赤ちゃんが生まれて約1ヶ月、そろそろお宮参りの時期ですが、お宮参りをしない人の割合は2割ということがわかりました。
お宮参りは、土地の氏神様に赤ちゃんが無事生まれたご報告と、今後の健やかな成長とご加護をお祈りするための行事です。
お宮参りをするのは一般的に生後30日ごろ、「まだそんな余裕がない」という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
伝統行事だからと無理をしてしんどい思いをしたり、逆にお宮参りをしないで後悔したりするとつらいですよね。
お宮参りの主役は赤ちゃんですので、形式どおりに行う必要はありませんし、無理をする必要もありませんよ。
この記事では、お宮参りしない人の割合やその理由、地域差について、また写真だけでお祝いする方法をご紹介します。
あなたの家族に合ったやり方を検討しましょう♪
Contents
お宮参りをしない人の割合は2割!する理由としない理由
以下のアンケート調査の結果、お宮参りをしない人の割合は2割です。
- スタジオアリス「赤ちゃんのお祝い行事調査」・・・21.6%
- まいにちのたまひよアンケート・・・20%
- カラダノート「子どものお祝いに関するアンケート」・・・21%
10人のうち、2人がお宮参りをしないということになります。
では、2割の人はなぜお宮参りをしないのでしょうか。その理由を解説しますね。
お宮参りをする理由
まず、全体の8割と、多くの人がお宮参りをするのはなぜでしょうか?
お宮参り本来の意味のためにお宮参りをする人や、記念になるからといった理由でお宮参りをする人もいるようです。
お宮参りをする理由
- 氏神様にご挨拶と、赤ちゃんの健やかな成長をお祈りするため
- 記念のため
- イベントごとが好きだから
- 赤ちゃんを祖父母などの親族にお披露目するため
お宮参りが、赤ちゃんにとって初めてのお出かけや、親戚に会うきっかけになることも多いのではないでしょうか。
私もお宮参りをしたのですが、少し前までお腹にいたわが子が、社会の一員として認められた気がしてうれしかったことを覚えています。
みんなで赤ちゃんのお祝いしたり、健康をお祈りしたりすることができると、ママもうれしいですよね。
昔は産後の母親がまだ動けなかったので父方の祖父母と赤ちゃんだけでお宮参りをしていたそうです。
徐々に親や母方の祖父母も一緒に参加するようになり、今は親だけで参加する家族も増えていますよ。
お宮参りをしない理由
お宮参りをしない人は、それぞれの家族の状況から、その判断をされるようです。
お宮参りをしない理由
- 赤ちゃんと外出するのが心配
- ママの体力が回復していない
- 家族の予定が合わない
- 感染症が心配
- お宮参りをする習慣がない
授乳の間隔が定まらず、赤ちゃんがいつ泣き出すかわからない状況で、本格的なお宮参りはハードルが高いですよね。
また、動くのがまだしんどいママもいらっしゃるでしょうし、赤ちゃんの体調が心配なこともあるでしょう。
とくに、感染症がはやっているときには、赤ちゃんに移ってしまったらどうしようと心配ですよね。
そのようなことを考えた結果、お宮参りをしないと判断することは決して悪いことではありません。
また、本格的なお宮参りができなくても、無理せず参拝や祈祷ができる方法もあります。
- 祈祷はせずにお散歩がてら近所の神社にお参りする
- 郵送やオンラインで祈祷してもらう
外出が難しい人のために、オンラインや郵送で祈祷ができる神社もあります。
有名どころでは、明治神宮、出雲大社、東林寺天満宮などで、愛知県の三輪神社ではZoomを利用したオンライン祈祷も行われていますよ。
それぞれホームページから申し込むことができますので、気になる方は利用してみてくださいね。
お宮参りをしない地域はある?時期に違いがあることも
お宮参りをしない人が2割いるのはわかりましたが、そもそもお宮参りをしない地域はあるのでしょうか?
東北地方や沖縄地方の一部の地域にその風習がないため、お宮参りしないところがあるようです。
また、地域によってお宮参りをする時期が違う場合があります。
北海道や東北地方などの寒冷地では、冬の時期にはお宮参りをしないのが一般的で、「百日祝い(お食い初め)」と一緒にする地域もありますよ。
また、京都では、早くお宮参りをすると赤ちゃんの嫁入りが早まるという風習もあるようです。
なじみの無い土地に住んでいる家族もいらっしゃるでしょうし、家族の中で風習が違って混乱することもあるかもしれませんね。
お宮参りをどうするかを決めるときには、それぞれの土地や実家がどのような考えなのか把握しておいた方がよいでしょう。
では、もし家族の中で意見が分かれた場合は、どの時期にするのが正解なのでしょうか?
一般的に男の子は生後32日目、女の子は生後33日目に参拝します。
最近では、天候や休日等の都合に合わせたり、赤ちゃんやお母さんの体調を考えて、それ以降の良い日にお参りする方が多いです。(出雲大社相模分祀)
出典:出雲大社相模分祠 出雲記念館ホームページ
昔からお宮参りの日は、男児は生後31日目、女児は生後33日目とされてきました。
現在では、社会事情も変わっていますので、赤ちゃんの健康状態の良い日を選び参られるとよいでしょう。(湊川神社)
出典:湊川神社ホームーページ
上記にある通り、一般的な風習である約30日を過ぎてから、赤ちゃんのことを考えて決めるのが正解といえます。
寒冷地でなくても寒さや暑さが心配なときや、ママと赤ちゃんの状況でまだ早いと思うときには、時期をずらしても大丈夫ですよ。
「100日祝い(お食い初め)」の時期なら、生後3ヶ月なので赤ちゃんの首がすわるころです。
ママにも少し余裕が出てくるころなので、まとめてお祝いするのもよいかもしれませんね!!
お宮参りをしないときは写真だけでも思い出になる
様々な理由でお宮参りをしないときには、写真だけでもお祝いができますよ!
「スタジオで写真を撮る」場合と「自分で写真を撮る」場合について、それぞれ解説します。
スタジオで記念写真を撮る
スタジオだと、プロが写真を撮ってくれるので仕上がりがきれいですし、イベントに応じて特別な写真が撮れますよ。
私もスタジオでお宮参りの写真を撮ってもらいました。
当時は値段の高さが気になりましたが、子どもが小学生になった今見返すととてもかわいくて、やってよかったと思います。
そんな私の経験と、スタジオを利用した人の口コミから、スタジオで撮影するときのポイントをまとめてみたので参考にしてくださいね。
スタジオを利用するポイント
- 時間がかかることを念頭に持ち物を用意しておく(オムツやミルクの量、授乳室の確認など)
- 大人が複数いる場合は、1人がスタジオの対応、もう1人が赤ちゃんに付き添うなどの役割分担を決めておく
- 当日にいろんなプランをおすすめされるので事前にある程度決めておく(祖父母用をどうするか、データはつけるか、どんなアルバムにするかなど)
次に、オリコン顧客満足度ランキング「子どもスタジオ(お宮参り、お食い初め部門)」で、上位のスタジオをご紹介しますね。
1位は「スタジオアリス」、2位は「スタジオマリオ」でした!
スタジオアリス
30年間子どもの写真を撮り続けてきた老舗。
予約のしやすさや店舗のきれいさ、商品メニューや衣装の豊富さが人気のポイントです。
【口コミ】
- 事前打ち合わせで先に衣装や撮り方など決めることができた
- 泣いてしまってなかなか撮れなかったが、また日を改めて撮り直しをしてくれた
- 子どものペースに合わせてくれるからいい顔が撮れる
- ディズニーの衣装や背景があるのはスタジオアリスだけ
スタジオマリオ
こちらも衣装や小物の種類が豊富です。
来店時からの雰囲気づくりで子どもの笑顔を引き出そうとするスタッフの対応に定評があります。
【口コミ】
- 撮影後、子ともがお腹を空かせてしまったが、ミルクを冷やす容器を持ってきてくださり、とても親切だった
- 着替えるのにいやいやと泣きそうになったり動かなくなったりした時も、急かさずにいいペースで関わってくれた
- 自分じゃ撮れないような可愛い写真をいっぱい撮っていただいた
- 障害のある子に対しても明るく接してくださり嬉しかった
まだ小さい赤ちゃんですので、眠ったり泣いたりしてうまく撮影できない心配がありますが、口コミを見ると安心できますね。
自分で記念写真を撮る
スタジオで撮影しないときも、自分で写真を撮るなら赤ちゃんの負担はかなり少なくなりますよね。
赤ちゃんが寝ている間にこっそり衣装をかけて寝相アートにすることもできますよ。
以下のポイントを取り入れると、いつもとひと味ちがう写真になるので、ひとつだけでも試してみてくださいね。
自分で記念撮影の工夫ポイント
- 衣装を用意する
- 写真の背景になる場所の飾り付けをする
- 撮った写真をデコレーションする
【衣装を用意する】
お気に入りの服を着せるのもよいですし、より雰囲気を出したいときには、インターネットで産着がレンタルできます。
レンタルの申込みから、返却まで、すべて自宅で完結できるので便利ですよ!
産着、帽子、よだれかけ、お守りのフルセットを2泊3日レンタルできます。
「安いから心配だったけれど、きれいな着物が届いた」という口コミが多くありました。
返却時はクリーニング不要で電話をすれば集荷してくれます。
【飾り付けをする】
100均や通販でかわいい飾りが買えますので、写真にうつる範囲を飾ってみましょう。
通販サイトには、たくさんの素敵な飾りが販売されていて、私もしばらく見てしまいました。
購入しない場合でも、家にあるぬいぐるみや手書きのカードなどを並べるだけで雰囲気が出てかわいいですよ!
この機会にセルフタイマーで家族写真を撮るのもおすすめです。
【撮った写真をデコレーションする】
何枚か撮った写真を、アルバムや大きめの厚紙に貼ったり、パソコンに取り込んでデコレーションすることで、さらに素敵な記念になりますよ。
赤ちゃんの写真を撮るのに苦戦するかもしれませんが、失敗した写真も後から見ると、ほほ笑ましいものなので、撮影を楽しみましょう♪
イメージがわかないときには以下の写真を参考にしてみてくださいね。
まとめ
- お宮参りをしない人の割合は2割
- お宮参りをしない人は、赤ちゃんや家族の状況によって判断している
- お宮参りをしない地域も一部あり、お宮参りと百日祝いを一緒にする地域もある
- オンラインや郵送で祈祷できる神社がある
- お宮参りは風習にこだわらないで、赤ちゃんやママの体調を優先すればよい
- 記念写真だけでも、お祝いができて思い出に残すこともできる
お宮参りをしない人の割合は2割と、数字にすると少ないですが、その理由がしっかりとあることがわかりました。
「お宮参りの主役は赤ちゃん」ということを頭においておくと、迷ったときに判断がしやすくなりますね。
どんな形でも、赤ちゃんがここまで育ってくれたことを祝い、これからの健やかな成長をお祈りしましょう♪