NPO法人 環境みらい下関|循環型社会の形成へ市民活動を活発化させよう 


トップページ
法人案内
施設案内
教室案内
行事案内
活動紹介
募集案内
リンク集
見学者の声
図書室
みんなでつくる滝部駅
しものせき竹取物語
菜の花プロジェクト推進事業
ニュースレター「環境みらい」
・環境コラム
   ・今月号
   ・バックナンバー
   ・設立5周年に寄せて
環境クイズ
環境問題ABC
再生工房
エコ商品販売コーナー

問合せ先







環境コラム 

2011年3月号

今年度の研修視察旅行について



 研修旅行も今回で8回目を迎えましたが、例年に比べひと月からひと月半早い時期での開催となり、お忙しい会員の皆様方にはご参加いただけるかどうか心配しておりましたが、閉め切ってみれば定員いっぱいのご参加をいただき、また、回を重ねる毎に多くの方々のご参加をいただき、事務局としても万全の態勢で皆様をご案内するように準備をいたしました。
 今回は、環境問題の研修先として、「ごみ問題」、特に「紙おむつのリサイクル」の研究に成果を挙げておられ、環境問題に造詣の深い福岡大学工学部(社会デザイン工学科)  松藤康司教授に講演をお願いすることにし、早速お願いをしたところ、快くお引き受け頂きました。また、午後からの視察先として、たまたま九州国立博物館で開催されていたゴッホ展を鑑賞することでスケジュールを決定いたしました。
 当日は前週からの寒波を引きずることもなく環境みらい館を出発したのですが、目的地に近づくにつれ空模様がおかしくなり、小雨やら雪まで降ってきました。また帰りは下関に近づくにつれお天気も回復し、つくづく下関は他に比べ気候的に穏やかな地だなというのを改めて実感したところです。
 さて、福岡大学工学部松藤康司教授の講演は、「紙おむつリサイクルシステム」についてという演題で、まさに今後もさらに高齢化が進んでいく中で、会員各自にとっても他人事の話ではなく、避けては通れないまさにタイムリーな講演で、参加者一同先生の話に聞き入るとともに、会員一同大いに刺激を受け、当日の道中またその後も折につけ話題になっております。



今後もこの研修会で得た貴重な経験を忘れることなく、当法人また会員一同心に刻み、今後の活動等に生かしていかなければいけないと思っております。
さて、昼食後次の目的地であります九州国立博物館でのゴッホ展等で約2時間の自由時間をとっておりましたが、ゴッホ展、常設展の観覧並びに太宰府天満宮への参拝等、あっという間に時間いっぱいとなり、もっと時間をとっておけばと、みなさんに申し訳なく思っております。
何はともあれ、事故もなくほぼスケジュール通りに研修を終えることができましたのも、ご参加いただいた会員皆様方のご協力のおかげだと事務局職員一同心から感謝しお礼申し上げる次第です。
今後も当法人のミッションの達成に向け、会員の皆様と心を一つにし進めていきたいと存じますので、今後ともご指導の程よろしくお願い申し上げます。

NPO法人環境みらい下関
事務局 新内憲史




2011年1月号

「脱」の実践としての「里づくり都市・しものせき」



 下関市初の公設民営の「環境みらい館啓発棟」の運営を専ら携わる非営の市民組織として発足したNPO「環境みらい下関」も、何とか初年のよちよち歩きの段階からやりくりしながら丸8年が経過しようとしています。
 来館者やリサイクル活動参加者は順調に増え続け、恒例のエコフェスタなどのイベントもその都度大いににぎわいを見せます。予想以上に成果を示しえているこれまでを誇らしく思うと同時に、運営に携わるボランティアスタッフの皆がこの間ずっと生き生きのびのびと市民のみなさんへの手助けの活動ができていることを何よりも喜ばしく思っています。これらはすべてひいきにしてくださる市民、企業、行政のさまざまな立場のさまざまな人たちの協力あってのことと心より感謝申し上げる次第です。
 広大な下関市は人口が集積する市街地の周辺に自然の恵みを享受できる豊かな農山漁村地を擁しています。下関市は都市部と農山漁村部の交流・連携を推進して行くのにふさわしい条件が整っていると言えます。そのような交流・連携が起点となる竹林ボランティア「しものせき竹取物語」の活動や、始めたばかりの家庭菜園を都市部で広げる活動を、これから先一層充実させ、《循環型都市の形成》に結びつく「里づくり都市・しものせき」をめざしたいと考えています。
 新刊の『「エコ」を超えて―幸せな未来のつくり方』(枝廣淳子+ジャパン・フォー・サステナビリティ(JFS) 著、海象社刊)に、若者をはじめとしてクルマ所有への意欲は以前ほど強くはなくなり、カーシェアリング推進へのサービスが少しずつ整ってきていると述べています。
 徐々にでも「脱所有」や「脱物質化経済」が進んでいくような気配を感じることができます。その本の著者らは注目すべき新しい動きに、「暮らしの脱所有」、「幸せの脱物質化」および、「人生の脱貨幣化」という三つの「脱」があると述べ、価値観転換の現在進行形の各地のさまざまな動きを紹介しています。新しい時代の新しい価値観への動きをお互いに学び合い実践し模索し合うことが大変重要なことだと思えてきます。
 わたしたちがめざそうとしている「里づくり都市・しものせき」の動きも、きっとそのような新しい時代を切り開いていく新しい価値観創出の動きと結びついているはずです。とはいえ、あるいは、だからこそ、まずは、さまざまな人たちと出会い、交流・連携すること自体に喜びを感じるところから、常に出発したいものです。
 「環境みらい下関」が9年目を迎える新年が、本当に良い年でありますよう願っています。

NPO法人環境みらい下関
理事長  坂本紘二




2010年12月号

成功した第1回環境みらい大賞



 下関市における環境・リサイクルの啓発活動の公設民営の施設を運営するNPOを立ち上げ、何とか活動を続けて7年が経過しました。順調に活動が広がり、NPO「環境みらい下関」をボランティアで支える会員も200名を超えています。
これまでノーベル平和賞受賞のマータイさんの世界語にしようという運動に共鳴し「“もったいない”を広めよう深めよう」をスローガンの一つにしてきました。
 マータイさんは指摘しています。「“もったいない”は3つのR【Reduce・Reuse・Recycle】を一言で言い表している。」と。私たちの目標である循環型社会の形成に向かって、3Rの認識やそれを推進する活動も当たり前のように広がり、手応えを感じ始めています。
 また、合併後の下関の都市部と農・漁村部との交流・連携の活動を進める中で、4年前から、竹林ボランティア『しものせき竹取物語』を結成し、竹林整備と竹材の利活用の動も進め、また今年度から「里づくり都市・しものせき」をもう一つのスローガンとして掲げ「自然と暮らせるまちづくり」をテーマに都市部での荒廃地を活用しての家庭菜園事業を進める活動を始めました。
 また、近年国の各関係機関も後押しして、歴史的な町並み保全等の景観まちづくりや里地・里山等の二次的自然の再生・保全を推進する「里づくり」の活動が徐々に広がりを見せています。
 その動きとも連動した活動ではありますが、下関市が合併して周辺に広大な農山漁村地区を抱くようになったのを期に、それらの地区と結びつきを強め、わがNPOのミッョンである《循環型都市の形成》をめざそうというのが「里づくり都市しものせき」の活動です。都市部に生活する者も里山・里海に出かけ、里地の人々と交流し、里の保全と資源循環のしくみづくりをめざそうというものです。
 また、今年度は、地球的課題である地球温暖化対策、2020年には25%の削減は待ったなしの課題です。そのためには、いま、私たちはどのような行動をすればよいのか。どのようなかかわり方が必要とされているのか、どのようなことを子供たちに伝えていけばよいのか、まさに《環境みらい》に何を届けるべきか、などについて市民各層に論議喚起し、私たちの身近な取り組み方を見出し身に付くことにつながれば、と期待して今回「ストップ地球温暖化」の環境みらい大賞を企画したところ、当初の心配していた予想に反して、総数552件という多くの方々の優れた作品の応募を頂き、選考に大変苦慮する結果になりました。
 今回、それなりの成果が得られたが、来年度の第2回目の環境みらい大賞の方法はどうするか、また目指す「里づくり都市しものせき」の活動で、豊北町滝部駅の発券業務につづく豊浦、菊川、豊田地区との交流、連携の方法はなにをどうするか、思案の年末になりそうです。

NPO法人環境みらい下関
事務局次長  藤木幸三




2010年11月号

第8回下関エコフェスタ2010を振り返って



「【ストップ地球温暖化!】ひとり一人が考える。ひとり一人が行動する。」を今年のテーマに、いよいよ待ちに待った今年のエコフェスタが、10月3日(日)開催されました。
 開催に伴う事前の準備も、各教室の先生方をはじめ多くの生徒さん、また体験ゾーンコーナーにご賛同頂いた各コーナーの多くのボランティアの皆様のご協力を頂きながら、一方では天気予報の空模様を気にしながら開催日前日までに準備万端整えることが出来ました。
 さて、いよいよ開催日当日、「晴れてほしい」との願いも虚しく、天気予報通り朝からの激しい雨のなか、毎月の開催が定着しており、市民の皆様も楽しみにしておられます同時開催のリサイクルフリーマーケットが中止になったにもかかわらず、多くの方々のご来館をいただき、各階に設けております体験ゾーン(自転車分解体験、紙芝居の公演、本の読み聞かせ、牛乳パックをくだいた材料を使用してオリジナルのハガキ等を作る紙すき体験、新聞紙を材料にして作るエコバック作り、「下関竹取物語」による竹細工作り、飲用後の牛乳パックやビール缶を利用して作る風車作り、森づくりに取り組んでいる「出会いの森ファンクラブ」の皆さんが森で集めた材料を使用して作る小枝クラフト作り、けん玉作り等)には、小さいお子様、小学生をはじめ多くの親子連れで大変な賑わいをみせ、特に体験で取り組んだ皆さんは、生き生きと熱心に脇目もふらずに没頭し、また、完成したときの顔は、やり遂げたとの満足感で満ちあふれておりました。
 また、このフェスタに併せ、募集テーマを(A:「地球温暖化はこうしてストップ!、B:地球温暖化はこうして進む!」)の二つに定めた第1回環境みらい大賞の作品を募集したところ、市内外から大変多くの方々からご応募を頂きうれしい悲鳴をあげております。
 この応募作品については、エコフェスタの開催当日午後から不特定多数の方々のご参加を頂きワークショップを開催、その場でいろいろな意見を頂く中で、かなり集約をいたしました。
 今後、選考委員会に諮り最優秀賞、優秀賞、佳作を決定、10月末日までに当法人ホームページ上に掲載公表するようにしております。
 何はともあれ、多くの方々のご理解ご協力を頂く中で無事盛会裏に開催できたことを感謝し、お礼申しあげ、ご報告とさせて頂きます。

NPO法人環境みらい下関
事務局 新内憲史




2010年10月号

山口県快適環境創造条例(仮称)に期待


 NPO法人環境みらい下関も設立して8年目、循環型社会の形成を目指して、さまざまな活動を展開してきました。
 「もったいないを広めよう深めよう。」を基本とする3Rの推進と、「里づくりを考えよう。」の二つのテーマを掲げて啓発活動を続けてきました。
 里づくりとは、私たち人間が生活する里(集落)をとりまく二次林と、それらと混在する農地、ため池、草原、川、浜、海などで構成されるすべての地域を含む概念です。人間が何らかの係わりを持って守ってきたその作法が、日本の里地里山の文化を形成し、美しい景観を保ち、人間が作り上げた自然環境の中で生きている多くの生物が生まれ育っていた。それらの地域を里に住む我々人間が、乱開発や汚染などで環境破壊をし、今度はその里地里山を人々が放置したため、畑は荒れ、水田が消えて里地の荒廃が進み、奥山と人家との境界領域がなくなり、里山は獣のすみかとなりイノシシが人間を襲う事態となりました。
 政府が、「新・生物多様性国家戦略」(2002年3月政府決定)において、この里地里山の保全、利用に対して、各省が連帯するとともに、国だけでなく、地方公共団体、専門家、住民、NPO、ボランティア団体などに参加を呼びかける中、山口県の呼びかけで、環境みらい下関も「里づくりを考えよう。」を活動テーマとして、平成18年2月25日に竹林ボランティア「しものせき竹取物語」を結成、竹林は緑のギャングといって竹林繁茂対策の啓発活動を始めました。
 つぎに、NPO法人環境みらい下関の「里づくり都市・下関」を目指す里づくり事業として、「自然と暮らせるまちづくり」を活動テーマとして、放置荒廃地を利用した家庭菜園事業を計画、都市部や隣接の放置荒廃農地を整備・管理をするボランティア会員を募集し、今年度から新しい事業として開始しようとしたところ、行政からストップが掛かった。
 農地法のさまざまな規制は承知していたし、昭和41年当時に家を建てるための農地の宅地転用に、父が大変苦労していたことを思い出すこととなったが、幸いにして県の農業経営課や国のアドバイスを受けて、事業開始のアクセルを踏める状態にまでになりました。
 そうしたところ、この度、県議会提案による山口県快適環境創造条例(仮称)に関する政策立案検討会(特別委員会)から、制定しようとする条例にふさわしい活動なので、現状や現状の課題について参考人として説明して欲しいとの依頼がありました。
 絶滅しかけている生き物を再生させるとともに、動物と人間の共生を作り出す上でも、里地里山を回復することが重要と考えていますので、単なる里山の廃棄物の不法投棄や散乱ごみ、海洋の漂着ごみ対策だけに終わらず、故郷の美しい自然や快適な環境を作るために、県民総参加で誰もが簡単に、小さな里づくり活動に参加できるような農政環境になればと期待したい。

NPO法人環境みらい下関
事務局次長  藤木幸三




2010年9月号

新任のご挨拶


 特定非営利活動法人(NPO法人)環境みらい下関、ここ「環境みらい館」建設に携わらせてもらった者の一人として大変懐かしい名称で、それ以来長い間ご無沙汰しておりましたところ、縁ありまして、今般8月1日よりお世話になることになりました。
 振り返りますと、平成13年4月に生活環境部へ配属になり、組織改革により平成14年4月に環境部へ配置換え、それから平成17年6月までの通算4年3月の間在籍いたしておりましたが、その間、奥山工場(180トン焼却炉)の竣工、下関市の循環型社会の核となるリサイクルプラザの建設・竣工、新ごみ収集体制(5分別から10分別へ移行:15年6月30日からスタート)への変更、有料指定ごみ袋制の導入、ロンドン条約による19年2月からのし尿及び浄化槽汚泥等の海洋投棄禁止に伴う陸上処理施設(浄化槽汚泥等処理施設)の建設事業等、多くの方のご理解、ご協力を頂きながら進めることが出来ましたことを本当に感謝しているところです。
 特にリサイクルプラザ建設に際しましては、新ごみ収集体制のスタート、リサイクルプラザのオープンの日が決定されており、それまでの完成が絶対ですが、天候等の関係でなかなか思い通りに進まず、何時延期を言い出そうか、さりとて市民の皆様には既にお知らせをしておりますし、本当に毎日胃がキリキリと痛み、厳しい思いをいたしました。本当に無事6月30日にスタート、オープンでき“ほっと”した記憶があります。
 さて、“ひかりかがやく快適環境都市・しものせき”を創る拠点として建設された下関リサイクルプラザ(しものせき環境みらい館)は、公設民営ということで、「見て」「聞いて」「触れて」「楽しみながら」リサイクルの体験・学習が出来る啓発棟の部分の運営を「NPO法人環境みらい下関」にお願いすることになり、その受託に向け、坂本紘二理事長さんをはじめ各理事の皆さんには大変なご尽力をいただき深く感謝しております。
 今回お世話になることになりましが、NPO法人環境みらい下関設立の目的に向かい精いっぱい務めさせていただきたいと存じますので、ご指導を賜りますようよろしくお願い申しあげます。

NPO法人環境みらい下関
事務局 新内憲史




2010年8月号

崩壊した日本の里地里山文化


 里地里山文化の現代的展開に向けて今後、地球上では、化石燃料の消費量の増加や人口増などで新たな地球温暖化による海面上昇が起こる可能性があり、食料不足、生物多様性の衰退も予測されている。
 我が国の里地里山を守ってきた農業従事者は、昭和21年の1,454万人に対し、平成12年には389万人へと3分の1に減少した。耕地面積も昭和13年の607万haを最高に平成12年には388万haへとおよそ35%も減少した。ヒトの手が加えられて形成・維持されてきた里地・里山も荒れ、食糧自給率は大幅に低下し、主食の米を除く食料の大半を世界各国に依存する始末である。
 わが国の食料自給率は、供給ベースで平成14年には40%、平成18年にはさらに39%まで低下した。平成20年、国連によると飢えや極度の貧困におかれている人々は、地球上に依然約14億人も存在し、サハラ砂漠以南のアフリカや旧ソ連圏では増加の傾向にあると報告している。
 世界の食料情勢から見ても、諸外国からの食料輸入を最小限に抑え、地産地消を基本とする食糧循環を再構築する時に来ている。現在ではトウモロコシやムギなど、ヒトの食料を使っての家畜飼育が一般的であるが、昭和20~30年代まで、家畜の飼育に使う餌は、里山や土手や畦の草、それに食料残渣が原則であった。このことは土手や畦草を餌に使うにとどまらず、これらをゴミにせず、餌に循環させるなど、まさに循環型社会が形成されていた。
 近年、里地里山の変貌によって、平成11~18年、野生動物による農作物被害が年間200億前後にまで達している。イノシシやシカを放置せず、捕獲して食肉に使うなどヒトの捕獲によって適正な個体数、個体群に調整する必要もある。
 農作物や加工食品の地産地消は循環型の里地里山生活の原則でもある。食料である有機物を小さなエネルギーコストで循環することができる。昭和20~30年代までは、それが普通であった。作物を運搬するということは水を運搬することでもある。生植物の含水率はおよそ60%、玄米でも約15%もある。運搬は水の移動でもあり遠距離であればあるほどエネルギーコストが増大する。都会の仕事に飽きた方や定年などで里地里山にベースを置いた生活や暮らしを求める方々も増加している。
 里地里山に対する各自の思いに応じた暮らしは、地産地消や自給自足を含め、現代の社会的要請としても環境負荷の少ない循環型生活を広めていくであろう。
 地球的規模の環境問題、食料や水問題等々に打ってでるには、現代的な視点から循環型社会を再構築することが必須である。その拠り所となる思想は、再生と再利用による徹底的循環を基軸にする「里地里山文化」である。

NPO法人環境みらい下関
講師 和田猛則




2010年7月号

農耕地の悲鳴・・・「有機物が欲しい」


「すべての生物は、生まれながらに健康である」はずです。この自然の法則は当然のことながら、土壌・植物・動物・人間にも適用されます。
 さらにこの四つの健康は、一つの鎖の環で結ばれています。すなわち、最初の環である土壌の欠陥は、最後の環である人間にまで影響を与えます。つまり、植物・動物・人間の健康の欠陥は、第一の環である土壌の欠陥に原因があり、土壌の栄養不足の状態がすべての根源です。健康な農業を維持できないことは、我々が衛生や住居の改善、医学上の発見で得た利益のすべてを台無しにしてしまいます。
 我々は自然の警告に心をとどめ、土地から栄養を吸収した植物や魚類等々の生ごみは土地に還元する。動物と植物を同居させる。
 このように、進んで自然の法則に従うならば、農業の繁栄が続くばかりでなく、子孫の健康という、計り知れない報酬を受けることになります。そのためには、栄養豊かな土壌に欠かせない有機物の投入が必要なのです。その大切な有機物をたくさん含んでいるのが「堆肥」なのです。ではなぜ有機物が農耕地や家庭菜園用の畑を健康にするのでしょう。
 植物の生育は、養分のみに依存しているわけではありません。十分な水と空気も必要とされます。
 従って水はけ・水もちなどの土の物質的性質も生育を大きく左右する要因となります。また、微生物の多様性の維持も、病害虫などの発生を抑制するために不可欠です。
 そしてそれらの条件を保障するものといえば、有機物(腐食)以外にありません。そしてその有機物は土中微生物の餌として、外部から補給してやらなければ有機物は減る一方なのです。
 繰り返しますが、作物が「直接吸収した養分のみ」としか考えていない化学化が現代農業を貫く思想なのです。このような単眼的思考を放棄しないかぎり、農耕地の未来はないでしょう。

 現在、NPO法人環境みらい下関では、「ミッション・ゼロ」(廃棄物最小化目標)を目指し、

・少しでも生ごみを減らして、グリーンサイクルや地球温暖化防止に寄与したい。
・野菜づくりはしてみたいけれど、畑を持っていない。
・自宅で菜園をしたいけど、なにから始めてよいかわからない。
・色々な人の菜園方法を知りたい・教えたい。
・とりあえず、なにか新しいことを始めてみたい。


と思っている人達のために「生ごみ堆肥&ベランダ菜園サークル」を開催しております。
興味のある方はぜひご参加下さい。



▲「生ごみ堆肥&ベランダ菜園サークル」によるベランダ菜園つくり


NPO法人環境みらい下関
講師 和田猛則




2010年6月号

生ごみでよみがえる健康な土

 一般家庭から排出されるごみの中で新聞・雑誌類に次いで多いのが生ごみです。新聞・雑誌類はリサイクルされて新しい資源として再利用(再利用率60%)されますが、生ごみについてはほとんどが焼却されており(再利用率9%)、そのための費用も膨大な額にのぼっております。又、焼却後の燃えかす(灰)を捨てる最終処分場へのダメージも相当なものです。
 一方この行為を物質循環の観点から見てみますと、生ごみはそれが育った土から養分を吸収して成長したものです。そう考えると「養分を略奪された土はどうなるのだろう?」という疑問が湧いてこないでしょうか? つまり、焼却とは自然の中での循環ではなく、人間の都合でおこなう循環なのです。
 問題はそれだけにとどまりません。埋め立てられる灰の中には、カリウムをはじめとして、植物の養分であるミネラルが多量に含まれています。しかし、これらの養分は、埋め立てられた場所にとどまることで循環からはずれ、どのような働きにも参加することが出来なくなります。このように、生ごみの焼却・埋め立ては、土をめぐる物質循環を断ち切る作用をしているのです。
 戦後、高度経済成長が訪れるまでは、多量の堆肥・有機質肥料が農耕地に投入されていました。このような農耕地に対する人間のはたらきかけが、土の退化をおしとどめていたのです。
 ところが、その後の堆肥をはじめとする有機質肥料の投入量の激減は、土の物質的・化学的・生物的性質を劣化させ、土中のミネラルや微量元素のバランスを崩し、農作物の品質の低下を招きかねない状況を生み出しつつあります。この状況をそのまま放置しておいては、作物の正常な育成のみならず、人間の健康にも大きな影響をもたらす事態が訪れかねません。そうなってからではもう手遅れです。
 自然の変化はゆるやかですが、変化がだれの目にも明らかになったときには、それを元に戻すことはほとんど不可能なのです。農家の人たちだけでなく、消費者を含めて、みんなが一緒になって、いますぐ、どうしたらよいかを考えなければならないときを迎えているのです。まさに、私たちの将来の食料・健康に深くかかわっている問題なのです。では、生ごみを減らし、物質循環を可能にし、土をよみがえらす魔法の方法「生ごみ堆肥リサイクル」について簡単に説明します。
 もうすでに一部の地域で実施され、物質循環を通じて「持続可能な社会」の形成におおきな成果をあげている地域もありますが、このたび「NPO法人環境みらい下関」では下関市と連携し、この事業の取組を開始しました。
 家庭からでる生ごみをコンポスト容器(市が購入金の一部を補助)を使用してそれぞれの家庭で堆肥化し、その堆肥を家庭菜園・協力農家にて使用し、無農薬野菜等を栽培するしくみです。みなさんも地球にやさしいことをしてみませんか。
(詳しくは「環境みらい下関」ホームページの「しくみ」欄をご覧下さい。

NPO法人環境みらい下関
講師 和田猛則




2010年5月号

土の中の働き者「ミミズ」のはなし

 季節になると駐車場のコンクリート一面にミミズ君がなぞの死を遂げている、カンカン照りが続いた時にあるよくある事件。ある時は針にさされて魚のえさ、またある時はこのように干からびた姿を私たちにさらすミミズ君たちは、一見嫌われ者のようですが実は私たちに自然の恵みをもたらしてくれるすごいパワーの持ち主。
 昔からミミズのいる土地は「いい土」と言われますが、もちろんいい土地だからいるのですが、逆にミミズがいるからいい土になる、というそのしくみを簡単にご紹介。
 実はミミズの生活「動き回る、食べる、糞をする、尿をする、死ぬ」のすべてが土に貢献しています。日本ではフトミミズやシマミミズが一般的ですが、体の80%が水分、12%がタンパク質(グルタミン酸・アスパラギン酸・ビタミンB1・B2・B6)でできています。そのタンパク質の中には、リン酸を有効化する酵素や、過酸化水素を分解する酵素など15種類が含まれます。
 そして1年に20~30リットルの土を食べているミミズは、植物や微生物が吸収しやすい形でフンや尿をして、土に還元しています。さらにそのフンはいい土には欠かせない微生物や小動物の住みかになり、土の保水性を高める効果もあります。また「大地のくわ」との別名はまさに、その「動き」からです。
 土をかき混ぜて作物や土壌生物にいい環境をもたらします。こうして栄養のあるふかふかの土ができあがります。
 ミミズがいる土で植物がのびやかに育つ秘密がここにあります。たくさんの種類の中で、切っても切っても増加再生するものもいます。何年増加し続けるのかはまだ観察観測中とか。ミミズの生命力ってすばらしいですね。死んだらすぐにその体は土に還ります。死んだミミズは土の中では見られないのがその証拠です。
 最近ミミズをなかなか見なくなったと言われる我が国の土壌、崩壊危機のたのもしい救世主になるミミズが戻ってくる環境づくりを目指したいですね。
 ミミズはオスとメスの区別がない雌雄(しゆう)同体、ミミズの嫌いなものは耕起・化学肥料・農薬・ポリマルチ・作付けの単一化ミミズは唇をグッとのばして引きちぎって食べます。
 ミミズのご飯は、土・植物・ペットの糞・肉や魚・骨や貝・髪の毛など。嫌気性のバクテリアが発する悪臭を我慢して生ごみ堆肥で健康農地。美味しい健康野菜をつくるのも大変だ。

家の光協会 岩田進午/松崎敏英 著
「生ごみ堆肥リサイクル」より




2010年4月号

始まった「海の上の森づくり」

 日本は周囲を、山口県は三方を海に囲まれ誰もが海はかけがえのないものである、と思っている。
 しかし現実には、海も川も粗末にされ大事なものだけれども壊れるままになっていた。海も山も川も、そして農業もすべて経済的にみて重要かどうかで価値判断されてきた。
 しかし、21世紀に入って、経済一辺倒の考え方に反省が生まれ、もう少し落ち着いた生き方を求める人が多くなってきた。経済より、環境、教育、健康といった言葉がより重要性を持つようになってきた。衣食足りて礼節を知る、と言うことなのかも知れない。
 そのような中、山口県で2012年(平成24年)春季。第63回全国植樹祭が、海から生まれた大地(山口市阿知須の埋め立て地「きらら浜」)に、新しい時代の快適な環境づくりを進める取り組みとして、【育むいのち】「彩りの森・光る海・碧い空燦めきの発信」をテーマに開催されることになった。開
催場所が里山から里海(干拓地)へ、これは全国初めての森林づくりのケースではないだろうか。豊かな森は豊かな海を育むことから、三方が海に開かれた山口県の地形にふさわしく、県民参加による海岸林の創生など、森林づくりや緑化活動の新たな取り組みの展開を県内外にアピールする
ことになった。
 自然を相手にした新しい森づくりであり、基盤整備が整ったところから県民の手で「つくりながら利用する」という状態が生まれてくるだろう。林学や造園学の専門家の研究対象になり、造園業界が密接に関与することにもなるだろう。つまり、さまざまな人や組織が、異なる思いを持って活
動に参加することが想定される。むろん、県民参加の森づくりとしては、多方面からの注目を集め、多様な主体が参加する方が望ましいとは言えるだろう。下刈りや剪定、間伐などの地道な管理作業が必要になってくる。
 森づくりは「コスト(労力を含む)」と「時間」のかけ方をいかに設定するかが重要であり難しいと思う。コストと時間、樹木の確保と植栽方法、その後の維持管理など、アイディアを出し合い、さまざまな組み合わせによる可能性を検討していくことが大切となるだろう。
 100年先の森は、家族で、春は桜(山桜)、夏にはカブトムシやクワガタムシ、秋には幾種類ものドングリ拾いなどしながら、子供達が駆け回り『懐かしいなぁ。お父さんも、この森でドングリを拾ってシイの木を育てたことがあるよ。そういえば、ひいおじいさんが小さい頃に、森づくりが始
まったって聞いたことがあるなぁ。当時の小学生が、どういう森にするか考えて木を植えたんだって』『へぇー、そうなんだぁ。僕もドングリを播きに行ってこよーっと』こんな会話を発想した。

NPO法人環境みらい下関
事務局長 藤 木 幸 三




2010年3月号

荒れる畑、消える水田

 昨年から、老父母が亡くなり無人となって荒れた我が家で家庭菜園を始めた。樫や椿など剪定した庭木で堆肥づくりをするため、短く切り刻んで米ぬかなど混ぜながら八朔の木の下に山積みにしていた。
 今年の春の菜園準備のため、腐葉土をとるめ鍬を入れた。とたん、あっ!! 白くて大きなイモムシ(カブトムシの幼虫)がごろごろ、次から次へと300匹、今年の夏休みのサマーキッズは子供達の喜ぶ顔が浮かぶ。べつに20匹~30匹を環境みらい館で飼育展示し、残りの堆肥の山は自然のままで保存しようと思う。お陰で菜園の堆肥は別に調達しなければならなくなった。
 これはまさに自然は豊であり、ごみは資源ということになり、落ち葉も枝木ももったいない存在になってきた。それにしても我が家と同様に周辺の田畑の荒れようはひどい有様で、近所の老夫婦は隣接の土地を雑草で管理ができないと言って土建業者にバラスをひいて固めさせてしまった。先代は鯉を飼育していた田んぼだったが、もう、もとの田にも畑にも戻せない。
 また別の土地を地区の自治会長が草を刈り木を切って整備を始めた。聞くと周囲からの苦情があり地主に掛け合ったが相手にしてもらえないため、自治会長自身で整備を始めたそうで、気の毒なため私も地主に掛け合ったら、土地はさし上げますので好きにしてください?との返事。
 しかたなく、仲間を誘って耕し、周囲に水仙、サクランボ4種6本、ビワなどを植え家庭菜園をし、将来は周辺の人々の憩いの場所にすることにした。周辺の田んぼも、黄金色の稲穂ではなくセイタカアワダチソウの黄金色に変わってきた。年に一度、減反政策なのかトラクターを入れる地主もあるが、地主の老齢化は深刻な状況になってきた。
 思えば、隣の地区の広い田園地帯もセイタカアワダチソウならまだ良い方で、土を盛った小山ができたと思ったら、整地をして資材置き場に変わり、別の場所も大きな土盛りで海岸線が見えなくなった場所もある。以前はイネの刈り入れが終わるとすぐ、キャベツ・レタス・白菜などの緑に変わる地帯であったが、爺ちゃん婆ちゃん農業から婆ちゃん農業、不在地主へと変わってきた。
 今、農業政策はどうなっているのだろうか。この深刻さを知ってか知らずか、姿は見えない。
 「里づくりを考えよう」をテーマとする環境みらい下関の「里づくり」政策の活動を、里山の整備から、里地整備へと活動を広げ、里川、里浜、里海などの、環境問題の克服が重要な課題となってきた。この深刻な土地の荒廃を防ぐには、より多くの都市部住民に参加してもらい《里づくり都市》を目指す「環境みらい館」の活動と交流拠点にして、まちづくりを目指していくこととなった。

NPO法人環境みらい下関
事務局長 藤 木 幸 三




2010年2月号

「やまぐち森林づくり県民税」と里づくり

今年5月で法人設立8年目に突入します。参加する会員の創意が活かされ実を結んで、私たちの環境みらい館での活動に手ごたえを感じています。これもみなさんの協力・支援の賜物です。
今、バブル経済が崩壊し、長引く経済不況の中で人々は喘ぎ、日常生活と身近なところで犯罪が多発し、凶悪な事件が起きています。少子高齢化は確実に進行しており、人々は行き先見えない不安を抱いています。
NPO法人が循環型社会の形成を目指し、環境問題を克服する上での重要な指針として「里づくりを考えよう」を一つのテーマとして事業を展開してきました。樹木や草花は、人間が制御しきれない自然にさらされ、荒廃する里山とともに人間の心も荒んできた。
「里づくり」は、里山だけでなく、里地、里川、里浜、里海など周りの自然と身近にかかわるさまざまなケースに適用できます。手入れの行き届いた人間による自然の利用、あるいは、人間の自然へのバランスの取れたかかわり方の作法が、自然の生命力を高めることにつながると考え、平成18年2月に竹林ボランティア「しものせき竹取物語」を結成し「竹林は緑のギャング」を活動テーマとして里づくり事業を進め、実に活き活きと竹林整備や竹細工づくり、竹細工教室に人気が集まっています。
そのような中、この度「やまぐち森林づくり県民税」の見直しが行われ、圧倒的とも言える関係者の賛同を得て、5年間の現行の税制度の継続が決定されました。
公益森林整備事業と竹繁茂防止緊急対策事業を中核とする現行制度に、新たに既事業地での広葉樹の植栽・耕作放棄地での竹繁茂対策・荒廃した海岸林の緑化・荒廃したアカマツ林の再生・自然公園等の植栽等と、森林ボランティア活動に必要な資機材の提供などの項目が新規事業として加わることになりました。
森林づくり県民税制度は、健全な里づくりを目指した「しものせき竹取物語」の活動の目的と共通するものであり、また、志を同じくする多くの人々や団体があることを知りました。
NPO法人の「里づくり」の活動は人づくりと循環型社会の形成とに結びつくはずであり、環境問題を克服する上で重要な指針の一つに違いないと確信し、行政が加わってきたことにより活動に勇気をいただくことになりました。
広域合併成った新しい下関は、都市部と農山漁村地域との交流を密にした、より多くの都市部住民も里づくりにかかわる《里づくり都市》を目指し、「環境みらい館」もそのような《里づくり都市》への交流拠点となれば。

NPO法人環境みらい下関
事務局長 藤 木 幸 三



2010年1月号

「ごみ」という発想を捨てる。~3

 人のごみや分別に対する行動を変えるためには、普通「意識」を変えるように働きかけます。ところが、鈴木さんは「意識」ではなく、「環境」を変えることで、人々の「意識」と「行動」を変えていきました。鈴木さんは、そのために実に様々な取り組みをされましたが、そのなかでも「環境を変えると意識が変わる」という事を象徴する取り組みが、「社内からごみ箱をなくす」というものです。
 社内のごみ資源化を達成するためには、ごみの分別を徹底していかなければなありませんが、ごみ箱があると分別出来ない状態で捨てられてしまいます。鈴木さんは、会議室のごみ箱など普段使わないごみ箱から気付かれないように時間をかけて少しずつ撤去していき、最後には個人も含めた社内のごみ箱を全て取り払ってしまいました。そして、ごみ箱がなくなった代わりに、資源置き場をおもちゃを置くなどして工夫し、楽しく・きれいな空間にすることで、ごみを「ごみ」として置くのではなく、「資源」として分別して置く事を、上から命令しなくても、社員によって自然に行われるように工夫をしていきました。
 もちろん、急にそんな事をしてしまえば、反発は必至ですが、鈴木さんは一人一人とのコミュニケーションを積み重ね、味方になってくれる人を少しずつ増やし、つながりを広げながら実践を進めていき、地道な個人から始まった活動が最終的には上の立場である本社からも認められるようになりました。
 鈴木さんは講演会で、「ごみ」は本来ごみではなく、人々が本来資源として利用できる潜在的可能性をもっているものを、ごみとして扱ってしまう事で、「ごみ」になってしまうことを語られていました。昔の日本ではものが少なかったため、「もの」の価値は高く、ごみとして一度で捨ててしまうのは「もったいない」ため、何度も再生して利用するのが当たり前でした。ところが、高度経済成長で、「もの」があふれかえってしまうと、「もの」の価値に対する意識は下がり、ごみとして一度で捨ててしまう事が当たり前の世の中になってしまいました。私たちは、「ごみ」という現代の発想に縛られて、その「もの」が持つ多様な可能性を見失ってしまうようになりました。鈴木さんの取り組みは、意識を変えるのではなく、環境と人々のつながりを変えることで「もの」が本来ごみではなく、「資源」として甦ることができるという潜在的可能性を、かたちやつながりから働きかけてもらうことで私たちの心に訴えかけているのではないでしょうか。

NPO法人環境みらい下関
会 員  原 田 往 子


2009年度バックナンバー >>>
 

20140121mt
Copyright (C) 2009 kankyo mirai shimonoseki All Rights Reserved
NPO法人 環境みらい下関|〒751-0847  山口県下関市古屋町一丁目18-1|TEL.083-252-7220  FAX.083-252-7222