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ドライアイスの処理を早くするオススメの方法&溶かし方を紹介!シンクに流すのはダメ?水で溶かす際の注意点も解説!

ドライアイスを早く処理する方法としては、トンカチで細かく砕くのがオススメです!

また、ドライアイスの溶かし方としては主に3つの方法が有効で、室内で放置・屋外で放置・水に入れる、があります。

アイスの持ち運びにも役立つドライアイスは、今ではスーパーでも気軽に貰えることができますね。

ドライアイスに水を加えると発生するスモークで舞台演出をしたり、私が小学校のころには理科の実験で使用されていた記憶もあります。

意外と身近にあるドライアイスですが、そのドライアイスの処理方法がわからない方も多いのではないでしょうか?

素手でドライアイスに触ることはもちろん危険なのですが、他にも処理をするうえで注意点がいくつかあります。

注意点に気をつけながら、不要になったドライアイスは安全な溶かし方を実践し、素早く処理をしましょう♪

ドライアイスの処理を早くする方法!

ドライアイスは、食品の持ち運びには便利ですが、家に保管しておくのは難しいものです。

低温ヤケドの恐れもあり、特にお子様がいる家庭では早く処理してしまいたいもの。

そこで、まず最初にドライアイスの処理を早くするための簡単な方法をご紹介していきます。

ドライアイスを早く処理するためのひと手間は、【軍手とトンカチを使って細かく砕く】です。

この方法は塊(ブロック状)のドライアイスに有効で、細かく砕くことで一つ一つが早く昇華し、処理のスピードが上がります!

トンカチで砕くときは素手ではなく、必ず軍手や手袋を装着しましょう。

ドライアイス処理に適している厚手の手袋も販売されていますよ♪

なるべく細かく砕いた後は、下記で紹介する基本的な溶かし方と注意点を守りドライアイスを処理します。

中でも、細かく砕いたドライアイスを水に入れると昇華スピードが速まり早く処理ができるのでオススメですよ♪

ですが、水に入れると白煙が発生するので、白煙はちょっと…という方は容器に入れて安全な場所で換気しながら置いておきましょう。

ドライアイスを長持ちさせる方法

ここまでドライアイスの溶かし方や早く処理する方法を紹介してきましたが、長持ちさせる方法もありますよ♪

ドライアイスは放置しておくと、1kgなら2~3時間ほどで昇華してしまいます。

長持ちさせたい場合は、次の方法を参考にしてみてくださいね。

  • ドライアイスを新聞紙・タオルで包み発泡スチロール製の保冷ボックスで保管する
  • 密封できるビニール袋に入れて保管する(穴を一つあけて破裂を防ぐ)
  • 大きなブロックのまま冷凍庫で保管する
  • 暗所・冷所など、気温が低く風が通らない場所で保管する  など

他にも、家庭では現実的ではない方法ですが液体窒素に入れておく、ドライアイスの専用保冷ボックスに入れておく、などもありますよ。

大きなブロックのまま、一つだけ穴をあけた密封できるビニール袋に入れ冷凍庫で保管するのが家庭では一番簡単な方法だと思います。

長持ちさせたい方はぜひ実践してみましょう♪

ドライアイスの溶かし方は主に3つ!

そもそも、ドライアイスとは何からできているのかご存じでしょうか?

ドライアイスとは、二酸化炭素を特殊な方法で固体にしたものです。

同じ容積の氷より約3.3倍も冷却効果が高く、粉末状(スノー)・小粒(ペレット)・塊(ブロック)があり用途により形状が異なります。

ドライアイスを空気中に置いておくだけで白い煙が上がってくるのは、ドライアイスに触れた空気中の水分が凍るため。

空気中の水分まで凍らせてしまうなんて、冷却効果の高さがよくわかりますね!

その冷却効果の高さから素手で触れてしまうと凍傷の恐れがあり、取り扱いや処理には注意が必要です。

そのドライアイスを処理する際には、次の溶かし方で安全に処理をしていきましょう♪

ドライアイスの溶かし方は3つ!

  • 容器に入れ室内に置いておく(蓋はしない&換気をしながら)
  • 容器に入れ屋外に置いておく(蓋はしない&雨に濡れないよう注意)
  • 水の中に入れる(蓋はしない&換気をしながら)

容器は冷凍保存に対応しているものであればOK!

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ただし、蓋をしてしまうと破裂する恐れがあるので絶対に蓋はしないでください!

溶かし方といってもドライアイスは液体になるのではなく、昇華し気体になります。

昇華して気体になると、なんとその体積は約750倍に!

ドライアイスは圧縮されて固体になっていますので、密閉容器に入れてしまうと内部で昇華した気体の逃げ場がなくなり容器が膨張、少しの衝撃で破裂する恐れがあるのです。

ドライアイスの溶かし方のポイントは、絶対に蓋をしないこと、と覚えておきましょう。

また、締め切った屋内に放置すると気体となった二酸化炭素が部屋に滞留し、二酸化炭素中毒になる危険性も。

二酸化炭素は空気より重く足元に溜まるため、床に寝ている赤ちゃんや背の低い子供、ペットが危険にさらされます。

屋内での溶かし方を実践する際には、必ず換気扇の下で、なおかつ窓を開けて換気をしながら処理しましょう。

また、屋外に放置する溶かし方を実践するならば天気に注意が必要です。

雨が降ってドライアイスが濡れると、白煙がもくもくと大量に発生します。

ベランダから煙…火事だ!消防に連絡しなきゃ…!

と、周囲の方からあらぬ誤解を受ける可能性もありますからね。

何度も言いますが蓋をするのはNGなので、屋外に放置する溶かし方を実践する際には晴れた日に行いましょう!

ドライアイスをシンクに流すのはNG!注意点は5つ

それでは、ドライアイスの取り扱い&処理をする際の禁止行為と注意点を覚えていきましょう。

上記の本文内でお伝えしている注意点も含まれますが、改めて復習していきますね。

ドライアイスを取り扱う際の注意点&禁止行為は主に5つあります。

①凍傷になる恐れがあるので素手では絶対に触らない

素手で触るとなぜ危険なのか。それは、ドライアイスの表面温度が冷たすぎて凍傷の危険があるからです。

ドライアイスの表面温度は、なんと-79℃!

-79℃と言われてもあまりピンときませんよね…。

通常、水を凍らせると0℃から氷になります。その氷を冷凍庫内に入れると、その冷凍庫内の温度と同じ温度まで下がり保たれるのです。

冷凍庫内の標準温度は-18℃なので、家庭の冷凍庫に入れてある氷の温度も-18℃ということですね。

ドライアイスは、冷凍庫に入っている氷の4倍以上の冷たさ…危険性が伝わったでしょうか?

ドライアイスを取り扱うときは必ず軍手or手袋を着用し、直接触らないように気をつけましょう。

②室内で溶かして処理する場合には換気を必ず行う

室内で溶かして処理をする場合には、必ず換気を行いましょう!

ドライアイスは二酸化炭素を圧縮し固形にさせたもの。

放置しておくと次第に昇華し気体となりますが、空気より重たい二酸化炭素は低い位置に溜まっていきます。

その二酸化炭素を吸ってしまうことで、二酸化炭素中毒の危険性があるのです。

特に背の小さな子供やペットが吸い込んでしまう危険性があるので、必ず換気をしながら処理をしましょう。

③密閉容器に入れると膨張、破裂する恐れがあるのでNG

ドライアイスは圧縮されて固められていますが、昇華し気体になると体積は約750倍になります。

例えばドライアイスを小さな密閉容器に入れて放置した場合、気化した二酸化炭素が内部の圧力を上昇させ、少しの衝撃でも破裂する危険があります。

ドライアイスを容器に入れる際には密閉しないようにしましょう!

ビニール袋に入れるならば、穴を一つあけておくといいですね♪

④お湯に入れるのは危険なので必ず水で行う

溶かし方の一つとして、水に入れる方法を紹介しました。

気化が速まるので処理方法としては優秀ですが、デメリットは白煙がでること。

「ずっと白煙が出ているのは嫌だな…お湯ならもっと早く溶けるかも!」と考える方も多いかもしれません。

ですが、ドライアイスにお湯を入れるのは絶対に止めてください。

ドライアイスは-79℃、沸騰したお湯はおよそ100℃、その差は179℃になります。

ドライアイスに熱いお湯を投入すると一気に気化が始まり、膨張した二酸化炭素が噴き上がるのです。

その際、容器の破裂、ドライアイスの飛散も考えられますので非常に危険な行為と言えます。

ドライアイスを処理する際には必ず水を使い、じっくり気化させていきましょう!

⑤シンクや排水溝にドライアイスを流すのはダメ!

ドライアイスをシンクや排水溝に直接置いたり流したりすると、シンクのステンレスや排水管に使用されている塩化ビニルが劣化、破損する可能性があります。

ドライアイスは必ず容器に入れて、上記で紹介している方法で安全に処理していきましょう。

ドライアイスの処理には時間がかかるものです。

それを頭に入れておき、焦らずゆっくり気化させていくことが大切ですね。

まとめ

  • ドライアイスの溶かし方は主に3つ
  • ドライアイスの処理を早くしたいなら細かく砕く
  • ドライアイスは素手では絶対に触らない!
  • ドライアイスは密閉容器にいれると破裂する危険がある
  • ドライアイスを溶かす際には必ず換気をする
  • ドライアイスにお湯をかけるのは絶対にダメ!
  • ドライアイスはシンクや排水溝を劣化させるため直接流さない

アイスや食材の持ち運びに便利なドライアイスですが、溶かし方を安全に実践するには注意点がいくつかあります。

注意点を守り、安全に素早く処理をしていきましょう。

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