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妊娠中に犬がお腹に乗るのは大丈夫?影響とやめさせる方法をご紹介

「妊娠中なのに犬がお腹に乗るんだけれど、赤ちゃんは大丈夫…?」このように不安に思われている妊婦さんも多いのではないでしょうか。

妊娠中に犬がお腹に乗るのは赤ちゃんに直接的な影響はありません。

デリケートな時期ですので、乗るのが愛犬とはいえ赤ちゃんに害がないか心配になりますよね。

直接的な影響はありませんが、刺激によりお腹が張りやすくなるデメリットがあります。

また、妊娠中に犬と生活する上でもうひとつ注意が必要なのが、犬から人への感染症です。

普段のお世話や過度なスキンシップなど知らず知らずのうちに感染リスクの高い行動をしているかも知れません。

今回は犬がお腹に乗る影響や、やめさせる方法感染症の予防対策をご紹介します。

最後までお読みいただければ、妊娠中も安心して愛犬と過ごせますよ。ぜひ参考にしてくださいね。

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妊娠中に犬がお腹に乗るのは赤ちゃんに影響なし

妊娠中に犬がお腹の上に乗るのは赤ちゃんへ直接の影響はありません。

赤ちゃんは羊水に浮かんでいる状態でお母さんのお腹の中に存在しています。

この羊水のおかげで犬がお腹に乗る際の衝撃や重みを赤ちゃんが直接受けることはありません。

そのため乗られた後に出血がなく、胎動が感じられる状態であれば基本的に問題ありませんので安心してくださいね。

しかしお腹に乗られる刺激によりお腹が張ることがあり、早産や流産の原因となる場合があります。

お腹が張らないよう、妊娠中に乗られた際はしばらく横になり安静にしましょう。

出血がある、お腹の張りが強いなど異常が見られる場合はかかりつけの産婦人科で診察を受けるようにしてください。

直接的な影響がないとはいえ、妊娠中にお腹に乗られるデメリットがゼロではないため、乗られないよう対策する必要があります。

犬がなぜお腹に乗るのか、乗られないためにはどうすればいいのかを順にご紹介しますね。

妊娠中に犬やペットがお腹に乗る理由とやめさせる方法

横になっている時に犬やペットがお腹に乗ってくるとかわいくて癒されますよね。

かわいい家族とはいえ妊娠中は乗らないでほしいのが正直なところではないでしょうか。

ペットは飼い主の状況に関係なく乗ってきてしまうため、妊娠中というデリケートな時期は不安になることでしょう。

犬などのペットがお腹に乗るのには理由があります。理由を理解した上でお腹に乗るのはダメなことだと根気強く教えていきましょう。

お腹に乗る理由と合わせて、やめさせる方法をご紹介します。

犬やペットがなぜお腹に乗るのか

・安心したいから

不安や恐怖を感じている時に安心感を得るために飼い主のお腹に乗っていることがあります。

お腹の上に乗ると体が密着するため安心感が得られるのでしょう。

・甘えたいから

お腹に乗ってきた時にかわいさのあまり、つい構ったりなでたりしていませんか?

これを繰り返していると「お腹に乗れば構ってもらえる!」と学習します。

その結果、甘えたいときにお腹に乗るようになってしまうのです。

・寒いから

寒い時に飼い主のお腹に乗って暖をとることがあります。

飼い主に密着すると安心感があるからこそ、あえてお腹の上で暖をとると考えられます。

お腹に乗るのをやめさせる5つの方法

・お腹に乗ったら無視して床におろす

お腹に乗ってきたらつい構いたくなってしまいますが、ここはガマンです。一切構うことなく床におろしましょう。

犬は重いので妊娠中は無理せずご家族におろしてもらってくださいね。

構わずにおろすことで、お腹に乗っても構ってもらえないことを学習させます。

・大きな声を出さず、低い声で「ダメ」と伝える

大きな声をだしても理解できないため、低い声できっぱりと「ダメ」と伝えるのが効果的ですよ。

「ダメ」という声掛けと共にお腹からおろしましょう。

・状況によって態度を変えない

昨日は構ってもらったのに今日は構ってもらえないといった状況が続くとペットは混乱します。

「ダメなものはダメ」と必ず飼い主の態度に一貫性を持たせてくださいね。

・横向きに寝る

仰向け寝をしている時にお腹に乗ってくることが多いのではないでしょうか。

横向き寝をすることでお腹に乗れなくしてしまいましょう。

乗る場所がなければ諦めてくれる可能性がありますよ。

・ケージに入れるか別室に移動

横になる前にケージに入れたり別室に移動させたりすることで、お腹の上に乗りたくても乗れない状況をつくるの有効な手段です

自ら移動してくれない場合は自分で抱っこして移動させようとせず、ご家族に協力してもらいましょう。

妊娠中は犬からの感染症に注意しましょう

妊娠中の犬との生活でお腹に乗ることに加え、もうひとつ注意すべきことがあります。それは犬から人への感染症です。

「うちの子は元気だから感染症なんかあるわけない」と思っていませんか?

犬は感染していても無症状の場合があり、異常がなければ感染していないとは限りません。

犬がお腹に乗ることとは違い、感染症は妊娠中に関わらず誰にでもリスクがあります。

妊娠中は免疫力が低下しているため感染しやすく、飲める薬が制限されるなど感染後の対応も限られるため、普段以上に注意が必要です。

妊娠中は犬と適切な距離を保つことが重要ですので、先でご説明したお腹に乗ることを避けるのもポイントのひとつです。

犬から人への主な感染症とその予防対策をご紹介しますので、これらに注意して犬と接するようにしましょう。

・犬猫回虫症(いぬねこかいちゅうしょう)

感染経路お腹の中に寄生する回虫という虫が原因
犬のフンに含まれる虫の卵が何らかの原因で人の体内に入ることで感染する
症状発熱、倦怠感、せき、喘息、視力低下
予防方法フンの処理は素手でおこなわず、ビニール袋や手袋を利用
犬や土、砂に触れた後はよく手を洗う

・パスツネラ症

感染経路犬の約75%が口の中にこの菌を持っている
噛み傷や引っかき傷から感染する
症状傷口が熱をもち痛みを伴う
傷口周辺の皮膚が腫れたり化膿したりする
予防方法口移しで食べ物を与えたり、口をなめ合ったり過度なスキンシップをしない
犬が興奮した際に噛まれないよう注意する

・皮膚糸状菌症(ひふしじょうきんしょう)

感染経路皮膚にカビが生える感染症
この菌に感染した犬の患部に直接触れることで感染する
症状頭、手、足に赤い発疹が円形に現れる
予防方法普段から犬を清潔にする
犬の抜け毛が激しかったり、かさぶたができたりしたときは速やかに診察を受けさせる
異常を感じたら犬との接触を控える

・サルモネラ菌

感染経路菌を持っている犬のフンに含まれており、その確率は3~21.5%と言われる
犬のフンに直接触れたあと口に入ることで感染する
症状嘔吐、吐き気、下痢、腹痛、発熱
予防方法犬のフンを処理するは素手でおこなわず、ビニール袋や手袋を利用
犬や土、砂を触った後は手をよく洗う

まとめ

  • 妊娠中に犬がお腹に乗ることは赤ちゃんに直接的な影響はないが、乗られた際には横になって休む
  • 犬がお腹に乗る刺激により妊娠中はお腹が張りやすくなるため注意
  • お腹に乗られた後に出血があったり、お腹の張りが強かったりした場合は産婦人科で診察してもらう
  • お腹に乗る時は、構うことなく床におろして低い声で「ダメ」と伝える
  • 横を向いて寝る、ケージや別室に移動させるなど乗られないよう工夫を
  • フンの処理は素手でおこなわず、手袋やビニール袋を利用
  • 過度なスキンシップを控え、犬や土と触れた後は手をしっかり洗う

かわいい愛犬につい構いたくなってしまいますが、早産や感染症のリスクを下げるためにも妊娠中は適切な距離を保つようにしましょう。

愛犬と一緒に楽しいマタニティライフを過ごしてくださいね。

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アオ

歯科衛生士を10年ほどしていましたが、歯科業界を離れ独学で簿記2級を取得。現在会社員として働いています。 神社仏閣やお花を見に出かけるのが大好きです。