ハムスターの寒さ対策、人が留守のときに何もしないのは不安ですよね。
実は人用のヒーターやエアコンなどを使わなくても、家にある物や100均グッズでハムスターの寒さ対策をすることができます。
家にダンボールやホッカイロはありませんか?なくても100均グッズで効果的に寒さ対策が可能です。
ハムスターの為だけに留守中もエアコンを付けっぱなしにするのは電気代が気になりますよね。
だからといって、温かそうなモコモコ靴下を入れておけばいいや…なんてよく調べずにしてしまうのは事故や怪我に繋がり大変危険です!
この記事では、ハムスター飼育歴10年以上の私が、ハムスターの寒さ対策についてたっぷりご紹介します。
家にある物や100均グッズで寒さ対策できますよ!
また、市販の安くて便利な可愛いハムスター用ヒーターも厳選しましたので、ぜひ参考にしてくださいね♪
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Contents
ハムスターの寒さ対策グッズ手作りには100均が使える
ハムスターの寒さ対策を考える際にポイントとなる視点を2つお伝えします。
ハムスターの寒さ対策のポイント
1.十分な防寒効果があること
2.ハムスターにとって安全であること
この2つがとても重要です。
特にハムスターにとって安全であるかどうかは最優先で考えてあげたいですね。
小さな体ですから、ちょっとしたことが命の危険に直結します。
では、この2つのポイントを意識したうえで、まずはおうちにある物や100均で買えるアイテムを使った寒さ対策をみていきましょう。
ダンボール・発泡スチロール
ダンボールや発泡スチロールでゲージの周りを囲うと、ゲージの中が温かくなります。
ただ囲うだけでそんなに効果ある?と思うかもしれませんが、やってみるとゲージの中に手を入れたときの冷え切った感じがなくなりました。
お手軽な方法なのでぜひお試しください。
冷たい空気を遮断して中の温かさを保つので、他の防寒対策と併用するのもおすすめですよ♪
ダンボールや発泡スチロールでゲージを囲う際には、密閉してしまうと危険なので必ず空気の通り道を作るように注意してくださいね。
エアマット(プチプチ)
エアマット(プチプチ)も断熱効果のある素材なので、ゲージの底に敷くと底冷えが解消されます。
とくに部屋の下の方にゲージを置いている場合は、ぜひ実践したい方法ですね。
エアマットをゲージに巻くのもおすすめですが、ダンボール等と同様に密閉してしまわないように気を付けてください。
カイロ
人間も冬には重宝するホッカイロ、ハムスターの寒さ対策にも活用できます。
ゲージの外側から貼ったり、底面の一部に置いたりすることで、ゲージの中の温度が上がりハムスターが温かく過ごせます。
カイロは必ずハムスターが触れられない場所に貼りましょう。
かじって中身を出して誤飲してしまったり、熱くなりすぎてやけどをしてしまったりと、事故の恐れがあります。
どうしても中に入れたい場合はカイロケースに入れると安心です。
【マルカン ハムスターカイロケース】
カイロケースはひとつ持っておけば繰り返し使えるので経済的です。
貼るホッカイロより貼らないホッカイロの方が安売りしているときもありますよね。
ハムスターの安全を第一に工夫しながら、コスパも良いものをうまく使っていきましょう♪
床材
ハムスターの床材は多くの方が木製チップを使っているかと思いますが、それは100均にも売っています。
冬は多めに床材の木製チップを入れてあげるのがおすすめです。ハムスタの全身がしっかり埋もれるくらい、目安は夏の3倍!!
ハムスターは自分で床材の木製チップを集めて潜り、温かく過ごしてくれます。
ハムスターの寒さ対策に靴下や手作り湯たんぽは危険!!
家にある物でハムスターの寒さ対策をしようと考えたときに思い浮かぶのは布製品。
もこもこのタオルや靴下を入れてあげたら温かいんじゃないかな♪…と思うかもしれませんが、危険です!!
犬や猫は冬の寒さ対策にもこもこのタオルやクッションを寝床に置いてあげると喜びますが、ハムスターには危険な理由をご説明します。
靴下手作り湯たんぽが危険な理由
湯たんぽや靴下が危険な理由
1.爪を引っ掛けて折れたり剥いでしまったりする恐れがある
2.繊維が首や体に絡まって骨折や窒息の恐れがある
3.繊維の誤飲をする恐れがある
4.湯たんぽはタオルを巻かないと低温やけどの恐れがある
手作り湯たんぽでよくある作り方は、ペットボトルに適温のお湯を入れてタオルや靴下を巻くといった方法です。
タオルを巻くと、その繊維が上記のような怪我に繋がる恐れがあり、大変危険です。
だからといってタオルを巻かないで入れると、今度は低温やけどの恐れがあります。
もこもこの靴下を入れておくだけで温かく過ごしてくれそう♪私も最初はそんなイメージがありましたが、これもタオルと同じで危険です。
繊維で爪を怪我してしまったり、最悪の場合、首に絡まって窒息なんて事故が起きたりも考えられます。
小さくて可愛い大事なハムスターちゃん、考えられる危険はできる限り避けて寒さ対策をしてあげたいですね。
ハムスターの寒さ対策におすすめのヒーターとヒーターの代用品
ここまで家にある物や100グッズでのハムスターの寒さ対策をご紹介してきましたが、真冬の寒さには万全とはいえません。
やはりハムスター用のヒーターを使うのが一番安全で確実です。
ハムスター用のヒーターといっても様々なタイプのものが売られています。
ここからはタイプ別に人気のあるおすすめヒーターをご紹介しますので、あなたにはどのタイプが合うか一緒に確認してくださいね。
ドーム型ヒーター
ドーム型のヒーターで、室温に合わせてドーム部分を取り外しができます。
おうちのようにすっぽり入って可愛いですね♪
リバーシブルで高温約38度、低温約30度を使い分けることができ、金属チューブでコード全体がカバーされているので安全対策もばっちりです。
板型ヒーター
板状のヒーターで、ハムスターが寒くなったら乗りにきます。
ポカポカと暖かくて、この上から離れなくなっちゃう子もいるみたいです。
こちらも安全対策はばっちりで、リバーシブルで使うことができます。
2wayヒーター
ゲージ内に置く、または吊り下げて設置することができる2wayタイプのヒーターです。
ゲージ内では乗って温か、吊り下げれば寄り添って温か、ハムスターの好みで使い分けることができます。
温度が選べるリバーシブルで、コードのかじり防止カバーも付き、水洗いもできて安全で使い勝手が良さそうですね。
ペットショップでもよく取り扱いがあり、人気の商品です。
トンネル型
遊び場の一部が温かくなっているような、トンネル型のヒーターです。
通り抜けて遊ぶこともできて、寒い時にはトンネルの中で暖まることもできる、楽しいヒーターですね。
体にフィットするカーブ型で、ゴールデンでも使えるサイズです。
寝ているうちにはみ出してきちゃう子もいるみたいで、とっても可愛い姿が想像できます♪
砂風呂型
砂を入れて温めることができる、砂風呂タイプのヒーターです。
ハムスターは砂遊びが大好きですが、冬は砂も冷えていて遊びにくいことも。
そんな時に、この砂風呂型のヒーターなら、じんわり温かい砂風呂で思いっきり遊ぶことができます。
好みが分かれるようで使わない子もいるようですが、使ってくれる姿はお風呂に入っているみたいでとっても可愛いですよ。
ヒーターの代用品
ヒーターを買うのは面倒だとか、もっと簡単に温めてあげたいという方は、次の2つがおすすめです。
エアコン
一番簡単で危険もなく、間違いない防寒対策ですね。
温度は部屋の室温が20~26度になるように設定しましょう。
電気代が高くなってしまうので、人がいる時間でエアコンを付けるのであれば同じ部屋にゲージを置くと良いです。
人がいない時間は弱めのエアコンにゲージをダンボールで覆うなど、寒さ対策の併用がおすすめですよ。
湿度が40%を下回らないように、部屋の乾燥し過ぎにも注意して加湿器や洗濯物を干すなどして対策しましょう。
電気毛布
ここでは人用の電気毛布を使う方法をご紹介します。
人用の電気毛布を下一面に敷いてしまうと、ハムスターには熱くなりすぎてしまい危険です!!
ケージの3分の1程度の面積を目安に、必ず敷いていない部分も作るようにしましょう。
そして使うときは目を離さないように、人がいる時間だけにするのが安心ですね。
ハムスターが寒い時にとる行動
ハムスターが寒い時にとる行動は次のとおりです。
ハムスターが寒い時とる行動
- 動きが鈍くなる
- 巣箱から出てこなくなる
- 震える
上記のような行動が見られたら、ハムスターが寒がっている可能性が高いです。
人間も寒い時は動きたくなかったり、布団から出たくなかったりしますよね。ハムスターも同じです。
普段から動きがゆっくりで巣箱が大好きな子もいるので、いつもの様子もよく観察して知っておきましょう。
寒がっている様子が見られたら、すぐに対策をしてあげてくださいね。
ハムスターが快適に過ごせる温度と湿度
ハムスターが快適に過ごせる温度と湿度を知っておくと、冬も安心して一緒に過ごすことができますね♪
こちらを確認しておきましょう。
ハムスターに最適な温度と湿度
部屋の温度:20~26度
部屋の湿度:40~60%
部屋の温度と湿度がこの範囲を超えてしまうと、ハムスターにとって負担になってしまいます。
ストレスにならないように、適温を保って管理してあげられるといいですね。
また、1日の中で10度以上の温度差が出ないように注意してあげましょう。
日中と朝晩の気温差が激しい日もありますよね。そんな日はとくに気を付けて温度管理が大切です。
ハムスターを冬に病院へ連れていく時の寒さ対策
寒い冬、もしハムスターを病院に連れて行かなければならなくなったら…そんな場合にも寒さ対策が必要です。
温かい家の中から急に寒い外に出されてしまうと、その温度差で弱ってしまうことも考えられます。
ハムスターを外出させる際には必ず寒さ対策をしてあげましょう。
床材を多めに入れる
家の中の対策同様、ハムスターがしっかり潜れるくらいに床材を多めに入れてあげるとかなり温かいです。
ゲージにエアマット(プチプチ)を敷く
ゲージの下にエアマット(プチプチ)を敷いてあげましょう。底冷えを防ぎ温かく保つことができます。
ゲージにカイロを貼る
カイロケースに入れたカイロをゲージに入れてあげましょう。もしくは外から貼ってあげると温かさを保つことができます。
ゲージをタオルや毛布でくるむ
冷たい空気や風が直接当たらないように、タオルや毛布でくるんであげましょう。必ず空気の通り道を作ってあげてくださいね。
紙袋に入れる
紙袋に入れるのも冷たい空気や風を防ぐ対策になります。他の対策との併用も効果的です。
ただしやり過ぎて暑くならないように注意しましょう。
まとめ
- ハムスターの寒さ対策を手作りでするなら100均のダンボールやエアマット(プチプチ)が使える
- カイロを入れたり、床材を多めに入れてあげたりするのも効果的
- ハムスターの寒さ対策に靴下やタオルなどを入れるのは、怪我や事故に繋がる恐れがあるため危険
- 市販のハムスター用ヒーターは安全対策がされていて安心して毎年使えて便利
- エアコンで室温管理をしてあげるのもおすすめ
- ハムスターが寒い時にとる行動は、動きが鈍くなる、巣箱から出てこなくなるなど
- 寒い中、病院に連れていくなど外に連れていくときにも寒さ対策が必要
ハムスターの寒さ対策は100均で買えるものや家にあるものでもできることが分かりました。
床材を多く入れるだけでも効果があるのですぐにできますね!
私は毎年ハムスター用のヒーターを使うか、長時間目を離すときにはエアコンで温度管理をしていますが、やっぱりハムスターの安全が一番だと思います。
温度差に弱く繊細な生き物なので、温度管理をしっかりしてあげて寒い冬も快適に過ごせるように環境を整えてあげましょう。
この記事があなたと可愛いハムスターちゃんのお役に立てば嬉しいです。