バスタブクレンジングが体に悪いといわれていますが、大丈夫です。体に悪くありません。
バスタブクレンジングが体に悪いと誤解されている原因は、その匂いにあります。
この記事では、体に悪いと言われている理由や、その成分を詳しく解説していきます。
また、バスタブクレンジングってホントにこすらず汚れが落ちるのか、疑問に思っている方も多いと思います。
私自身、バスタブクレンジングを使っていますが、こすらず、簡単にお風呂掃除できていますし、家事の時短にもなっています!
汚れが落ちないと思っている方に、バスタブクレンジングの正しい使い方も紹介していきますね。
Contents
バスタブクレンジングが体に悪いといわれている理由
バスタブクレンジングが体に悪いと思われている理由を3つ説明します。
- 匂いがツンとしている
- 匂いを嗅いで頭が痛くなった
- 匂いでムセてしまう
3つの理由の共通点が「匂い」ですね。
バスタブクレンジングは、弱アルカリ性なので、少し刺激臭があります。
刺激臭があるので、匂いがツンとして頭が痛くなることや、匂いでムセてしまうことがあります。
お風呂場は、狭く、こもった環境となっているためバスタブクレンジングを使用するときは、換気扇を回したり、窓を開けたりして使用してください。
弱アルカリ性は、液が肌につくと、肌あれを起こしやすいため手袋の使用もおすすめします。
また、バスタブクレンジングの使用方法により汚れが落ちないことはもちろん、洗剤がバスタブに残ってしまいヌメリの原因となります。
ヌメリが不快感となり、体に悪いと感じる方もいると思います。
バスタブクレンジングの成分
バランス剤 | 水 |
---|---|
金属封鎖剤 | エチレンジアミン四酢酸 |
界面活性剤 | ポリオキシエチレンアルキルエーテル |
溶剤 | ジエチレングリコールモノブチルエーテル |
pH調整剤 | 水酸化ナトリウム |
界面活性剤 | アルファオレフィンスルホン酸ナトリウム |
界面活性剤 | 純石けん分(脂肪酸カリウム) |
香料 | 香料(詳しくはこちら) |
増粘剤 | キサンタンガム |
着色剤 | 着色剤 |
上記がバスタブクレンジングに入っている成分です。ひとつずつ説明していきますね。
・エチレンジアミン四酢酸(通称EDTA)
金属封鎖剤です。中でもEDTAはコストが安く性能が高いです。
・ポリオキシエチレンアルキルエーテル(通称AE)
ノニオン性の界面活性剤です。
ノニオンとはNon-ionのことです。
プラスやマイナスのようなイオンの性質はもちません。
そのため、石鹸のようにカルシウムと結びついて、石鹸カスの汚れになりません。
欠点は泡切れが悪いこと。すすいだ後、少しヌルついた感触になりやすいです。
・ジエチレングリコールモノブチルエーテ
水溶性の溶剤。水にも油にもなじみやすい性質。
皮脂汚れや石鹼カスのような、油っぽい汚れを溶かして、洗浄するのを助ける働きがあります。
・水酸化ナトリウム
アルカリ剤。液性を弱アルカリ性に調整するときに使われます。
・アルファオレフィンスルホン酸ナトリウム(通称AOS)アニオン性の界面活性剤。
アニオンとは、マイナスの性質という意味。
AOSは、泡切れが良く、生分解性も比較的良い性質です。
・純石けん分
アニオン性の界面活性剤。泡切れを良くし、すすぎ性を良くする目的に入れられます。
・キサンタンガム
多糖の一種で増粘剤。
擬塑性(ぎそせい)という。
液に力が加わった時には粘度が下がって、力が加わらない時は粘度が上がる性質。
洗剤に入れるとスプレーしやすいですが、壁についた後密着しやすくなる。
着色剤で液が青くなっており、ミストがついた場所が分かりやすいというメリットがあります。
デメリットとしては、長時間放置し、十分すすぎをしないとプラスチック、タイルの目地などが青く染まる場合があります。
バスタブクレンジングが体に悪いのは誤解で使い方も簡単
バスタブクレンジングはこすらず汚れを落とせることが、売りとなってます。
ミストを全体に吹きかけ、60秒後にシャワーで流すだけ
浴槽をこすらずに洗えるお風呂用洗剤です
引用:LION
と宣伝されていますが
- 思ったよりバスタブの汚れが落ちない
- こすらずと言っているけど、結局こすっている
- ピンク汚れが落ちない
との声もあがっています。
そんな方にバスタブクレンジングの正しい使用方法を説明します。
また、バスタブクレンジングがこすらずなぜ汚れがおちるのか?
バスタブクレンジングとバスタブクレンジング銀イオンプラスの違いや、バスタブクレンジングが使用できない場所も合わせて説明しますね。
バスタブクレンジングの正しい使い方
- バスタブ全体にシャワーをかける
- バスタブクレンジングをスライドしながらバスタブの上から底まで全体にスプレーする
- 60秒後にシャワーで、流すだけ
と説明にはありますが、この通りしているのに汚れが落ちない!と思っている方に、ひとつずつ使い方のコツを紹介します。
1.バスタブ全体にシャワーをかける
バスタブが濡れていないと、洗浄液が広がりにくくかけ漏れの可能性もあるため、バスタブ全体にシャワーをかけてください。
2.バスタブクレンジングをスライドしながらバスタブの上から底まで全体にスプレーする
腕をスライドしながら、レバーを最後まで、まっすぐゆっくり引きながらスプレーしてください。
上から順番に、全体にいきわたるようにスプレーしてください。
一般的なバスタブでは、15回で全体にいきわたります。
ダメなスプレーの仕方は
・ちょこっとかける ・すはやく一気に引ききってしまう ・腕をスライドさせない
ですので、注意してください。
3.60秒後にシャワーで流すだけ
60秒後にシャワーで、しっかり洗い流してください。
長い時間おいても汚れの落ち具合は変わりません。
あまり長い時間放置すると、青い色が付着してしまいます
正しく使用しても、こすらず落とせない場合
3つの原因が考えられます。
- 何日も同じお湯を沸かして使用した後
- バスタブの中で体を洗っている
- 白濁系の入浴剤を使った
何日も同じお湯を沸かして使用した後は、汚れが強くなっているので、もう一度スプレーするか、それでも落ちない場合は、こすり洗いが必要です。
バスタブの中で体を洗っている場合は、湯アカ以外の石鹸カスなどの汚れが発生するので、こすり洗いをしないと、汚れは落ちません。
白濁系の入浴剤も同じで、もう一度スプレーするか、それでも落ちない場合はこすり洗いが必要です。
バスタブクレンジングがなぜ、こすらず汚れが落ちるのか
バスタブクレンジングがなぜ、こすらず汚れが落ちるのか、疑問に思っている方もいると思います。
答えは、無力化洗浄の力です。
汚れをこびりつかせる原因は、水道水の中に含まれる、カルシウムが原因です。
バスタブクレンジングは、そのカルシウムを除去し無力化してくれます。
汚れをふやかし、浮かせてくれるから、シャワーの水圧だけで汚れを流し、はがしてくれます。
これが、バスタブクレンジング独自の洗浄メカニズムです。
バスタブクレンジングとバスタブクレンジング銀イオンプラスの違い
バスタブクレンジングもバスタブクレンジング銀イオンプラスも浴室全体の掃除ができるのは、同じです。
バスタブクレンジング銀イオンプラスは、それ以外に下記のような利点があります。
・こすらず除菌 ・ピンク汚れの予防
ピンク汚れの正体は、目に見えないロドトルラという微生物などが増殖してできる、生物由来の汚れです。1~2週間で目にみえるピンク汚れになります。
・こすらず除菌の方法
除菌したい場所にスプレーし、5分後に洗い流してください。
・ピンク汚れの予防
ピンク汚れが発生している場所は、ブラシかスポンジであらかじめ洗剤を使い、こすり洗いをしてください。
その後、スプレーし60秒後に洗い流してください。
頻度としては、週に1回以上が推奨されています
ピンク汚れ予防をしているのに、それでもピンク汚れがでてきてしまう原因は3つ考えられます。
- 浴室の環境
- 洗剤がかかっていない
- ピンク汚れが、きちんと取れていない状態で使用している
・浴室の環境
環境によっては、ピンク汚れが発生しやすい環境かもしれません。
スプレーの頻度を週1回ではなく、数回増やしてみてください。
・洗剤がかかっていない
ピンク汚れが見えていない場所でも、原因微生物は潜んでいます。
ピンク汚れが発生していた周辺にもスプレーをしてみてください。
・ピンク汚れが、きちんと取れていない状態で使用している
ピンク汚れがきちんと落とせてない状態では、原因微生物が残っています。
洗剤を使い、ブラシやスポンジでピンク汚れを除去してから使用してください。
バスタブクレンジングが使用できない場所
- 大理石などの石の素材(人口大理石はo.k)
- 木製品
- 照明
です。タイルの目地などに、バスタブクレンジングが青く残ってしまうこともあるようです。
そんな時は、浴室用洗剤やクレンザーでこすり洗いしてください。
それでも落ちない場合は、カビ取り剤で漂白してください。
バスタブクレンジングが体に悪いことはないが評判は?
バスタブクレンジングのプラスの評価
- 時短になっている
- こすらず落ちてくれるので良かった
- こすらなくても、バスタブの汚れが気にならない
- 1度のスプレーで広範囲にスプレーできて、ラクでした
- 買った当初はこすり洗いが必要だったが、使い続けているとこすらず汚れが落ちている
- 他社のものより落ちる気がする
- こすり洗いが必要な時もあるけれど、軽い汚れは簡単に落ちてくれる
- お風呂掃除が楽になった
プラス評価には「こすらず落とせている」という意見が多くあります。
お風呂掃除が時短になって、家事の手間が省けるのもプラス評価になりますよね。
簡単にお風呂掃除ができるので、お子さんもお手伝いしやすいですし、高齢の方が、腰をかがめずに掃除できたり、妊婦さんにもおすすめですね。
マイナス評価では
- こすらないと汚れが落ちない
- 泡切れが悪い
- 流しても、お風呂にお湯をためると、お湯の表面に泡がういてくる
- 1回の使用量が多く、すぐになくなってしまう
- ヌルヌルが残っている
- 容器のトリガーが壊れやすい
- 入浴剤を使用するとこすり洗いが必要になる
こすらないと汚れが落ちない、泡切れが悪い、という声が多くありました。
汚れが落ちない方は、バスタブクレンジングの使い方をもう一度確認してみてもいいかもしれないですね。
泡切れが悪い方は、バスタブクレンジングの使用量やシャワーの水圧が関係しているかもしれないです。
使用量を減らす、シャワーの水圧を強くするなど工夫をしてみることもおすすめします。
使用感はひとそれぞれなので、一概にはいえませんが…
「こすらず落とせる」が売りですが、数回に一度はこすり洗いも必要だと思います
まとめ
- バスタブクレンジングが体に悪いのは誤解
- バスタブクレンジングが体に悪いと言われている理由は、匂いがツンとしている、匂いを嗅いで頭が痛くなった、匂いでムセてしまうの3つ
- 弱アルカリ性で刺激臭があるため、換気をしてお風呂掃除をすることが大切
- 正しい使い方は、バスタブ全体にシャワーをかけてスライドしながら全体にスプレーして60秒待って流すだけ
- 使う際の注意点は、腕をスライドしながら全体にいきわたるようにスプレーすること、長時間放置しないこと
- こすらず落とせない原因は、汚れがつよくなっていることや、白濁系の入浴剤を使ったことなど
以上についてお話ししました。
夏場はシャワーで済ませていた入浴も、寒い時期は湯船が恋しくなりますね。
毎日のお風呂洗いが面倒と思っている方や、家事の手間を省きたい方に、バスタブクレンジングをおすすめします。
正しい使い方で、こすらず落とせるバスタブクレンジングを使用してみてください。