水辺での遊び
  • お見舞い
  • 納車

それではそれぞれ、詳しくお話ししていきます。

その1 結婚式

お彼岸は「喪」に服す時期ではありませんので、結婚式を挙げることを禁じられてはいません。

これは、参列する方への配慮の問題になります。

各ご家庭それぞれではありますが、お彼岸の準備やお墓参りに行かれたり、法要をするご家庭もあるかもしれません。

そのようなご家庭の方から見ると、「お彼岸に挙式なんて、先祖を軽く見ている」と言われ、招待状を送っても、ご迷惑になるかもしれません。

結婚式は、大勢の友人やご両親に2人の門出を祝ってもらう行事です。

もしどうしても、お彼岸の時期に結婚式を挙げたい場合には、相手の方に理由を説明して、都合を確認するようにしましょう。

その2 七五三などのお祝い(神事)

お彼岸は「仏事」と呼ばれ、「神事」と一緒に行うのは良くない、と昔から考えられています。

「神事」とは、七五三やお宮参りなど、神主がとりおこなう事、神社で行う行事のことを言います。

昔からの習わしになりますので、特に年配の方からみると、常識がないと思われるかもしれません。

もし親御さんを呼んでお祝いをするのであれば、事前に都合などを確認するのが良いでしょう。

その3 引っ越し、新築祝い

お彼岸は、ご先祖様のお墓参りやその準備で忙しい時期です。引っ越しで忙しいと、ご先祖様のことをないがしろにしていると思われる可能性があります。

引っ越しをしてはいけない、という事ではありませんが、お彼岸を大切に考えている人や、周囲の人へ迷惑をかけることがないような、配慮が必要です。

新築祝いに関しても、お祝い事をお彼岸のような仏事の日に合わせることに、抵抗を感じる方もいるかもしれません。

ご近所にお住まいの方たちと、この先もずっとお付き合いをしていかなくてはなりませんよね。

最初のご挨拶の前から印象が悪くなってしまってはいけませんので、できれば引っ越しと引っ越し祝いは、お彼岸を避けたほうが良いかもしれません。

その4 水辺での遊び

「死者に水の中に引き込まれる」なんて迷信は聞いたことがあるでしょうか?

これは、季節的に春のお彼岸は、雪解け水などで川が増水する危険があるため、子どもを心配する気持ちからのものと考えられます。

同じように秋のお彼岸の時期は、台風が来たりする時期でもあります。

どちらのお彼岸の時期も、天候が不安定なことや、そもそも水遊びをするのには、適さない時期でもありますね。

その5 お見舞い

「お見舞い」は、お花や相手の好きな物を持って行ったり、「早く良くなって」と祈ったりしますよね。

その行動が、お墓参りを連想させるという事で、縁起が悪いと、相手の方に不快に思われてしまう可能性があることが理由です。

もしも、どうしてもお彼岸の時期にしか、お見舞いに行けないのであれば、相手の方へ事前に理由をお伝えして、伺うなどの配慮が必要です。

その6 納車

ディーラーさんや営業の方は、おそらく納車の日は、大安などの縁起の良い日を選んで納車をしたいと思うのではないでしょうか。

しかし最近では、お彼岸は縁起が悪い時期でもないですし、秋のお彼岸はシルバーウィークの時期に重なるので、あまり気にしすぎなくても良い傾向にあります。

平日にお休みが取れない、お仕事の都合で祝日に納車したい、けれどちょうどお彼岸になってしまうから、どうしようか?という場合もあるかもしれません。

そのような時は、ディーラーさんに相談してみるのが良いでしょう。

してはいけないことはないけれど、お彼岸を大事に思っている方へ、配慮を忘れないのがマナーですね。

お彼岸に何もできない時に気持ちを伝えるための対処法

仕事で都合がつかない、小さなお子さんを育てているので、泣き出して迷惑になるかもしれない、家族の急病など…お彼岸のお墓参りに行けない時もあります。

そんな時は、無理に何かしようと思わなくて、良いのではないですか?

きちんと、ご先祖さまへの感謝の気持ちを忘れずに過ごせば良いのです。

そうは言っても、気持ちは見えませんので、行動で表す事が必要な場面もあるかもしれません。

そんな時には、このような事をおすすめします。

  • お彼岸の時期に法要などがあれば、その日に合わせて何か供物を送る
  • 法要に出席する方に、供物を代理で準備して届けてもらう
  • お彼岸に行けなかった事のお詫びと、ご先祖様を偲ぶ内容を書いて、ハガキや手紙を送る
  • 都合のつく日にお墓参りをする
  • 自宅で、ご先祖様へ感謝の気持ちをもって、手を合わせてお祈りする

お彼岸の時期に合わせて下記のような季節の果物を送ると気持ちが伝わりますね。

こちらは良いものが少しずつ入ったフルーツのセットで、のしやメッセージを付けられるのでお彼岸のお供えにも最適です。

お彼岸には、ご先祖様へ感謝の気持ちを持って、無理せずできることをするのが良いですね。

まとめ

  • お彼岸には、何もしなくても不幸にはならないし、バチはあたらない
  • お彼岸は、ご先祖様への感謝の気持ちを伝え、極楽浄土へ行けるように祈り、修行をする期間だったが、お墓参りに変化していった
  • お彼岸は、ご年配の方には馴染みがあったり、昔からの習慣を大事にしている人もいる事を忘れず、お互いの考え方に配慮した行動をとる
  • お彼岸では一般的に、結婚式・神事・引っ越し・水辺での遊び・お見舞い・納車は避けるべきといわれている
  • お彼岸に、お墓参りや法要に行けなくても、ご先祖様へ感謝の気持ちを持って自宅で手を合わせるなど、気持ちを伝えることができる

私の実家があった地元では、すでに墓じまいをしていて、手を合わせるお墓はありません。ですが、亡くなった祖父母を想うことは度々あります。

実家には、祖父母がにこやかに笑うスナップ写真と、お水の入ったコップが、いつもみんなから見える場所に置かれています。

お彼岸だからといって、特別に何かする必要はありません。バチもあたりません。

むしろ、今の若い世代の方にとっては、お彼岸は馴染みがなく、特に秋のお彼岸の時期は「シルバーウィーク」のほうが馴染んでいるのでしょうね。

お彼岸に何もしない人を悪く言ったり、お墓参りに行く人のことが理解できないなどと互いに批判するのは、少しおかしい気がします。

考え方は人それぞれです。お互いに、相手の考え方に理解を敬意をもって、マナーを守っていきたいですね。

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