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離乳食にツナの水煮をそのまま使うためには原材料を要チェック!

「離乳食にツナの水煮をそのまま食べさせて大丈夫?」と疑問に思っておられるお母さんも多いのではないでしょうか。

ツナの水煮を離乳食としてそのまま与えるのは基本的に問題ありません。

ツナ缶は常温保存ができるため、ストックしている家庭も多いでしょう。

生魚のように下処理がいらない、ツナの水煮がそのまま使えたら離乳食作りが楽になりますよね。

しかし赤ちゃんはデリケートなので、そのまま与えるためにはいくつか注意点があります。

ツナを食べさせる量や時期も不安に思われるポイントではないでしょうか。

そこで今回はツナの水煮そのまま使うための注意点や食べさせる時期、月齢に応じた量などを解説します。

月齢別の離乳食のレシピもご紹介しますので、お読みいただければ毎日の離乳食で手軽に魚が取り入れられますよ♪

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離乳食にツナの水煮をそのまま使うには?

ツナの水煮を離乳食でそのまま使っても基本的に問題ありませんが、いくつか注意点があります。

水煮であればどの商品でも魚と水のみでできていると思われている方が多いのではないでしょうか?

水煮と書かれていても、野菜エキスや食塩など他の材料が含まれていることが実は多いのです。

実際に私がスーパーで購入したツナの水煮缶の原材料欄には、かつお、食塩、野菜エキス、トマトペーストが記載されていました。

パッケージに水煮と書かれていても、このようなツナ缶はそのまま食べさせるには適していません。

以下にツナの水煮をそのまま使うにあたり注意するポイントをまとめました。

これらをクリアしているときのみ、そのまま使うようにしましょう。

  • ノンオイルの水煮缶であること
  • 食塩無添加の水煮缶であること
  • 原材料名に魚と水以外が記載されていないこと
  • 赤ちゃんがツナを食べ慣れていること

オイル漬けのツナ缶は、魚の身を食塩とオイルで調理して缶詰にしたものです。

塩分や脂質が多いため、1歳までは使用を控えましょう。

赤ちゃんは臓器が未発達のため、そのまま食べさせると消化の際に胃腸に負担が大きいのです。

塩分少なめや油入り水煮タイプのツナ缶も販売されていますが、離乳食には不向きです。

食塩・オイル不使用のツナ缶を積極的に使いましょう。

知らずに食塩入りの水煮缶を買っちゃった…

離乳食には使えないの…?

ツナに入っている食塩など余計なものを流せば、離乳食に使えますので安心してください!

やり方は簡単!ツナを茶こしやザルに移して汁を切り、熱湯をかけて洗い流すだけです。

必ず魚と水だけの状態にして離乳食に使うようにしてくださいね。

魚と水だけのツナ缶でも、赤ちゃんがツナを食べ慣れていない場合は同様に熱湯をかけてから食べさせると安心ですよ。

離乳食にツナはいつから食べさせていい?

離乳食にツナを取り入れるのは離乳食中期(7~8ヵ月頃)以降であればいつからでもかまいません。

うちの子は離乳食始めたばかりだけど、もう白身魚を食べているからツナもいつからでも大丈夫でしょ?

魚は消化しやすく、アレルギーのリスクが低いものから順に慣らしていく必要があります!

離乳食の魚は以下の順に段階的に進めていくのが一般的とされています。

離乳食初期(5~6ヵ月頃) 白身魚
離乳食中期(9~11ヵ月頃)赤身の魚
離乳食後期(1歳~1歳6ヵ月頃)青魚

ツナの材料はマグロやカツオといった赤身の魚です。

そのため離乳食初期に白身魚(タイやカレイなど)に慣らしておきましょう。

離乳食中期に入れば、いつからでも問題ありませんのでツナにチャレンジしてみてくださいね♪

ツナはノンオイルであっても脂肪分が高いため、食べさせる量に注意が必要です。

まれにアレルギーを起こすこともあるため、初めての場合は赤ちゃん用のスプーン1杯分から与えるようにしてください。

万が一アレルギー反応があった際に医師に説明できるよう、食べさせたツナの原材料が何の魚なのか把握しておきましょう。

また、そのままでは食べにくいため月齢に合わせて食べやすいようにツナをほぐしてあげる必要があります。

月齢に応じた適切な量や形状の目安を表にしましたので参考にしてください。

時期離乳食中期(7~8ヵ月頃)離乳食後期(9~11ヵ月頃)離乳食完了期(1歳~1歳6ヵ月頃)
1回あたりの目安量10~15g15g15~20g
与えるツナの形状すりつぶしてとろみをつける細かくほぐすざっくりとほぐす

離乳食にツナを使ったレシピと冷凍保存の仕方

ツナの冷凍保存方法

・原材料が魚と水だけの場合

月齢に合わせてほぐしたら、そのまま1回分ずつに分けて冷凍するだけ。

水煮の汁は気になるようであれば抜いても構いません。

汁にはうまみや栄養素が含まれているため、一緒に冷凍して離乳食に利用するとよりおいしくなりますよ♪

・食塩など魚と水以外が含まれている場合

上記でご説明したように、ザルなどで汁を切り、熱湯をかけて食塩などを流しましょう。

水気を切り、粗熱がとれたら月齢に合わせてほぐして、1回分に分けて冷凍しておくと便利です!

ひと手間かけて冷凍しておくことで使うたびに湯通しする手間が省けるので手軽に使えますよ。

離乳食中期のおすすめレシピ

ツナとトマトのパンがゆ

・材料

食パン(耳をおとしたもの)15g
ツナ10g
トマトジュース大さじ2
ミルクまたは水大さじ2

・作り方

  1. 食パンを小さくちぎったもの、ミルクもしくは水、ツナ、トマトジュースを耐熱皿に入れてレンジで1分ほど加熱する
  2. なめらかにすりつぶしたら完成

ツナとブロッコリーのおかゆ

・材料

ごはん大さじ2
100ml
ツナ10g
ブロッコリーの穂先10g

・作り方

  1. みじん切りにしたブロッコリーとツナ、ごはん、水を小鍋に入れて中火で15分煮る
  2. なめらかにすりつぶしたら完成

ツナとのりの煮物

・材料

ツナ10g
たまねぎ15g
焼きのり8枚切り半分
30ml

・作り方

  1. たまねぎをみじん切りにする
  2. 小鍋に水、たまねぎ、ツナを入れて煮る
  3. たまねぎが柔らかくなったら焼きのりをちぎって入れる
  4. のりをふやかすように全体を混ぜたら完成

離乳食後期のおすすめレシピ

ツナと野菜のパングラタン

・材料

アスパラ10g
ツナ10g
にんじん10g
食パン(耳をおとしたもの)8枚切り4分の3
牛乳30ml
粉チーズ小さじ1

・作り方

  1. 食パンは小さくちぎって牛乳に浸しておく
  2. アスパラ、にんじんはみじん切りにしてレンジで柔らかくなるまで加熱
  3. 耐熱容器に1、2を入れて粉チーズをかける
  4. トースターで2分ほど焼いたら完成

ツナと白菜の柔らか煮

・材料

白菜15g
にんじん15g
ツナ10g
50ml

・作り方

  1. 白菜、にんじんを細かく切る
  2. にんじんを500Wのレンジで3分加熱する
  3. 2にツナ、白菜、水を入れてさらに3分加熱する
  4. よく混ぜたら完成

ひじきとツナの豆腐ハンバーグ

・材料

豆腐30g
ツナ10g
乾燥ひじき1g
にんじん10g
片栗粉10g
サラダ油適量

・作り方

  1. にんじんはみじん切りにしてレンジで柔らかくなるまで加熱する
  2. 乾燥ひじきを水で戻してみじん切りにする
  3. 豆腐をキッチンペーパーで水切りをする
  4. 1、2、3、ツナ、片栗粉をボールに入れてよく混ぜる
  5. フライパンに油をひいて適当な大きさにまとめた4を中火で焼く
  6. 両面が焼けたら完成

離乳食完了期のおすすめレシピ

ツナとほうれん草のパスタ

・材料

パスタ4分の1束
ツナ20g
ほうれん草30g
鶏ガラスープの素小さじ1
しょうゆ小さじ2分の1

・作り方

  1. ほうれん草をゆでて食べやすい大きさ切っておく
  2. 耐熱容器に1、食べやすい長さに折ったパスタ、鶏ガラスープの素、しょうゆ、ツナを入れる
  3. 500Wのレンジで8分加熱する
  4. 全体を混ぜたら完成

ツナとコーンのおやき

・材料

じゃがいも中1個
ツナ20g
コーン大さじ1
片栗粉大さじ2分の1
ピザ用チーズ適量
サラダ油適量

・作り方

  1. じゃがいもは皮をむいて適当な大きさに切り、レンジで柔らかくなるまで加熱する
  2. 柔らかくなったじゃがいもをつぶす
  3. 2へツナ、コーン、片栗粉、ピザ用チーズを入れて混ぜる
  4. サラダ油をひいたフライパンで焼き目がつくまで両面を焼いたら完成

ツナ入りたまごとじうどん

・材料

ゆでうどん80g
大根10g
にんじん10g
ツナ15g
溶きたまご2分の1個分
だし汁150ml
しょうゆ小さじ2分の1
水溶き片栗粉少々

・作り方

  1. ゆでうどんは食べやすい大きさに切る
  2. 大根とにんじんはいちょう切りにする
  3. 小鍋に1、2とだし汁を入れて野菜が柔らかくなるまで煮る
  4. 柔らかくなったら、しょうゆと水溶き片栗粉を入れる
  5. 溶きたまごを入れてひと煮立ちさせたら完成

まとめ

  • ツナの水煮が離乳食としてそのまま食べられるのは原材料に魚と水以外の表記がなく、赤ちゃんも食べ慣れている場合
  • ツナに食塩など魚と水以外が入っている場合はそのまま与えず、熱湯をかけてから離乳食に使う
  • 離乳食中期である7~8ヵ月頃からツナを食べ始めるとよい
  • 月齢に合わせて食べやすいようにツナをほぐす
  • ツナの水煮は汁ごと冷凍保存ができる
  • ツナは様々な離乳食に合わせるとうまみを加えてくれる食材である

生魚と違い、そのまま食べられる上に常温で長期保存ができるツナの水煮は忙しいお母さんの強い味方です!

手軽なだけでなく、うまみがたっぷりの優秀な食材ですので、ぜひ離乳食に取り入れてみてくださいね。

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アオ

歯科衛生士を10年ほどしていましたが、歯科業界を離れ独学で簿記2級を取得。現在会社員として働いています。 神社仏閣やお花を見に出かけるのが大好きです。