おっとりしている人を見ると、「どうやったらあんな風に育つのだろう」とうらやましく感じることがあるのではないでしょうか。
どうせなら、すぐにイラッとせずあの人のようにおっとりしていたい、自分の子どもにはおっとりした性格になってほしいなど、一度は考えたこともあるはず。
本記事では、そんなおっとりしている人の共通点や特徴、育った環境などについて詳しく解説していきます。
おっとりしている人は育ちがいい?どんな環境で育った?
おっとりしている人は育ちがいい、そんな風に考えたことはありませんか?
実際、人の性格は生まれてきた時点で決まっているとする説と、育った環境によって決まる説など、その他さまざまな説があると言われています。
ここでは、どのような環境で育つとおっとりした人になるのかパターンを見ていきましょう。
家族が急かすことなく、プレッシャーを与えない育て方をしている
1つ目のパターンは、家族が急かすことなく、プレッシャーを与えない育て方をしているということ。
なにかに追われることがないため、本人は、マイペースに物事を進めることができます。
例えば、幼稚園や学校にいく準備、夕ご飯やお風呂の時のことを想像してみましょう。
おっとりしている人が育った家庭では、どうしても「早くして」と思ってしまうタイミングで、家族が急かすことなく、本人のペースでできるように見守っていることが多いと言われています。
また、子どものペースを考えて、親が早めの動き出しを促していることもあります。
具体的には、準備にどうしても1時間かかるから、起床時間は出発の少し早めの1時間半〜2時間前にしよう、というやり方です。
これらの環境で育った場合、おっとりとした性格になりやすいと言われています。
個人で集中してできる趣味を昔から持っている
個人で集中してできる趣味を昔から持っていて、続けているタイプの子もおっとりとした人になりやすいと言われています。
なぜなら、周囲の影響を受けず、自分のペースでできるためです。
例えば、読書やお絵描き、縄跳びなどがそれに当たります。黙々と自分のペースできる趣味が、おっとりとした性格につながっていきます。
一方で、ゲームも一人で集中してできると考えられますが、ゲームの場合はゲーム内でさまざまな刺激や変化があり、必ずしも自分のペースで物事を進められるわけでは無いので注意が必要です。
あくまで読書のように、読みたいものを読みたいところまで、読みたいペースで読む、そのような趣味を持っているとおっとりした性格になりやすいと言われています。
子どもの主張を尊重し、聞くことを優先するコミュニケーションをとっている
子どもの主張を尊重し、聞くことを優先するコミュニケーションも良いでしょう。
子どもの「話したい」「聞いてほしい」という欲求をしっかり受け止めること、でおっとりした人になりやすいと言われています。
例えば、話しの途中に「宿題やった?」などと会話を遮られてしまうと、子どもは早く伝えなきゃと考えてしまいます。
しかし、しっかり子どもの主張を尊重し、聞くことを優先したコミュニケーションを取っている場合、早くしなきゃという気にはなりません。
そのため、おっとりしている人は、聞くことを優先してもらえるコミュニケーションを取って育ったと考えられています。
おっとりしている人の特徴4選
おっとりした人は、4つの特徴があると言われています。
おっとりした人の特徴4選
- 特徴1:落ち着いていて、会話のペースがゆっくり
- 特徴2:感情の起伏が少なく、いつも機嫌が良い
- 特徴3:相手のことを許すことができる
- 特徴4:芯が強く、自分の意見をちゃんと持っている
ここでは、4つの特徴を詳しくご紹介します。
特徴1:落ち着いていて、会話のペースがゆっくり
わかりやすい特徴の一つとして、落ち着きがあり会話のペースがゆっくりしているということがあげられます。
まさにおっとりしている人の代名詞といえるこの特徴。
会話のペースがゆっくりしているということは、なにかに追われていたり焦っているというわけではないということです。
これがおっとりさを表現していると言われています。
特徴2:感情の起伏が少なく、いつも機嫌が良い
感情の起伏が少なく、いつも機嫌が良い人もおっとりしていると言われています。
感情の起伏が少ないというのは、無感情ということではなく、会話やイベントに一喜一憂しないことをいいます。
例えば、バスが遅れてバス停にやってくることを想像してみましょう。
多くの方は、「時間過ぎてるけど早くこないかな」「約束の時間に遅れちゃうよ」などと考えると思います。
一方で、おっとりした方は「道も混んでるし、そういうこともあるよね」「待ち時間が増えたから、本でも読んで待ってよ」というように、感情の起伏が少なくいつも機嫌が良い状態を保つことができます。
特徴3:相手のことを許すことができる
相手のことを許すことができるというのもの特徴の一つです。
先程のバスが遅れてしまう例でも、おっとりした人は相手を許すということをしています。
相手の状況を理解し、過ぎたもの・起こったことはしょうがないという気持ちを持っていることが多いのも特徴の一つです。
特徴4:芯が強く、自分の意見をしっかりと持っている
芯が強く、自分の意見をしっかりと持っている方もおっとりしている方が多いです。
つまり、自分の意見を持っているため、周りの意見や考えに影響されにくいということです。
おっとりしていると感じた方に相談をすると、スパッとした意見をくれた経験がある方も多いのではないでしょうか。
おっとりしている人は好かれる?イライラされることもあるの?
では、おっとりした人は、人から好かれるのでしょうか、イライラされるのでしょうか。
恋人や仲良しの友達なら好かれる
恋人や仲良しの友達なら好かれることが多いでしょう。
相手のことを許す力があったり、感情の起伏が少なくいつも機嫌が良いように見えるからです。
また、普段せかせかしている人にとって、おっとりした人と過ごす時間はとても大切です。
心の余裕を作ることにも繋がりますし、おっとりした人の考え方に触れることで思考の幅を広げることにも繋がります。
初対面や親しくないとイライラされることがある
一方で、初対面や親しくない方だと、イライラされてしまうこともあります。
特に、会話のペースが遅いことが問題となりやすく、「もっとテキパキ話してくれないかな」と思われてしまうことがあるためです。
まとめ
- おっとりしている人の育ち方は、自分ペースでできるように育てられている
- おっとりしている人の特徴は、相手のことを許すことができ、会話のペースが遅い傾向がある
- おっとりしている人は、仲良しには好かれ、初対面だとイライラされることがある
あなたの周りにいるおっとりした方の特徴や育ち方に当てはまることが多かったのではないでしょうか。
おっとりした方との付き合い方や自分自身がおっとりするための方法などの参考になれば幸いです。